タイトル | オタクが風俗に行った話05 |
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投稿者 | エンドゥー |
投稿日 | 2021年02月24日 |
『オタクが風俗に行った話05』 今から性癖の話をしよう。 筆者は口淫が好きである。 好きであると言うと語弊があるが、好きなのである。 だって体験したことがないのだから、憧れのプレイである。 人生の中で性行為に発展した関係は何度かあるが、 普通の女性はそういうことしないのか、何も言わないとしてくれなかった。 そして俺は何も言わなかった。 言わない俺が悪いのか、聞かないあなたが悪いのか。 今となっては誰にも解らないのである。 その為、口淫とはアダルトビデオや風俗店だけのファンタジーだと思っていた。 まぁそんな訳で初めての口淫である。 温かいけど痛くもなく若干くすぐったい、そして特に気持ちよくもない、というのが第一印象であった。 ジュボジュボというよりも、ぐもぐもみたいな。 潤滑油が足りないのではないか、いや気持ちいいと言えば気持ちいいのだが不思議な感覚。 しばらく愚息を咥えられ、嬢と目が合わなくなって油断したのか突然、俺は我に返る。 お店の天井にあるミラーボールを眺めて考えた。 いかん、このままではいかん、両方の意味で愚息もイかん。 学生の時にELTのライブに何かのご縁で行ったことがある。 昔の俺も今とあいも変わらず地蔵で、ライブ中に拍手は盛大にするがあとは見ているだけ。 そんなライブの中、ボーカルの持田香織さんがこれから盛り上がる後半戦に入るから、 いつもやっているアレをやろうと思いますと言うと会場が沸いた。 彼女は腕を挙げ「アホになる気はあんのか、お前ら!」とファンを煽る。 そうである、アホにならねばならん。 おそらくこれは彼女が、プロの風俗嬢である彼女が行うサービスという名の舞台である。 初めて風俗店に来た男を優しく丁寧に射精へと導こうとする女性という役柄を演じる嬢。 ならば俺もそれに応えなければならんのだ、初めて風俗店に来た男として。 風俗店でこんなこと考えるバカが、いやアホが一人誕生した。 アホになる気ができた。 とりあえず気持ちよくなろうと嬢の脇の下から手を入れおっぱいを揉む。 やはりおっぱいが好きである。 あいも変わらずやはり柔らかい。 なんとなく愚息も気持ちよくなってきたが、やはりもう少し足りない。 時折、ストロークが速くなると特に変化は無いがリアクションをすることにする。 すると嬢も呼応するように攻めの具合が変わってきた。 なるほど彼女を盛り上げるためにちゃんと返さねばならない。 ここには俺以外の客はいないのだから。 | |