風俗店のお仕事～お店の七不思議 - ロッシュの風俗コラム ｜口コミ風俗情報局

子供の頃は怪談話が大好きだった私。大好きなTV番組に『あなたの知らない世界』というのがありましたが、欠かさず視てましたね。20代になっても、霊なんて一度も見ることは無かった私・・自分には霊感が無いんだな・・と悟り、しまいには、そんなものは存在しないんだ、と次第に興味が無くなって行きました。

それでも子供の頃に埋め込まれた霊という存在の先入観は強いらしく・・存在する訳がないと思いながらも、今だに100％はぬぐい去れないのも正直なところ。これは、神様なんて居る訳ねーじゃん、と思いながら、初詣ではついお参りしちゃうのと同じ心理ですかね？

さて、私がかつて働いていた箱ヘルでも、霊に関する迷信はいくつかありました。

1)ラップ現象
嬢が待機中の部屋から突然コールが鳴る。『ガラス割れた～！！』
（はぁ！？）窓なんて無いし、鏡でも割っちゃたか！？と思い部屋へ駆けつける。
『バキンッ！て言って～』と嬢。室内をチェックするが何の異状も無い。「何にも壊れてないけど・・」 『鏡割れたよ～！』 「・・どこも割れてないよ。」

その嬢は何かが怖かったのか？ 1ヶ月程で辞めてしまいました。
それから数ヵ月後だったか？その店で長年の嬢が魔除けのお守りをその部屋に飾っていたのをたまたま見かける。『この部屋やばくって。待機してると突然パキッ！とか言うことあるし、絶対何か居るわ。』え・・？ かつて辞めてしまった嬢の『鏡割れた～！騒動』を思い出す・・。
木造の古民家などでは、寒暖差、冬の乾燥などで木がきしみ、ミシッ、ギギ～ッ、とか音が鳴ると言いますが？

2)謎の髪の毛
部屋によって何かとその部屋を使う嬢が決まっている傾向もあり・・『私はこの部屋がいい』とか『私あの部屋は嫌』・・などがありますので、可能な範囲でその要望を呑みます。

閉店後の掃除片付けの際、ある部屋に限っていつもベットの上にやたら髪の毛が沢山落ちている部屋が。その部屋を使うのはいつも同じ嬢が多いので、（○○ちゃん抜け毛多いな・・）と思っていたのですが、○○ちゃんに限らず、誰が使っても、その部屋だけは、いつも抜け毛が異常に落ちている事に気がつく。
（なんでこの部屋だけいつもこんなに髪の毛があるんだ！？）部屋の間取り、設備的にも他の部屋とほとんど変わらないし・・この部屋ゆえの理由が何かあるのだろうが、私には原因が分かりませんでした。髪の毛をDNA鑑定でもして誰の髪の毛がどのくらいあるか分析すれば原因が分かるかもしれませんが、誰のものでもない髪の毛が出てきてしまったりして！？
この件だけは、私がその原因について皆目見当がつかない不思議現象でした。
ちなみに私の家は今だに沢山の嬢たちの髪の毛が・・靴下や身体にくっ付いて持ち帰ってしまうようです。プレイボーイさながら・・イヤな部屋だ。（汗）

3)すぐ切れる電球
部屋の電球、他の部屋は半年～1年近くもつのに、ある部屋だけ何故か3ヶ月程ですぐ切れてしまう。しかも突然勝手に消えることも・・接触が悪いわけではないし、スイッチを入れ直すとまた点く。何か電気系統に不備があるのかな・・？
頻繁に電球交換するのにイライラしていたので、その部屋だけLEDに変える。これで10年位は保つだろう、と思いきや、1年もしないうちにまた切れる・・（ナンテコッタ！）と思いながら、再びLEDをリトライするが、今度は3ヶ月程度でまた切れる・・（LEDの意味ねーじゃんっ）と普通の電球に戻す。
単なる設備不良なのか、それとも摩訶不思議な力の影響か！？

4)和服の女性
閉店後の掃除の際、部屋の片付けを終えて、廊下に出た際、廊下の先の角をさっと曲がって消える女性の姿が。（あれっ？○○ちゃんまだいたの？）その日最後まで接客していた嬢かと思ったが・・時間はAM2時頃。そんなハズは無い。1時間以上前にとっくに全員帰っているはず。他の男性スタッフかな？タオルやシーツを持ったスタッフが通っただけかもしれない。他の部屋で片付けしていたスタッフに「今、そこ通った？」と聞いてみたところ、返事はNo。
白っぽい和服で裸足の華奢な足元・・女性に間違いない。でも、その日和服なんか着ている女の子は居なかったし・・でも確かに女の子だったよな？ と思いながら、まぁいいや、と、あまり考えないことにする。私が霊らしい？ものを見たのは、その一回限りでした。

