タイトル | 最後の客 |
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投稿者 | 洗濯屋のケンちゃん |
投稿日 | 2021年06月05日 |
『最後の客』 先のコラム『店につく客、姫につく客』を書いていて思い出した話です。 要するに姫が無双モードになった、って繋がりなのですが(笑) 時期は平成の初期くらいだったかと。 何年前、とか書くと自らショックを受けるのでやめときます(笑) ある時、ある店の女の子を目当てに出撃いたしました。私のホームグラウンドである東海地方のソープです。 待合室で待っていたのですが、何やらえらく待たされます。 挙げ句の果てにボーイさんが済まなそうな顔をして、彼女は体調を崩して帰ってしまいました、と。 ありゃー、ドタキャンか。仕方ねーな。 もう時間は夜10時半になろうとしていて、他の女の子もみんなラスト枠が入ってしまい、どうにもならないので入浴料を返してもらってとぼとぼと駐車場に向かって歩き出しました。 今から他の店に行っても女の子はみんなラスト枠の客が入ってるか退勤してしまってるかだろうし、なんか余計ムラムラするけどここは大人しく帰るしかなさそうな状況でした。 すると、駐車場の近くの店の前にボーイさんがイスに座ってタバコを吹かしていました。 当時は既に客引きが禁止されていたので、到着した客の案内係がヒマを持て余してる、って風情でした。 そのおっちゃんが私に軽く手を振って、「よう、兄ちゃん、今夜は楽しめたか?」と話しかけてきたので、「いやぁ、ドタキャンされて虚しく帰るところです」と答えました。 そうかそりゃあ残念だったなぁ 大方、前の客に乱暴なことされて大事なところでも傷めたんじゃないか? あぁそうか、そういう可能性もあるのか なら仕方ないなぁ そういうこともあるさ ところで兄ちゃん、タバコどう? あ、じゃあ1本いただきます と、店の前で2人してタバコを吹かしていたわけです(笑) するとボーイのおっちゃんが言うには、 お?そういえばうちの店、1人女の子が空いてるぞ 入ってくか? え?そうなの? どんな子? まさか俺の母親と同じ歳なんてことないですよね?(笑) 兄ちゃんの母ちゃんの歳なんて知らんけどな(笑) まあ兄ちゃんと同年代くらいじゃねーか? 美人じゃないけどいい子だぞ おっちゃんが薦めるなら入っていこうかな このまま帰ってもムラムラするだけだろうし と話がまとまりかけました。 するとおっちゃん、 ちょっと待ってな もう客も来ないだろうってんで、帰り支度をしてるかもしれんから、確認してくるわ と言って店の中に引っ込みました。 私がそれまでおっちゃんが座っていたイスに替わりに座ってタバコを吹かしていると、すぐおっちゃんが出てきて、 もう帰り支度してたけど、大丈夫だってよ 入ってくか? あ、じゃあお願いします というわけでその店に入ることになったわけです。 店に入ると、なんとフロントの横に姫さんが立っていました。 確かに美人ではない。少なくともビジュアルだけで客が取れる容姿ではありませんでした。 スタイルも際立って良い、というわけでもなく、要するに普通の女性、という風情でした。 年齢はボーイさんの言うとおり、当時の私と同年代、おそらく3歳は違わないだろな、という感じ。 しかもこれ、私服でしょ? 私服なので余計「普通」に見えたのかもしれません。 でもそれはともかくとして、私服ってことは、ほんとに帰り支度してて、まさにもう帰ろうとしてたのでは? ほんとにいいの?大丈夫? と聞くと、彼女は うん大丈夫だよ 実は今日で最後なの 横からおっちゃんが、 この子、今日で店を辞めるんだよ ちゃんと最後の客、って意識して接客したかったんだってよ と補足してきました。 夜も早い時間帯についた客が今のところ最終客だったのですが、その時はこの客が最後かどうかはまだ分からなかったので、ちょっとモヤモヤしながら帰りかけたところに私がふらふら通りかかった、ということのようです(笑) えと、時間は? ここ、いくら? 今からだったら閉店まで1時間しかないけど、まあ90分でいいよ 金はさっき兄ちゃんがドタキャン食らった店と同じでいいから とバタバタとコースと料金が決まりました。 後で調べたら、ドタキャン食らった店より少し高い店でした(^^; 部屋に入って服を脱ぎながら、 今日で辞めるって移籍するの? と聞くと ううん、卒業だよ もう次の仕事も決まってるんだ ああそうなんだ、卒業だったらおめでとうだね うん、ありがと でも最後だからちょっと我が儘言っても良い? なに? 流れとか無視して私の好きなようにやらせてくれる? ……穫って食うんじゃなければ(笑) 食わないわよ(笑) でも、別の意味では食べちゃうんだぞ~(笑) そっちの意味なら大歓迎だよ(笑) というアホな会話をしながらイスで洗体が始まりました。 