タイトル | 嬢曰く、行儀のいい客=いい客? 賢者タイムの末に。 |
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投稿者 | 投手王国レッドバージョン |
投稿日 | 2022年03月31日 |
『嬢曰く、行儀のいい客=いい客? 賢者タイムの末に。』 馴染みになったお嬢さんにお話しを聞いた。 私の風俗デビューが今年入ってからでもう馴染みということはどっぷりということだ。 そこで、じっくり色々と"風俗の営業"について私は興味を持った。私自身営業の仕事を生業にしてることもあり、この特殊な環境における営業について色々と話してみたくなったのだ。いわゆる賢者タイムというやつだろう。 私の質問は踏み込んだ「どんなお客様がいるんですか?やばい人もいますか?」と聞いた。 そして彼女は答えてくれる。 「お客様の中には受け入れがたいひどいことをする人もいる」 「だから、無難ないしは落ち着いてる人がいいお客様」 私は「たしかにな」と納得はしていた。いくらお金を払ってるとはいえ神様ではないと営業をしているからこそ分かることもある。 しかし、忌憚なくこう話すということはこれが本音なのか建前なのかは別として、ある程度認知してもらいたい事柄だということは確かだ。さらに深堀して私は聞いてみた。 「つまり、行儀のいいお客様=いいお客様?」 少々意地悪な質問だとは思う。 しかし彼女も腹を割って話してくれたと思い、私も包み隠すことない質問を投げかけた。 そして彼女は答える。 「それは言い過ぎだけど、それはそれで嬉しいな」 「でも飽きられるのは仕方ないけれど、飽きさせるのは違うと思う」 「私が無難で行儀が良すぎると飽きられる可能性もあるし、つけいる隙を作ってしまう可能性がある」 なるほど。だからこの方はいつも堂々としているんだと納得した。 たしかにお会いした時などはしっかりと歓迎を挨拶をしてくれるが、これも純粋な感謝の一つで別に遜った訳ではないと理解をした所で一つ疑問が残った。 「じゃあ、またきてねというのは本音?建前?」 うふふと微笑んだ後にうーんと考え込む。 彼女の的をついてしまったのかもしれない。さすがに踏み込みすぎた質問に私も二度と会えなくなってしまうのではないか?と色々なことが脳内をめぐる時間は一生のようにも感じた。 「どっちでしょうね…。 …………なんてね。」 「本音ですよ。だって私は会いに来てもらうのがお仕事ですからね。」 「逆に会いに来たくないと思わせるようなことはしたくない。いつのまにか忘れられてしまってるくらいのほうがお客様の日常の中に彩りがでて、自然と私が消滅してるほうが前向きに進んでると思いませんか?」 あまりに美しい回答に拍手をしてしまった。 イケイケベンチャー社長の生ぬるい綺麗ごととは違う。これはリアルの綺麗ごとだ。回答としては80点くらいだ。 100点の回答は「本音」と答えて脚色するのがベストだとは思うが、これは腹を割ってない可能性を感じさせる回答ではある。しかし自分を押し殺してこういうことが言える人が最上なのは間違いはない。 しかし、彼女は本心で答えたと思わせる、包み隠さない回答に拍手を送りたい。 私としても本音と本音のやりとりができてよかったと思う。しかし次回電話で予約をしようとしたらNGになっているかもしれないが。 そして彼女は帰り際にこう言った。 「また来たくなったらおいで」 はぁ~~なるほど。これは考えさせられる一言だ。私がお客様であれば「なめているのか」と言い出してもおかしくはないシチュエーションではある。仮に牛丼屋だとしたらカンカンなのかもしれない。 しかし、これが私が若い頃からお世話になっている地元のそば屋の女将に言われた一言ならどうだろうか。 「またおりを見て伺いますね。お体にはお気をつけて。」 と答えるに違いない。 人と人の繋がりを大事にしたい私は彼女にとっては「行儀のいい客」なのかもしれないが、今回のこの回答で心底良かったと思っている。私は行儀のいい客から更にランクアップして「信者」になったのかもしれない。 私は抜いていただいた後、半裸でこんな話をした賢者だ。決して行儀はよくない。 賢者タイムが過ぎて、ろくでもない痴れ者になったが、出禁になっていなかったら「信者」でありたい。 次の3Pコースを選んで賢者タイムになったのちに、ボクらの時代をやりたいと思う。 | |
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