修羅場？！ - muffinの風俗コラム ｜口コミ風俗情報局

5年ほど前になりますが、
小生は80円/ドルを切る
超アゲンストにもめげず、
輸出拡販の社長特命を受け
主要マーケットのアジア圏へ
毎月のように出向いて
おりました。

当初慣れない時分には
会食以外はホテルでPCに向かい
出張報告を作成するなど
大人しくしていました。

少しずつ慣れ始めた何度か目の
出張にて訪れた中国華南地区、
慰労をかねて商社マンに連れられ
赴いたとあるカラオケ店で
要領も分からず直感で嬢を指名。

ハメを外す商社マンを尻目に
やや覚めた態度で行儀良く
世間話を続けました。

お決まりのように電話番号を
聞かれ番号交換し、ホテルに
戻り就寝しようとした頃に
ショートメールで｢ありがとう、
楽しかった｣と送信。

特段何もなく予定を終え帰国。

その後たまにメールのやり取りを
する程度でしたが、2～3ヶ月後に
商談不調に終わり憂さ晴らしに
再訪したそのカラオケ店で当然
彼女を再指名。聞くところによると
初回来店時の紳士的な振る舞いが
好印象だったと。

意気投合し｢次回はデートね♪｣と
言ってはみたもの半信半疑。

決して二枚目でもない薄らハゲの
中年オヤジになびくはずもないと
疑念は抱きつつ、香港デートの約束が
まとまり、出張予定をやりくりし
プライベートで再会。

積極的な彼女の誘いに｢据え膳食わぬは...｣
と応え、結局彼女はそのまま一泊。

その後は華南出張の度にカラオケ店
勤務を終えた彼女が当方の泊まるホテルに
来てくれ逢瀬を重ねることに。

空港へ迎えに来てくれたり、
市街地のホテルへ向かうリムジンバス
後方席で結構際どくイチャイチャしたり、
彼女のアパートへ案内されたり、
食べ歩きに付き合い、
ビリヤードに興じたり、
出張目的の営業の成果は
決して芳しいものではありません
でしたが、充実した出張生活(オフタイム)を
過ごさせてもらいました。
（ほどなく彼女はチーママに昇格）

初見から1年半ほど過ぎた
ある出張時に、上司同行で
会食が長引いたため逢瀬の
時間が作れず、それを
浮気を疑った彼女が怒り心頭に。

酔った顔してホテルに戻った
私の姿を、ロビーソファの陰で
見ていたらしく、彼女は部屋に押しかけて
きて口論となり、あわや取っ組みあいの
修羅場一歩手前に。

｢いつか恋は冷めるもの｣。
結局、その時を境に気持ちが
行き違うようになり...

数ヶ月後には小生も国内営業部門へ
部署異動となり、海外出張の機会も
無くなり関係は完全に途絶えました。

もちろん接待や慰労会等で
融通が利く彼女のカラオケ店を
利用することはありましたが、
それ以上の金銭的な対価を求める
ことも無かった彼女。
小生が既婚・子持ちであることも
もちろん知っており、
巷では反日感情が高まりを見せていた
時節でもあり、本名も所属する会社も
知っていた(名刺を渡していた)ので、
その気になれば何かしらの過度な要求を
突きつけられるなり、脅すなり
｢修羅場｣になってもおかしくない
危うい状況であったにも関わらず、
それ以上の何かを求めようとしなかった彼女。

いま思い返しても不思議なそして
ちょっと甘酸っぱい貴重な体験でした。

長々とお付き合いいただきありがとう
ございました。