私のうまい棒(そんなに長くない笑)をエロい手つきで洗って勃たせて、そのうまい棒を見ながらしばし何やら考え込んでいます。 その、私のうまい棒を弄びながら物思いに耽るような顔を見て、「あ、この子可愛い」とドキリとしました。 ねえ、潜りイスってされたことある? いや、ないよ (当時は前述のコラムより前の時期) なんか吉原でする子がいるらしいんだよね ちょっとやってみていい? ほんとに今日で卒業なの?(笑) 向上心ありまくりやん(笑) これは向上心じゃなくて単なる好奇心だよ(笑) と言いながらイスに潜ろうとしますが、うまくいきません。 えー?なんで抜けられないのー? とかボヤきながらも、何とか下から私の玉とか蟻の戸渡りあたりを舌で刺激しようと頑張っています。 ア○ルにはどうにも届きそうにありません。 こちらとしても、その苦闘ぶりに気が向いてしまって、正直快感を味わうどころではない(笑) ちっ、やっぱよく分かんないや と、しばらく悪戦苦闘してましたが諦めモードに(笑) 後で分かったのですが、そもそもここのイスは潜りイスができるイスではなかった(笑) それからも彼女の無双モードは続き、マットでは「新技を試していい?」と言って、今で言うカエルキックのような技を始めたのですが、勢い余って私の玉に蹴りを入れてしまい、私、別の意味で悶絶しました(笑) さて、そんなこんなで風呂場では笑いが絶えず、楽しかったのですがエロいムードは盛り上がらず、彼女が ごめんねー 我が儘言って良いっても、ちょっと自由すぎたよね なんて反省しながらベッドへ よし、ベッドではマジメにやるからね と彼女も気合いが入ってます(笑) 丁寧なフェラがあり、やがて彼女が「上になっていい?」って聞いて私の上に乗ってきました。 ゆっくり腰を回すように動かしています。 気持ち良いけど、追いつめられるような動きじゃないな、と思っていたら、何やらうまい棒の先端がコリコリしたものに当たるような… すると彼女、身体を少し反らせた見るからにちょっと苦しそうな体勢になり、腰の動きもシンプルな上下運動になりました。 うまい棒の先端がピ○○ンする度にコリゴリしたものに当たります。 眉間に皺を寄せながら目をつぶり、唇をきゅっと引き締めて一心不乱に腰を振る彼女を見て、この日2回目で「あ、この子可愛い」って思いました(^-^*) ……これ、さては彼女、自分の気持ち良いポイント(子○口)に当ててるな? そのうち彼女、身体を小刻みに震わせて動きを止めてしまいました。どうやらイったようです。 この間、無言(笑) イクならイクイク!とかリップサービスも交えてくれれば良いのに(笑) どうやら最後はとことん自分の欲望に素直になってるようです(笑) ほぼ素になってる(笑) なら、俺も素になってちょっとサービスしてあげようか、とぐったりした彼女を抱き寄せて体勢を入れ替えて上になりました。 彼女が気持ちいい角度やポイントはもう分かってるからね(^-^*) 彼女の呼吸が落ち着くまではゆっくり動いて彼女の感触を楽しみ、それからおもむろに彼女の高感度ポイントを刺激して何回かイってもらいました。 彼女の反応も良い、というか終始無言なのは変わらないのですが(笑)、吐く息の乱れっぷりが激しくて可愛い(^-^*) 時々意図せずに声が漏れるのでしょう、その漏れる声が「くぇっ」とか「ふひゃ」とか、いちいち面白い(笑) また、角度がちょっとズレると、自分で腰の角度を調節して当てにきてます。 イクときも相変わらず申告はなし(笑) 私の腕や肩をつかんだ手が硬直すると「そろそろ来るな」と分かるのですが、イクときも細かい痙攣のような全身の震えの後、急に全身が弛緩するので分かりやすい。 例によって「ふひーー」みたいなヘンな声も漏れますし(笑) そして最後は自分の気持ちいい角度に変えてたっぷり楽しみました。 なんか自分の彼女としてるみたいな良い時間でしたね(^-^*) 今これを書いていて思うのですが、彼女のそれまでのソープ嬢としての仕事ぶりは想像するしかないのですが、彼女の"素のセ○○ス"が声を出すのを我慢して自分の快感を内に溜め込むタイプだったのであれば、彼女はソープ嬢としては、大多数の客にとってあまり魅力的ではなかったのかもな、と思います。 素の彼女のセ○○スは魅力的でしたが、仕事であれを毎回していたら、彼女の心が持つまい。 そして器用に仕事用の演技ができるタイプにも思えませんでしたから。 後で彼女が「自分は不人気嬢だった」と告白するシーンがありますが、なるほど、といったところです(^-^*) 素の彼女は魅力的でしたけどね。 話を戻しますが、 なんかすっかり我が儘につきあわせてしまってごめんね いや、俺も楽しかったよ と彼女のラスト枠が終わったわけです。 ここから先は余談なのですが(でも自分的にはここからが本題です笑)、彼女がこの後お茶しない?と言うので、カフェに行きました。 今はもうありませんが、当時はソープ街からそれほど離れていないところに午前2時まで営業しているカフェがあって、仕事帰りの姫さんたちの溜まり場になっていたのです。 (このカフェ関連では他にちょっと面白い話もあるので、そのうちコラムに書くかも) そこで彼女が話すには、どうやら彼女は人気嬢ではなかったらしいです。 2年やってきたけど、たくさんお客さんが入るのは新人の頃だけで、新人の賞味期間が切れた後はどれだけ馴染みのお客さんを捕まえているかが勝負なんだよね 新人の頃は店も積極的に宣伝してくれてフリーの客も入れてくれるけど、新人は次から次へと入ってくるからねぇ 何ヶ月か経つとお客さんもガクンと減っちゃって、その時にリピートしてくれるお客さんがいないと、ほんとに辛いんだよね 今年に入ってからお茶引く回数が増えてきて(お茶を引く、とは客が1人もつかずに1日を終えること、ご存じだとは思いますが念のため)、先月なんて半分くらいの日がお茶引きで、さすがにこれはもうダメだ、と思って卒業することにしたんだよね (補足ですが、この話がおそらく9月のことで、その前月の8月は、昔からソープ業界では客の入りが少ない月で、"にっぱち"つまり2月と8月なんて呼ばれてました) 結局さぁ、私の「女」ってたいして商品価値がなかったんだなぁって落ち込んじゃうよね。 顔だけで売れるとは自分でも思ってなかったけど、それなりに努力はしたんだけどね。 でも最後にちょっと鬱憤を晴らせて良かった ありがとね やっぱイスとかマットとか、ちゃんと修得するのは大変だということが分かったし、やっぱ潮時なんだなって何となく納得できたから うーん、さっきのセ○○スは俺は十分すぎるほど楽しかったよ ○○さんが例えば彼女だったら、俺は君の身体に溺れるね、きっと おお、嬉しいこと言ってくれるね ま、ソープ嬢としては売れなくても、誰か特定の数人に売れれば人生何とかなるんじゃないの? まあ、そういうもんだと思わなきゃ悔しさだけが残っちゃうもんね と言いながらも、ニヤリとしたかと思うと悪い顔(笑)になって、 ……まだちょっと物足りないな… ね、ラブホに行ってもう1回、してく? その顔、本日3回目で「やっぱこの子、可愛いわ」と思ったのですが、時刻は午前2時になろうとしてますし、そもそもそんなに連続ではできんてば(笑) いやいやさすがにもう無理だって(笑) 俺、連射は効かない方だから(笑) 後日、なら良いけど?(笑) いや、今夜じゃなければ意味ないから ま、そうだろうね 私も明日からはソープ嬢じゃないからね。 いきずりの男とセ○○スなんてしない身持ちの堅い女になるから 売れずに辞めるなんて納得できなかったけど、踏ん切りもついたから その言葉を聞いて、何だかなるほど、と思って、 あぁそうか それで最後の仕事は「仕事」にしなかったんだ と言いました。 すると彼女は神妙な顔になって私の顔をのぞき込み、 ごめん やっぱり気を悪くしたよね? と言うので、誤解を与えてしまったと慌てて、 いや違う違う ほんとに単なる偶然だったけど、人の人生の岐路に立ち会えた感慨を噛みしめてるだけだって と言ったら、彼女、またニヤッと悪い顔になって(笑) ね、やっぱりラブホでやってこか と言いました。 その顔、再び「うわ、この子可愛い」って思っちゃいました。 思っちゃいましたが、 それはやっぱり無理でしょ 今からラブホに行っても、ベッドに横になったとたん、俺きっと寝るよ? あはは、それは私もそうかも それにね、もう一度やったら、多分俺が実はヘタクソなのがバレるから(笑) あはは、でも今の私なら、あなたがどんなにヘタッピでもイキまくるよきっと それは光栄すぎるけど、でも明日の○○さんは違うでしょ? ……うん、そうだよね でなきゃダメだよね お店の中での縁だから、お店の中で終わらせなきゃダメなんだよね だよね …そろそろこの店も閉店する時間だし、そろそろ帰ろうか? てことで、家の近くまで送ってくれ、と言う彼女を乗せて帰ったのでした。 家の場所、知られても良いわけ? と聞いたのですが、来週には引っ越すから良いのですと。 ま、というわけで、彼女は今頃どうしてるのやら。 ずっと忘れてて今さらなんですが、今が幸せだといいな。 ま、彼女なら逞しく生きてそうですけどね(^-^*) | |
この風俗コラムへの応援コメント(6件中、最新3件)
- aki@kt(79)2021/6/23>>洗濯屋のケンちゃん(15)の『最後の客』のコラム洗濯屋のケンちゃん 様
最後の客コラム拝読しました。
図らずも彼女にとっての救世主になった上
鬱憤晴らしにも貢献できましたね。
心のモヤモヤだけでなく頭の中も整理でき
良い再スタートを切れたと思います。
私が姫の最終日を見届けたのは1回のみで
最後の客になりたい願望もありましたけど
最終日に寂しい思いをさせたくないという
気持ちもありました。
このコラムの様に最後だから試す事だとか
腹を割った話まではなくて極力今まで通り
お話をしたつもりです。
それが良かったのかは分かりませんが。
ありがとうございました。