タイトル | Sweet Memories |
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投稿者 | ミド丸 |
投稿日 | 2017年01月26日 |
『Sweet Memories』 少し前に投稿した『写メ日記の功罪』と言うコラムに頂いたコメントで、コラム内で触れた私にとっての初めてのオキニが退店した事を知りました。 初めて出会ったのは一昨年の12月。 その時の事は今でも鮮明に覚えています。 私にとって旅行先以外で初めて利用するヘルス。 前月に堀之内のソープで暴発してしまい、リベンジを期してこちらでの2回目の風俗に挑みました。 物凄く緊張しながら、3階に受付の有るビルの階段を昇ったのを覚えてます。 ドアを開け意を決して部屋の中へ。 明らかに私より若い、20代と思われるボウイ氏が部屋の奥で掃除中。 私の存在に気づきながらもしばらく放置され、掃除が終わったらカウンターへやってきました。 オープンしたての店なのでボウイ氏もたどたどしく、スムーズに受付が進みません。 そこへドアを開けてもう一人のボウイ氏が入ってきました。 私に『いらっしゃいませ』と声を掛けると、店のシステムの説明を受けます。 この方が店長さんだったと思われます 受付で初めて利用する事を告げ、出てきた写真は3枚。 ホームページでチェックしておいた指名したかった嬢の写真が無く、『どうしよう?』と思って固まっていると店長から助け舟が。 『どのような娘が好みですか?』と店長に聞かれます。 『細身でイチャイチャ好きな娘で』緊張で掠れそうな声を絞り出して答えました。 『だったらこの娘で間違い有りません』 1枚の写真が差し出されます。 当時のナンバーワン嬢の写真でした。 了承して代金を支払い、ホテヘルだったのですぐそばにある安いホテルを紹介されます。 部屋に入ったら電話するように言われてホテルへ。 ホテルの部屋に入りお店に電話をして、嬢の到着をドキドキしながら待ちます。 20分近く待たされるとお店からスマホに着信が。 電話に出ると『お客様すいません、御指名頂いた娘が行けなくなりました』と店長。 続けて『お客様のアンケートを見ましたが、攻め好きとの事なので昨日入店したばかりのMな娘を行かせますんで』と言われます。 動揺していた私は『その娘の名前は?』と聞くのが精一杯。 『○○さんです』と言われ渋々了承。 もうホテルに入ってたので観念するしかない状況でした。 こちらでのヘルスデビュー戦でいきなり振替を経験する事になったのです(-_-;) 前日にホームページでチェックしていたので、その嬢の存在は認識してました。 しかし、当時在籍していた『現役AV女優』と言う肩書きの嬢にしか興味を惹かれていなかったので、その新人嬢の細かいプロフィールはノーチェックだったのです。 当時の私は振替=とんでもないルックスの不人気嬢が来る。 と言う認識でした。 当時は情報局の存在すら知らなかったのですが『とんでもない嬢が来たら、口コミサイトにボロクソ書いて投稿してやる!』と決意して嬢の到着を待ちました。 電話をもらってからさらに10分程待たされたでしょうか、ホテルのインターホンが鳴りました。 諦めの境地で苦笑いを浮かべながらドアを開けるとそこには… およそ風俗とは無縁そうな、普通に街中を歩いていそうな可愛いらしい大学生風の嬢が立ってました。 大ハズレを覚悟していたので、より可愛いく見えたのかも知れません。 1年以上前の事なので、さすがに詳細なプレイ内容は覚えていません。 覚えているのは1発目は手コキ、2発目はフェラで発射した事。 人生で初めておもちゃ(ローター)を使った事。 プレイ後のシャワーで『たくさん会話してくれる人で良かった』と言われた事ぐらいです。 年が明けて1月。 再び彼女に会うために2日前に予約を入れました。 ところが予約前日、体調不良で明日は出勤出来ないと店から連絡が。 明後日に予約をずらしてもらえれば、何時でも優先的に予約させてくれるとの事。 どうしても会いたかった私はその日が仕事始めでしたが、予約を入れました。 2度目の指名。 私にとっては風俗で初の本指名です。 この時の出来事はすっかり忘れていましたが、私が情報局に初めて投稿したコラムに書き記して有りました。 人生初のハットトリックを決めたのもこの時でした^^; 3回目の指名は前回から10日程しか経ってない頃。 さすがに嬢も私の事を覚えていました。 嬢も私に心を許してくれたのか、自分の生い立ちや家庭環境について自ら話してくれました。 予想通り…と言うと失礼かも知れませんが、やはり色々と複雑な家庭環境で育った様です。 同時に彼女の『夢』についても話してくれました。 余りにもささやかな『夢』だったので、今まで彼女がどんな人生を歩んできたのかと思うと、胸が締め付けられそうな思いがしました。 4回目の指名は1月の下旬。 1月だけで3回目の指名でした。 一人の嬢にこれだけハイペースで通うなんて、今の私には考えられません。 いつもの様に店に行きプレイ前のアンケートを記入していると、店の奥から慌てた様子のボウイ氏が。 私の応対をしていた店長に耳打ちすると、二人とも部屋の奥へ。 ボウイ氏が戻ってくると『申し訳ありませんミド丸様、○○ちゃん生理が来てしまいまして…』 私は頭が真っ白に。 特別にスタンプカードにたくさんスタンプを押してもらい『申し訳ありません』と何度も頭を下げるボウイ氏に見送られ店を後にしました。 