言ってしまった痛恨の一言その２　復活編(笑) - 洗濯屋のケンちゃんの風俗コラム ｜口コミ風俗情報局

その１の悲劇編、第二話からの続きです。
オキニに対して致命的な一言を口に出してしまった私、ここからどうリカバリーするのか？

いやいや「演技」ってのはお芝居という意味ではなくてフィギュアや体操の選手がやる競技としての演技に近い意味で…
あかんやんか。結局意味は同じやんけ。これ却下(笑)

…ダメだ。どう考えても上手く言い逃れはできそうにないわ。これは正直に説明するしか。
というわけで残り時間は少なかったのですが（実際、延長するハメに）説明を始めました。
いつの間にか私、ベッドの上で正座してましたよ(笑)
フルチンで正座したのは人生、後にも先にもこの時だけですわ(笑)　…今のところ(笑)

ちゃんと感じてくれてるのは分かったけど、それに演技を上乗せしてたのも分かった。
でもそれをネガティブに感じたわけではなく、むしろ上手に俺を盛り上げてくれてるって感謝してるし、そういう気持ちで余韻を楽しんでいたからこそ、とっさにあんな言葉が出てしまった、とまあこんな意味のことを。

ずっとうつ伏せになったままで話を聞いていた彼女がやがて起き上がって私を見たのですが、その目に涙が溜まっているのを見て私は心底震え上がりました(笑)
でも彼女は「うん、分かった」と。
最初は幸せな気分でいたところに突然冷水をぶっかけられたようで、息が止まるほどショックだったし、今でもまだショックは残ってるけど意味は分かった。

恐る恐る「俺、また来ても良いの？」って聞いたらようやく少し笑顔になって「それはもちろんだよ。来るときはちゃんとラストに来てね」と。

このちょっと前から、好きなお客さんは口開けかラストに来てくれるのが良い、と聞いて口開けはさすがに無理なのでラストに来ていたのでした。
口開けならその日のテンションが上がるし、ラストなら１日を気持ちよく終えられるから、なんだそうです。（これ、割と多くの女の子から聞いた）


さて後日談です。

それからしばらくして、私が離任してその地を離れるときが近づいてきました。
彼女には離任して帰る前の日に来るから、と言っていたのですが、その日は１時間早く来てダブルで入りました。ダブルっても60分ダブルなので120分なのですが。
何故かその店は「ダブル」というシステムがない店で、60分余計に取るのに20分延長×3という面倒くさい取り方をしなければならず、しかも総額は60分×2より高くなるのですが、最後だしいいや、と。

彼女は「あれ？１時間早いじゃん」って驚いてました。伝わってないんかい(笑)　いい加減な店だな。
「２時間も取ってもらっても、私それで間を持たせるほど引き出しがないよ？」って不安そうに言うのをチッチッチと指を振ってみせて（今時そんなゼスチャーするやついるんか？笑）、そうじゃない、この２時間は俺が自分の引き出しを総動員するための時間なのだよ(笑)

引き出し、と偉そうに言ったけど、種明かしをすれば２時間確保した時点で引き出しはほぼ全開です(笑)
何度も通って互いに気心も十分知り、信頼感に基づいたリラックスしてくれれば、もうテクニックなんて不要です。（裏を返せばそうでない女の子を確実にイカせるテクは私にはありませんｷｯﾊﾟﾘ）
かくして風呂場で浴槽でベッドでイチャイチャしながら彼女も何度もマジイキして、真っ赤に紅潮して汗で髪の毛を貼り付かせた顔で「今度は演技入ってないからね」と言わせました(^-^*)
互いにプレゼントも交換し、最後の夜ってことで終わってから彼女の退勤途中に一緒にラーメン食べに行き、ラストナイトを楽しく過ごすことができたのでした。

さらに後日談です。

離任したとはいえ、その街にはその後も年に２～３回は来る仕事がありました。
離任後３ヵ月、最初にその街に来たときに、また彼女に会えるかなと店に電話をしたら、彼女は辞めましたと。
え～？そういえば目標額が貯まったからそろそろ辞めるとは言ってたけど、こんなに早くとは。

が、ふと思いついていつ辞めたのか聞いたら、何と私が最後に入ったあの夜の翌日、つまりあれが彼女にとっても最後の夜だったのでした。
その前々からこの日を最後に辞めるということになっていたのだとか。
そうかぁ、彼女、ソープ嬢としての最後の客を俺に選んでくれたんだ、ってちょっと泣きそうになりました。

実はあの時に彼女から貰ったプレゼント、まだ持ってるというか使ってます。
仕事で日常的に使うモノ、つまり家族の目にはほぼ触れないモノを選ぶあたり、良い子だったなー、と今でもたまにそのモノを使うときに彼女を思い出します。
今、幸せに暮らしてたらいいな、と（みんなに言ってる気もするけど笑）思います。