タイトル | 動かざること山の如し |
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投稿者 | 洗濯屋のケンちゃん |
投稿日 | 2022年02月07日 |
『動かざること山の如し』 小説を書いた余韻も落ち着きましたし(登場人物の裏設定と続きとか次のプロットとか、しばらく思考がそこから離れないのです笑)、久しぶりに昔話でもしましょうか(^-^*) 私の昔話は「良い話」系が多いので、たまにはそうでない話を。 時期は「日本沈没」姫さん、元「お茶挽き嬢」が退店して1~2年した頃でした。 なんせ50分15,000円ほどと安い店だったので、それからもたまに行っていたのですが、やはりオキニさんにしたいような姫さんとはそうそう巡り会うものではなく、いや、そもそもその時期には他の店にオキニさんがいたっけか? まあとにかく、行く度に違う姫さんに入っていたわけです。 そんな時期の話です。 当時、情報誌のその店のページに、大衆店には珍しいほどの美人が掲載されていました。 1ページの半分ほどを使って大々的にプッシュされていました。 パネマジは当然ありそうなこととはいえ、アイドル並みに可愛いかったので、何度か電話して予約をとろうとしたのでさが、やはりというかいつもいっぱいで予約をとることは叶いませんでした。 そうこうするうちに数ヶ月が経ち、彼女の予約をとることはすっかり諦めた私は、普通にフリーでその店に行きました。 その店、当時は待合室の壁に在籍姫のポラロイド写真が貼ってあり、フリーの客はそれを見て姫さんの指名ができたのでした。 すると、ボーイさんが示した「今、案内可能な女の子」の中にいたんですよ、その美形の子が。 空いてるんだ! ちょっと不審に思わないでもなかったのです。 どうしてこの予約不可能姫が空いていてフリーでふらっと入った私に指名できるのか? でもまあ、これだけの美形だし、超パネマジだったり最悪サービス地雷だったとしても、話のネタにはなるよね(笑) てわけで、指名しましたよ(笑) するとお迎えにきたのは、写真よりさらに美形! なぜこんな大衆店に、どころか高級店にもそうはいないような可愛い子でした。 これは大当たりか!と有頂天になって部屋に入るも、スグニコレハナンカおかしいぞ?という空気が。 彼女、部屋に入るなり床にペタッと座り込んでタバコを吸い始めました。 いや、タバコは良いんですよ。当時は喫煙率が高く、成人男子はほぼ100%吸ってましたし(未成年でも50%くらい吸ってたかも笑)、ソープ嬢の喫煙率もほとんど100%近かったですから、個室でタバコを吸うことそのものは珍しくも何ともない光景でしたから。 しかし。 部屋に入っていきなり? しかもここは50分の店だぞ?あまりまったりしてる時間はないんだぞ? でも、この店は時間が短いし と言うと、彼女は吐き捨てるように言いました。 だからって男があんまりガツガツするもんじゃないわよ (いや、男ってガツガツするもんだが…) みんな何を焦ってるんだか (あんたがこんな調子だから焦るんだろ?) みんなヤルことしか考えてないんだから (だってここはそういう場所…) わたしたちだって1人の女の子だよ (うーん…) で、嫌な客でもいたの? と聞いてしまったのが運の尽き(笑) まあ喋ること喋ること(笑) でも、聞いてるとそんなにたいした話じゃないんですよね。 部屋でまったりしてたら、早く風呂に行こう、って急かされたとか、浴槽でいきなり○れようとしてきたとか、まあ当事者じゃないのではっきりとは分からないけど、普通のソープの客の範疇を超えないような気がするんだがなぁ。 そのうち彼女、聞き捨てならないことを言い出しました。 だいたい10分も○れてるなんていい加減にしてほしいわ …え?ちょっと待って 10分で長すぎるっての? いや、俺もそんな長持ちする方じゃないけど、それでも少しでも長く楽しんでいたいと思うものなんだけどね それでもこっちは苦痛なのよ 客を金だ金だって思いながら耐えてるのよ …あー、言いよった。ソープ嬢として客の前では決して言ってはならんことを言いよった。 私も若かった。カチンときた私はタメを作って一瞬の沈黙が訪れたタイミングで言い放ってしまいました。 お客を"お金"としか見てないのだったら、客からも"穴"としてしか見てもらえなくても仕方ないと思うよ … …… ………… あー言っちゃった。ほら、空気が凍りついたよ(笑) どうするよ、まだ20分以上も時間があるぞ。 この凍った空気の中で耐えろっての? もう帰ろうかと思っていたら、突然彼女が立ち上がって服を脱ぎ始めました。 さ、やることやろうよ と全裸になってベッドに横たわりました。 アイドルでも女優でも通用する容姿の美女が目の前で全裸で横たわっています。 スタイルも抜群でした。仰向けになっても形が崩れないおっぱいに自然にくびれている腰のライン、美術品のような裸体でした。 脚を開いていたので、その奥の"具"まで見えてました。それがまた小ぶりで色も良くてまあ(笑) しかし。 我がうまい棒、動かざること山の如し(笑) ピクリともしません。そりゃしませんてば。 あの会話の後でどうしろと?(笑) 彼女はしばらく硬い表情で横たわっていましたが、そのままの姿勢で言いました。 穴にしか見えないんじゃなかったの? ……いや、今は穴にすら見えないよ やがて彼女は無言のまま起き上がり、服を着てそこで時間となりました。 結局、部屋を出るまで彼女とは言葉を交わしませんでした。 こうして私はこの若さで(当時20代半ば)、「不動のうまい棒」を経験してしまうハメになったのでした(笑) この歳になればもう珍しくもないですけどね(笑) その翌月の情報誌には、もう彼女の名前も写真も載ってませんでした。辞めたんだろな。 多分リピーターは極端に少なく、クレームもあっただろうと思います。だからフリーで入った私がすんなり彼女に入れたんですよきっと。 まあ向いてないというより、彼女には無理だったんでしょうね。 まあ、あれだけの容姿ですから、他に生きていく場所を見つけることができていたならいいな、とは思います。 | |
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