タイトル | 【情勢激変!!】ポイントカード、大きく変わってきました |
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投稿者 | nognog |
投稿日 | 2023年05月18日 |
『【情勢激変!!】ポイントカード、大きく変わってきました』 2019年に「【ポイント貯めてますか?】風俗店のポイントカード事情」というコラムを書きましたが、最近ポイントカードの事情が大きく変わってきましたので、改めてお話ししたいと思います。 [以前ご紹介したことの復習から] ポイントカードはその形態から4つの世代に分かれます。多くの場合お店の会員証を兼ねており、会員番号を言えば予約ができます。 第1世代:紙のポイントカードにスタンプ押しまたは紙の割引チケット 第2世代:磁気式やリライト式 第3世代:バーコード 第4世代:スマホのアプリ 世代が新しいほど後から出てきた形態ですが、第1世代である紙のポイントカードもいまだ幅広く使われているのが現状です。 ということでした。 [第2世代はほぼ消滅か] その後の4年間で「第2世代」にあたる磁気式やリライト式のポイントカードは多くが姿を消しました。これは磁気式やリライト式のリーダ/ライターが更新時期を迎えた際に、他の形態に移行してしまったためです。 移行先で意外と多いのが「第1世代」の紙のカードに逆戻りしてしまったパターンです。発行コストが安くて済むことが理由と思われます。 [伸びなかった第4世代] またこの4年間に伸びると思われていたスマホのアプリは意外と伸びませんでした。ユーザーからすればお店やグループ毎にアプリを入れるのは手間ですし、二の足を踏んでしまうのも事実だと思います。 #この辺は交通系アプリも同じですよね。JRだけでも「えきねっと」「EXアプリ」「e5489」「JR九州ネット予約」と4種類あります。全部入れるのは面倒ですから私のスマホには「えきねっと」だけ入れています。 [代わって登場した第5世代] 伸びなかった第4世代に代わって登場したのが「風俗ポータルによるポイントシステム」です。 これは風俗ポータルがポイントサービスを管理するもので、スマホ上にポイントカードを表示させ、お店を利用する際に提示すればポイントの積算や利用ができるものです。もちろんポイント残高はいつでも確認できます。 お客さんは自分の好きなお店のポイントカードのみ作成すればよく、自身のページからポイントのページにアクセスするだけですからお店毎にアプリを入れる必要がなく便利です。 現状では他店のポイントとは合算できず、そのお店が閉店したらポイントは消えてしまうというデメリットはあります。 [第5世代は今後伸びるのか?] この風俗ポータルによるポイントシステム、昨年秋から運用が始まっていますが、当方が調べた範囲ではかなりの周到さを感じています。 ポイントカードのシステムはポータル自らが開発するのではなくオンラインのポイントサービスと提携しその会社のシステムを使用しています。既存のシステムを利用するため導入までのスピードを一気に上げることができます。一から開発していれば追いつけないどころか引き離されるだけになってしまいます。 さらに提携するシステム会社が個人情報保護の体制が適切であることを認証するプライバシーマークを取得していることに私は注目しています。 個人情報保護の体制認証はプライバシーマークの他にもISMSなどがあるのですが、いずれも風俗店やポータルなどは審査してもらえず取得できないことになっているようです。そこでプライバシーマークやISMSを取得した会社と提携することで間接的に個人情報の保護体制を保証できるという裏技を使っているのです。 このように既に実績のある一般向けのサービスを風俗店向けに転用するスキームを使えば決済代行などもセキュアにスピーディーに実現可能と考えられます。一部の大手ポータルが予約から決済、ポイント管理までを握ることになると特に首都圏にある中小のポータルは淘汰圧力が強まり相当に苦しくなるでしょう。 [最後に・・・] 実は紙のポイントカードは割引に使われないまま死蔵または捨てられることが多く、一部のお店はそれを見越してポイントカードでの割引額を高めに設定していたケースもありました。 ポイントカードがオンライン化されればポイントの利用率が上がるのではないかと言われており、紙のカードの時代よりも割引額が渋めになるかも知れませんね。 | |
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