タイトル | 初日/中日/楽日 |
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投稿者 | aki@kt |
投稿日 | 2023年04月01日 |
『初日/中日/楽日』 皆さんこんにちは! aki@kt です。 3年前にコラム『休み明け/休み前』を投稿しました。 馴染みの姫達の休み明けの口開けや休み前のラスト枠に入ってみるという話です。 新規客を相手にするより馴染み客の方が心身両面の負担が少ないかと考えていました。 今回はストリップ劇場における初日と楽日に加えて中日の話を書いてみます。 スト活されている方にはおさらい程度ですが何か参考になれば幸いです。 ────────── 【まずはおさらい】 [初日/中日/楽日って?] 演劇や大相撲にもある用語なのでご存知かと思いますが念の為。 ・初日(しょにち):興行期間の最初の日 ・中日(なかび):興行期間の真ん中の日 ・楽日(らくび):興行期間の最後の日 千秋楽の日という意味 大相撲の本場所ですと15日間の興行ですので8日目が中日です。 初日・中日・千秋楽が全て日曜日になるので分かりやすいですね。 [ストリップ劇場の興行期間] 1年前に東の師匠のコラムで解説されたのでご存知の方は多いかと思います。 月の上旬・中旬・下旬をそれぞれ興行期間の単位としています。 それぞれ頭・中・結と呼んで区別します。 (読み方は『あたま・なか・けつ』です) この単位で香盤:踊り子さんの組み合わせが変わります。 頭と中は10日間ですが結は月により異なって8〜11日間です。 この期間の最初の日が初日で最終日が楽日と呼ばれます。 (中日については後述) 31日まである月の場合だと結は31日を楽日とする劇場が大半です。 一部の劇場は31日を休館日としますが年末はこれが逆転します。 12結は30日を楽日にして正月の公演に備えて大晦日を休館日とする劇場が大半です。 例外は大阪の2劇場で大晦日から1頭として11日間興行です。 この興行期間の単位ですが浅草にある劇場は長くなっています。 例えば頭と中の2週で20日間の場合や1ヶ月丸々同一公演という場合もありますね。 ────────── 改めてストリップ劇場の初日/中日/楽日について書いてみます。 【初日の劇場】 踊り子さん毎に状況は異なりますが緊張感を持って初日を迎えるのは同じです。 前日までオフだった場合上手く踊れるのかと不安な部分もあるでしょう。 新作初出しだったりすると尚更ですね。 遠征先だと前乗りする必要もあります。 前日まで別の劇場に乗っていて連投だと更に大変です。 関東在住で関東の劇場同士なら通勤の行程が変わる程度かも知れません。 ここに遠征が絡むと初日の早朝から新幹線に飛び乗って次の劇場へ向かう事になります。 そして衣装等の荷物を劇場へ送ったのに当日届いていないのもあるあるです。 演目の段取り等も事前に劇場スタッフと確認してますがアクシデントは付き物です。 そんな事もあって初日は色々と手探りです。 その週に出す予定の演目も初日は減らす事で様子見をする踊り子さんもいます。 初日の客入りは劇場や香盤や曜日に左右されます。 例えば前日の前週楽日が大盛況だった場合は反動でマッタリする事もあります。 そんな状況でも来てくれた客に踊り子さんも感謝の気持ちが溢れています。 私も時々初日に訪れる事がありますが意外とそういう雰囲気は好きです。 もし初めて劇場を訪れた日が偶然初日だった場合はそんな背景も想像してみて下さい。 ────────── 【中日の劇場】 基本10日間で真ん中ってドコ?という疑問が浮かぶのではないかと思います。 10日間の場合は5日目が中日だそうです。 中日を終えたら前半終了で折り返しです。 踊り子さんも中日を迎えると色々と感慨深い気持ちになる様ですね。 ストリップでは『中日替え』(なかびがえ)というものがあります。 これは週の前半と後半で出す演目を一部又は全部替えるというものです。 これは週に複数回通う常連客に対して色々な演目を観てもらいたいとの配慮でしょう。 コアなファンなら前半も後半も訪れて観たくなってしまいますね。 劇場によっては一部の踊り子さん同士が前半後半で替わるなんて事もあります。 ────────── 【楽日の劇場】 楽日になると踊り子さんも走り切った安堵や観客への感謝が溢れてきます。 一方で劇場を離れる準備も始めます。 翌週に乗る踊り子さんの為にも楽屋を綺麗に片付ける必要がありますからね。 踊り子さん自身が翌日から乗る劇場へ向けて衣装等の荷物を送る場合もあります。 その場合は楽日前日や楽日の1回目で演目を終えて荷造りする必要があります。 楽日は演目順が変わったり演目数を減らして対処する踊り子さんがいますね。 常連客の多くは踊り子さんを労う為に楽日も劇場へ訪れます。 踊り子さんの帰りの荷物を増やさない為にも楽日の差し入れは控えめです。 あらかじめ楽日の差し入れを遠慮するという表明をする踊り子さんもいます。 楽日の客入りも劇場や香盤や曜日に左右されます。 週末の楽日だと結構盛況になります。 最終回も撮影の長い列ができて『またね』と別れの挨拶が交わされます。 終演後は踊り子さん達で打ち上げもあるかと思います。 ただ翌日からオフになる踊り子さんもいれば初日を迎える踊り子さんもいます。 打ち上げも軽いものになるでしょうか。 今後全く同じ香盤というのは恐らくないので貴重な時間ですね。 皆さんお疲れ様でした。 ────────── 1〜2公演単位で観劇すると感じない事でも1日単位で眺めると景色が変わります。 初めての皆さんや久し振りに訪れる皆さんも日による違いを感じてみて下さい。 駄文にお付き合い頂き ありがとうございました。 | |
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