タイトル | 風俗店のお仕事~エピローグ |
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投稿者 | ロッシュ |
投稿日 | 2015年02月15日 |
『風俗店のお仕事~エピローグ』 数日前に投稿したコラムの続き・・私が一番長く、かつ最後に勤めていた店を去ってから2ヶ月ほど後のある日のこと。 元同僚:「〇〇ちゃん!(私の事)今どこで働いてるの?」 私:「いや、もう風俗は離れたので。」 元同僚:「え~そうなの! 〇〇ちゃん、女の子引き抜いて、他の店に移っちゃったのかと思ったよ~。女の子みんな変わっちゃったし、今タイヘンなんだから。戻ってきてよ~」 私:(苦笑い) 歌舞伎町を歩いていた私。場所的に時間的にその元同僚は私が出勤途中だと思ったらしい。(確かに、コイツでは私の代わりは務まらんだろうし・・大変だろうな・・)と思いながら、「がんばってね!」と言って手を振って分かれる。 その日、家に帰った後、どうしても心に引っかかった彼の言葉が気になって(女の子引き抜いて?)、恐る恐る元働いていたその店のHPを開く。HPを見るのは店を去ってから初めての事でした。 (あれ!?)女の子が居ない・・。いや、数は十分いるのだが、私が在勤中に在籍していた子が・・・10人以上居なくなっている。しかもそれまでその店の柱と言える嬢たちばかりが軒並み皆居なくなっている・・思えば皆、私が親密にしていた子ばかり。 もう関係無いながら、(やばいじゃんっ)と血の気が引く感じを覚える。。 自己陶酔かもしれませんが、私の存在が嬢の励みとなっていた事は間違いないという自負心と、戦地に置き去りにしてしまった自責の念の狭間に・・何とも言えない感傷に襲われてしまいました。 私のしてきた事は間違っていなかったんだ・・でも見捨てて逃げてしまった。。 新しく入った子達を見ると、まあまあ可愛い子が揃っている感じ。ボカシが入っているとは言え、毎日素顔とボカシの写真を見比べていた私には、ボカシの裏の素顔は見透かせてしまう眼力がいつの間にか何故かついてしまっている・・。この子は間違いなく可愛いな、この子はちょっと・・。 世代交代はいずれやってくるもの。私の存在がお店にとって、嬢にとって、お客様にとって、どれほど価値のあるものであったのか、分かりませんが、時代とともに、風俗の歴史は永遠と続いて行くものなのだと思います。 江戸時代から永く続く風俗の歴史。いや、ヨーロッパにおいては紀元前からの長い歴史である風俗です。私が風俗業に足を踏み入れようと思ったきっかけであるでもあるドラマ「仁」。そして吉原の不遇な遊女たちの投込み寺。もう一度、吉原の神社へと参拝しに行こうと思います。 | |
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