タイトル | 性風俗業って斜陽産業なの?(風俗業の統計的分析)➁拡大業種編 |
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投稿者 | hireidenton |
投稿日 | 2017年12月09日 |
『性風俗業って斜陽産業なの?(風俗業の統計的分析)➁拡大業種編』 前回のコラムで、風俗産業は、実は斜陽産業ではなく、平成26年の件数は平成19年と比較して増加していると書きました。 では、この増加に寄与しているのはなんなんでしょうか。 結論から言うと、デリヘルとラブホテルです。 デリヘルは、平成19年の11,236件から平成26年の19,297件へと、約1.7倍に増加しています。 すごい勢いですね! 同様にラブホテルを見ると、平成19年の4,031件から平成26年の5,940件へと約1.5倍に増加しています。 ただし、こちらはちょっと事情が異なるようです。 平成23年に件数が一気に2,600件増えていまして、これが何かというと、法令の改正があったようです。 細かくは書きませんが、実質的にラブホテルなのに法令上シティホテルという扱いで届け出していたホテルが多数あったようで、 こういうものをきちんとラブホテルとして扱うように法令変更したようです。 この特殊要因を考慮しないと、毎年100件前後件数が少なくなっているので、むしろ、斜陽産業と言えそうです。 素人的には儲かりそうなビジネスだと思われるのですが、いろいろあるんでしょうね。 若者の車離れとかも地味に影響しているんでしょうか。 これ以外にも、件数自体は小さいけれども、右肩上がりで件数を伸ばしている業態があります。 アダルトビデオ等通信販売と映像送信型性風俗特殊営業(アダルトサイトやライブチャット等)です。 前者は835件から1,194件へと1.4倍に増加、後者は811件から2,380件へと約3倍に増加しています。 金をかけないで自宅で手軽に抜いている人が増加しているということなんでしょうか。 アダルトビデオ問題がメディアでクローズアップされた時に、この業界は斜陽産業だといっていましたが、統計的にはそうは見えないですね。 まあ、数が増えてれば良いというものではなく、競争が激しくなって、1社あたりの利益が少なくなっているのかもしれませんが。 今回は、風俗店の登録件数増加に寄与している業態に焦点を当てましたが、次回は、今回取り上げなかった、数を減らしている元気のない業種にスポットを当てようと思います。 | |
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