タイトル | 忘れるの |
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投稿者 | サトナカ |
投稿日 | 2020年04月02日 |
『忘れるの』 「しんどかったやろな」 「はい」 「オレもしんどかったけどな」 「2人ともしんどかった」 覚えておられる方も多いと思います。 「黄桜」のCMで盃を交わしながら小林が江川に掛けた言葉です。 その時 何故か このシーンとこの言葉が脳裏に浮かんできました。 少し雰囲気が変わっていました。 時間が経ったということなのでしょう。 もうあの時の自分とは違う。 多分思っているより私はこの世界に染まったの。 そのときの心情を聞きました。 ・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・ 涙を浮かべていました。 泣かないつもりだったのに・・・ そんな だったんだね。 僕は・・・ ゴメン 察してあげられなかった。 ううん でも あの時 何故 あんなに周りが気になったのかな? 今なら・・・ あの時も頑張れると思ったの。けど ダメだった。 今は 私 少し強くなったよ。 でも もう限界 これ以上は続けられない。 いろんなものも失った。 ここでのことは記憶から消すの。忘れなくてはならない。全部忘れるの。 そう決めたの。 当時のことを少し話しました。2人とも全部覚えていました。些細なことも昨日のことのように全部。 一つ一つの思い出を拾い上げながら少しだけ笑いました。残念ながら そして当然ながら あの頃の無心の楽しさとは違っていました。笑いながらどこかで寂しさも感じていました。 僕は変わっていないそうです。 成長してないんだな・・・ いや そんなことはないさ。 そうだ お酒が少し強くなったんだ。 うん 荒れてたものね。 知ってたのか・・・ 知ってたよ・・・ 「しんどかったやろな」 「はい」 「オレもしんどかったけどな」 「2人ともしんどかった」 | |
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