タイトル | 風俗、わが旅 第伍話 決戦、第二丁目歌舞伎町 |
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投稿者 | ルーリー9nine |
投稿日 | 2016年02月11日 |
『風俗、わが旅 第伍話 決戦、第二丁目歌舞伎町』 今回のサブタイトル名はエヴァ〇ゲリオンの第六話を元ネタにしており、話数はシンクロしておりませんが、内容に鑑み、各位にはご了承くだされますよう、御願い致します。m(_ _)m 時に西暦2012年10月上旬、秋葉原と神田の間にあるとあるビルの地階…いかにもアングラな風情を醸し出す地下スタジオで開催される撮影会に足を踏み入れる私。とある個人撮影会※、モデルはAV女優。 ※ 団体撮影会に対する個人撮影会。個人が開催する意味ではなく、モデル相手に1対1の個人が撮影するということ。マンションの1室をスタジオにするか大フロアをパーテーションで仕切った場合のどちらもある。 声優の故・塩沢兼人は、機動戦士ガンダムで敵ジオン公国のNo.2キシリア・ザビの腹心マ・クベ大佐の役で 「 ジオンはあと10年は戦える…」 という有名な台詞をつぶやき、ドラマ中盤のクライマックス・オデッサ作戦を締めくくった。( 主人公・アムロのライバル・シャアが1クールぶりに復活するのは次の回だ ) マ・クベというのは、稲垣吾郎が似ていると木村拓哉が番組中に指摘した、見るからに神経質そうな軍官僚型の策士というキャラクターだが、話のポイントはそこではない、『10年』の方だ。 この撮影会のモデル・桃瀬えみるは、オケベ系グラビア雑誌BeppinやCreamの制服・水着グラビアを皮切りに、約10年のタレント活動から引退しようとしていたのだった。 卵形の輪郭にセミロングのストレートヘアー、シャープな目元、鼻にかかったちょい甘めの声…ちょっとエッチな雰囲気の女の子。小柄で、脱げば中肉にお椀形の〇ッパイ、黒々としたアンダーヘアー…顔も身体も好みで、不足しているのは清楚さと黒髪ではないこと。 男性向けオケベ雑誌のモデル以来10年近く、ずっとメディアで見てきたが、会うのはこの日が初めて。この時期、滅多に近場での販促イベントや撮影会が無く、なかなか会う機会を掴まえられなかったが、引退間近になって都内のいくつかの個人撮影会に出演するようになっていた。 価格は30ないし32Kくらいだったと思う。女優の場合にありがちな『どこのスタジオでも一律』だったが、それよりも開催日の一日で8から10枠の予約を取るのが至難の技。スケジュールが深夜にアップされるや即完売続き。長谷川美紅のように、ようやく取れた今回がほとんど最後に近い機会だった。いや、彼女は引退が公表されていたので、尚更に取りにくかった。 吉原の大衆店の80分から100分コースに入れるくらいの価格。たかだか撮影会にこの金額を払うのは高いと思われる向きも多かろう。TVには進出してなかったがそこそこ知名度のある、レンタルビデオのお店単位のランキングではベスト10の常連程度には売れっ子の女優。それをモデルに個室で1対1、しかもオールヌードを撮影できるのである。 桃瀬えみるがBeppinやBeppinHigh-School、Creamなどのオケベ系雑誌で制服、水着、下着のグラビアに登場した時は私には衝撃的だった。00年代のグラビアで最大に好みのタイプが現れたからだ。 アイドルなら清楚というキーワードが重要だが、オケベ雑誌のグラビアモデルには萌の要素を排除した純粋助平な気持ちで相手を測る事は否定しない。 桃瀬えみるには脱ぐ前からいずれ脱ぎそうな気配がプンプンと臭っていた、前世紀の金沢文子の時のようなソレが。『 水着・下着グラビア、イメージDVD→セミヌード( 又はヘアヌード )のグラビア、イメージDVD→AV 』…という流れに乗っていることは容易に推察され、実際にその通りになった。 しかしAV女優とは言えアイドル系、純粋に助平な目線がありつつも、排除していたはずの萌え要素もある程度は混在するのもやむを得ない。 逆に、一般的なアイドルに対しても萌えるだけでなく助平な妄想も抱くように、ひとつの要素、ひとつの感情だけが有るのではない。