放心状態になりながら街を彷徨い、他の店に行く事も考えましたがおとなしく家に帰りました。 その日の嬢の写メ日記には、私に対する謝罪がとても申し訳なさそうに記載されていました。 この時の事もコラムにして取り上げて有りました。 仕切り直しの4回目の指名は2月になってから。 確かこの頃から嬢は写メ日記に力を入れ始め、一人一人の客に丁寧にお礼を書いていたと思います。 インターホンが鳴りホテルのドアを開けると、少し泣きそうな顔をした嬢の姿が。 前回のドタキャンでもう指名してもらえないと思っていたそうです。 いつも通り2回発射しましたが、プレイの合間には色々と積もる話をしました。 嬢の夢がかなった事も聞きました。 嬢の夢は『一人暮らしをすること』でした。 部屋の家賃や買った家具の値段を聞いて、金銭感覚の違いに驚いた記憶が有ります。 この日のプレイ後は今まで感じていた満足感が得られませんでした。 マンネリを感じていたのだと思います。 さらにはしばらく後に投稿された他の客に対する写メ日記を見て気持ちが冷めてしまい、もう指名しないことを決意しました。 5回目の指名は思わぬ形になりました。 新人嬢を指名して予約をしていたのですが、その新人嬢がドタキャン。 受付に行くと3枚写真が提示され、その中にもう会わないと決めていた彼女の写真が。 私は店の常連になっていたので、ボウイ氏が他の二人の嬢はやや難がある事を教えてくれました。 こうして思わぬ形で5回目の指名をする事になったのです。 いつもの様に2回発射し、プレイの合間には色々と話しました。 この日は精神的に辛くて仕事を辞めようと決意したものの、思いとどまった事を聞かされました。 また自分を指名していた客が新人嬢を指名して、落ち込んだ事も聞かされました。 遠回しに私の事を言ったのだと思います。 実は少し前にもこの店で新人嬢を指名して遊び、受付でプレイ後のアンケートを書いているのを彼女に見られてしまったのです。 プレイ後のシャワーを浴び、着替えた後の帰り際『私は負けず嫌いだからこの業界で有名になりたい』 彼女はそう宣言していました。 『だからこれからも応援してね?』と私に問いかけ、私は『うん』と応じました。 『うん』と返事はしましたが、心の中では改めて決意しました。 彼女に会うのはこれで最後だと。 ホテルの部屋を退出し、帰りのエレベーターに乗り込むと彼女は私の頬に突然のキス。 驚いて彼女の方を見ると照れ笑いを浮かべてました。 彼女にとっては浮気されたものの、また自分を指名してくれた事に対する『感謝のキス』だったのだと思います。 しかし、私にとっては『別れのキス』となりました。 店の受付の有るビルの前で別れ、次の客の元へと向かう彼女の背中に『さようなら、体に気をつけて頑張って』と心の中で告げました。 私は彼女が有名になるのを望みませんでした。 4回目の指名後に気持ちがほぼ冷めていたとは言え、彼女の言葉が『これからも応援してね』だけだったら6回目の指名が有ったかも知れません。 数日後、彼女の写メ日記を見てみると『貰ったチョコレートが美味しい!ゆっくり味わって食べてます』と書かれてました。 私が最後に指名した時にプレゼントしたアメリカ土産のチョコレートです。 その写メ日記を見て少しだけ罪悪感を感じました。 ドタキャンされなければ、新人嬢にプレゼントする筈のチョコレートだったのですから… それからの彼女は望み通り有名になり、店の看板嬢となりました。 ヘ○ンネットで行われた投票企画で、彼女の働くエリアのホテヘル部門で上位にランキングされていました。 その後も時折写メ日記はチェックしていましたが、段々と見る機会も少なくなり、全く彼女の事は気に留めなくなりました。 彼女とは振替で出会い、最後の指名も振替。 出来過ぎたドラマみたいに思えます。 彼女と過ごした時間は計算すると約8時間。 たったの約8時間ですが、多くの事を教えられました。 客と嬢との距離感は近すぎては駄目だと言う事。 距離感が近すぎると自分(客)が苦しむ事になる事。 嬢について深く知り過ぎない方が良い事等々… これから先、とても魅力的な嬢に出会いのめり込む事が有るかも知れません。 それでもこの時経験した事を思い出せば、道に迷う事なくちゃんと元の場所へ帰れる気がしているのです。 ドタキャン・振替・遅刻・架空出勤… この店ではあらゆるトラブルを経験しました。 しかし、この時の経験が元になって今はトラブルに対する備えが出来る様になりました。 嬢の遅刻に備えてホテルの時間は長めにする。 ドタキャンに備えて、同じ時間に妥協出来る嬢が出勤してるかチェックしておく。 妥協出来る嬢がいなかった時の為に、近隣の他の店のチェックもしておく。 情報局を知ったのもこのお店のおかげです。 口コミを投稿すると1000円キャッシュバックだったので、それ目当てで情報局に投稿をしたのがきっかけです。 彼女がお店を辞めた後の事は知る由も有りません。 まだこの業界で働いているのか、或いは業界から足を洗って穏やかに暮らしているのか… 願わくば後者であって欲しいなと思います。 一昨年12月から昨年3月にかけての私が風俗通いを始めたばかりの頃の話。 ちょっとほろ苦くもあったSweet Memoriesでした。 | |
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