目に映ったものを識別する際、人間の脳は過去の経験からそれに合致する物を記憶の中から探し出し、当てはめるらしいですが。
廊下を動く影＝人間だろう ＋白いひらひらする感じ＝女性の衣装だろう ＋そこに混じるピンク色っぽい色合い＝女性の足・・という感じか？ それに加えて、かつてある嬢から『あの浴衣着た女の子誰？新人？』と聞かれた事があった。「え？今日はゆかた着てる子なんていないよ。」
私の脳に入っているそれらの記憶・・一瞬しか見えなかったその白っぽい影を合理的に納得の行くよう「和服の女性の足」と脳が無理やり判断したのかも？同じものを幼い子供が見ていたら、「うさぎだ～！」と言っていたかもしれない。
この件の原因は、おそらく簡単に言うと目の錯覚かな。閉店後で疲れていたし。

・・という感じで、特定の部屋に限らず、あちらこちらの部屋で何かとうさん臭い現象があるお店。専門的に調査すれば、きっと全て科学的に証明できる事ばかりなのでしょうが。
その他、猫の鳴き声、廊下がきしむ音、勝手に開く扉、などいくつかありますが、たいした話では無いので書くのは止めときます。（いつもながらだいぶ長文になっているし・・）上記も対して面白い話は無かったかもしれませんが。（汗）

どこの店でも何かと怪談話はつきものの風俗店。部屋中鏡だらけだし、合わせ鏡も所々にある。霊が寄り付くにはいい条件なのかもしれません！？ 確かに閉店後の深夜、暗く静まり返った店内は、ちょっと怖いかも・・。

風俗店は、どこも老朽化が進み何かと設備に問題がありがちです。捉え方次第で心霊現象に思えてしまうような事が起きるのは、おかしくないでしょう。
今や法律上、新築はもちろん、改築すらできない風俗店。店舗の見取り図が変わってしまう工事をすると新たに営業許可を取り直す必要があります。
でもこの申請は通らない・・営業許可を出すのは各都道府県の公安なので、地域によって温度差があるかもしれませんが、州ごとに法律が異なるアメリカなどとは異なり、右へ習えの日本人、他人と違うことをすると批判されて叩かれる・・今ではたぶんどこの地域も同じでしょうが、東京都は、かつての『暴走老人』の意向からか！？（笑）絶対に通らない。

・・そういえば、知事が変わってからか（？）歌舞伎町のキャッチがやたら増え、今や以前と変わらない状況にありますね・・。話がどんどんそれますが（汗）、最近、歌舞伎町を歩いていると、『警官＋店員らしき人＋ぼったくられたらしい客』の組み合わせを見かけることがちょいちょいあります。
以前は、店員が警官に問い詰められている様子が定番でしたが、最近は、客が警官に説教されているケースが増えてきました。民事不介入の警察官、犯罪ではない単なるトラブル対応に付き合わされ、説教したくなる気持ちも分かります。。
今ではボッタクリ店も入店前にちゃんと料金説明をして説明義務を果たし、トラブった際、自分たちには非が無いように上手いことやっているようです。「\5,000ポッキリ！」とかいう手口では、詐欺罪で警察が介入できるので、今ではあまりやらなくなったのかもしれませんね？
合意の上で入店しているのだから、どんなに高額な料金請求でも、ボッタクリ！とは言い返せない・・最近あった事ですが、「払うしかないね。」と警官にあっさり言われた私の知人。
冷静に考えれば異常な料金設定にも関わらず、酔っ払っていると判断力は落ち、気持ちも大きくなっているのか、ついつい安易に入店してしまうのでしょうね・・入店時の事もその後の事も何一つ覚えていないその知人・・くれぐれも飲み過ぎには気をつけましょう。。

話がそれましたが、、という訳で、風俗店はどこも内装の間取りを変更しない様な補強と修繕のみでなんとかやり凌いでいますが、老朽化が進む一方です。せめて倒壊や防災のための改修は認めてあげないと、今後、悲惨な事故がどんどん発生し始めちゃうのではないか？と心配になります。火災報知器の設置義務期限は数年前に過ぎてますが、今だに設置してない風俗店も多いのでは！？矛盾した法律のぶつかり合いから、解決策がなく、黙認せざるを得ない状況に陥っているのではないだろか（？）と思います。

このままいけば、箱はいずれ全て無くなってしまうのかな？と思えてきます。それでも吉原のあの町並みが消えて無くなってしまう事は、私には想像し難いですが。

いろんな店を経験してきた嬢、嬢の話によると、店舗型の風俗店では、どこでも何かと怪談話があるようです。古びた店内で夜の遅い時間、窓も無い狭い部屋に一人きり、しかも疲れてフラフラの状況では、嬢がおかしなものを見てしまうのは、仕方がないのかも知れませんね。

そんな都市伝説・・信じるか信じないかはあなた次第ですが、(^-^;) 箱の経験が長い嬢は、一つや二つ怪談話を持っていると思います。興味がある方は、嬢に聞いてみては？