『正体を明かしてみた』という話 - 風のヒューイの風俗コラム ｜口コミ風俗情報局

こんな俺ですがちっぽけな会社を運営しております。

元来人見知りであまり人と接するのが得意ではないのですが、会社なんかをやっているとやれ打ち合わせだ、やれ会議だ、やれ飲み会だと人に会うのも仕事のうちと、コロナ禍前は毎日大変な状況でした。
それがコロナの影響もあり飲み会や宴会は基本なくなって、会議なんかもオンラインでという世の中で人に会う回数が格段に減って、これに関しては良かったなあと思うわけです。

しかしながら当然のこと、対面の打ち合わせがゼロになるわけでなく、先日もある方と打ち合わせがありました。
この人、仮にN氏としましょう。
歳はアラフォーくらい、ハンサムでオシャレでまさにイケてる若手社長。仕事もかなりやり手で、最近はメディアにもけっこう登場しています。
俺とはかれこれ10年くらいの付き合いでこれまでもいろんな現場でご一緒してきました。
最近N氏はネット雑誌にコラムを寄稿していて相変わらず切り口鋭い読み応えのあるコラムだったのでそのことを話題に盛り上がりました。

俺「いやー、相変わらず斬新な視点でおもしろかったですよ。」
N「ありがとうございます。でも◯さん（俺）の企画書とかよく読ませていただいて、◯さんも文章力あるなといつも思ってるんですよね。何か文章とか書かれてたりするのですか？」

と聞かれて、俺の書く文章ってこちら情報局の投稿くらいやん、と思ったわけですがなぜかN氏にそのことを言ってみたくなったのです。
でもこれはなかなかリスキーですよね。
N氏は風俗なんて絶対行かないタイプだし、俺はこの界隈では真面目で通っているのでやはり風俗なんて無縁と思われてる…言って『誰得？』って気もしましたが妙に言いたくて仕方ない。
で、気付いたら口が勝手に(^^;

俺「実はですね、ここだけの話にしていただきたいのですが、僕もある業界でコラムなんかを書いてまして…」
N「ほうほう、それは興味深いですね、で、何の業界？」
俺「Nさんきっと軽蔑しますよ。」
N「いやいや、僕は偏見のない人間ですから。」

そうなんです、N氏はとても見識の広い人で人を軽蔑することがない。だから俺も言おうと思ったのかもしれません。この見識広いN氏が風俗というものをどう捉えているか興味があったのです。

俺「絶対誰にも言わないでくださいよ、実は風俗業界のサイトに投稿してまして。」
N「ふ、ふ、風俗？？？あの、社会風俗とかではなくてそのつまり…」
俺「そう、性風俗の方です。」

いつも冷静沈着なN氏が混乱しているのがわかります。混乱するN氏を見るのは初めてなので俺はちょっと楽しくなってきました。

N「それはその、寄稿してギャラの出る感じ？」
俺「いやいや、そんなことはないですが評価をいただければいくらか支払われることもあります。」
N「いや、それけっこう凄い話ですよ！でもまさか◯さんが風俗って…それって風俗店にも行かれるってことですよね？」
俺「もちろんですよ。まあ今はもう行ってないのですが前は投稿するためにけっこうな頻度で。」

俺の一言一句にN氏は目を白黒させてます。
様々な業界に顔の利くN氏ですがさすがに風俗関係には知り合いはいないようで、元来いろんなことに興味を持つ性格なのも相まって偏見ではなく関心が強いようで質問が止まりません。

N「◯さんのコラム、ぜひ読みたいんですけど。」
俺「それは勘弁してください。いちおうハンドルネームで寄稿してますがやはり知り合いに読まれるのはちょっとね(^^;」
N「そうですかーそれは残念。でも風俗がお好きとは意外でした。」
俺「はははっ、意外とスケベなんですよ。でもいちおう使命感みたいなものもあるんですよ。」
N「と言いますと？」
俺「とかく風俗というとやはり偏見を持つ方も多いんですよ。でも働いている人にも行く人にも事情はあるわけですよ。」
N「はい。」
俺「別に正義感振りかざすつもりもありませんし偽善ぶるつもりもないのですが、正しく遊べばそんな変なとこでもないし楽しいとこだとも思うわけです。で、そういうのを少しでも伝えたいと思いまして。」
俺「それにこれも文化の一部分でもあると思うんですが昨今はこの業界も厳しいみたいです。コロナもですがその前から風俗行く人も減ってる感じだし。ちなみにNさん風俗は？」
N「いやいや、行ったことないですよ！」
俺「連れてってあげましょうか？（ニヤリ）」
N「いやいや、僕は妻一筋でして。でも…」
俺「でも？」
N「◯さんのお話聞くまで自分の中にいささかの偏見があったのかもしれません。でもお話聞くと今はそういうのもなくなっている自分もいます。」
俺「それは良かったです。」

風俗人口を増やすのには失敗しましたが少なくとも風俗に偏見を持つ人をひとり減らせたかな、とは思えたのでまあ良かった(^^)