AV女優やセクシーグラビアモデル相手にも、部分的にはアイドルに対するような心理が存在する事は有り得ない事ではない。やはり桃瀬えみるは、少なくとも私の中では広義のアイドルであったのだ、長谷川美紅のように。ならばこそ、是が非でも高額な参加費を払ってでも、機会の有る内に会いに行く理由もモチベーションもあったのだ。 もっとも、長谷川美紅がポーズフリーだったのに対し桃瀬えみるはポーズ制限があり、秘部は撮れない。例えば背面からのポーズでは足を閉じるので、お尻の肉部は撮れても粘膜部は写りはしない。正面からでも足は閉じたまま。座ってのM字開脚も手でVゾーンを隠した状態。 そもそも1メートル以内には接近しない制限も課せられている。通常のポーズフリーだと、直接触れたりしなければ近接する事も珍しくはない。それを強引に撮ろうとすれば、モデルはポージングをやめ、隣室に控えているスタッフが撮影を止めに入る事になるのだ。 事務所に所属する女優だけに、罰金、賠償金の請求をされる…という事は、こういう撮影会に初めて参加する際には必ず説明があり、署名捺印を求められるのである。 ともあれ、長谷川美紅をはるかに上回る長い間…約10年間好きだった桃瀬えみるを、引退間際に念願叶って初の対面機会の撮影会。それが長谷川美紅と直接会った翌日のことだったという、まぁ、なんと濃い二日間なのだろう。 それは去り行く者とこれからも会える者…桃瀬えみるは終わり、長谷川美紅は未来の始まり。そうなるはずだった、当日までは。 いつもの長い前段で恐縮だが、さて桃瀬えみる撮影会の前日、私はホテトル嬢としての長谷川美紅にラブホの一室で対面していた、ついに!大手出版社の成人向け情報誌の特集記事で初めて知ってから、ちょうど2年が経っていた。 一方の桃瀬えみるは、アングラな臭いが濃いとは言え撮影会というアイドルヲタのフィールド内のイベントだ。例えモデルが全裸のAV女優であっても、両者は別の世界なのである。 そうだ、長谷川美紅と会うのは風俗のテリトリー。自分はそのために四半世紀も近寄らなかった吉原にも、はだかでプレイをする事に慣らすために複数回足を運びもした。吉原は、ただ性欲をスッキリさせるよりも、そういう行為に慣れる事が最大の目的だったのだ。 数日前、 長谷川美紅の特別枠に登録してから約3ヶ月、2回目のチャンスにしてやっと確保した長谷川美紅の枠。2012年10月初旬、平日の金曜日 ( 翌日の桃瀬えみる撮影会が土曜日なのは、有名どころなため ) の真っ昼間、新宿六丁目信号の近くに私はいた。 ホテヘル店・ペパーミントムーンへは、明治通り・新宿六丁目信号の近くにある薬局あたりから電話を入れる。薬局を目印にその近辺から、と指定されている。 そこそこ丁寧な応対で、ラブホの部屋に着いたら再度一報するように指示を受ける。付近は歌舞伎町ラブホ街、そのエリアの際になる。 ホテルは時間もなくごく近い3、4軒を比べてそこそこの価格帯が空いていたエクセレントに。あまり安かろう部屋では、麗しき長谷川美紅との記念すべき日には避けたかった。ただ2時間45Kという長谷川美紅の拘束料金、総費用はホテル代如何で吉原の高級店並みになる。フリータイム5250円というところで妥協せざるを得なかった。プレイ時間からして120分なので2時間休憩料金とはいかなかった。付け足しではあるが、入口の隠れやすさ加減も決め手のひとつではあった。 フロントで支払い後、いかにもデリバリーらしい風情の女性がひとりロビーの端で通話中だった。長谷川美紅とのビジュアルのレベルの差に、すれ違いEVの中で思わずガッツポーズをしてしまう。 103号室は新しさ、おしゃれさは全く無いが、ベージュの壁の室内はきれいにされている。浴室も浴槽~洗い場までは普通程度だが、シャワースペースの分だけ余分に広いが、サイズ違いの四角をくっつけた六角形なため、面積相当には感じにくい。 ひととおり見渡したら、座椅子とテーブルが据えられた居間にてしばらく、気を落ち着けてからの店にホテル到着電話。あとは嬢を待つのみ。緊張はピークに達しようとしていた! …つづく | |
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