タイトル | 無重力セ○○ス!(笑) |
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投稿者 | 洗濯屋のケンちゃん |
投稿日 | 2021年12月26日 |
『無重力セ○○ス!(笑)』 映画、小説ネタが途切れません(笑) 困った(笑) さて、今回の登場人物(姫さん)は、三度「お茶挽き嬢」の姫さんです。 時期は一緒に名画座に「日本沈没」を観に行ってから1年くらい経ってましたか。姫さんが引退する半年ほど前のことだったと記憶しています。 その頃はたまに他の店に浮気しながらも、比較的コンスタントに彼女に入っていました。 安い店だったので通いやすかったのですが、時間は短くてマットがないため(50分という短い時間でもマットをするのがその店のデフォでしたが、元々マットが苦手な彼女はマットはやりませんでした)、たまにマットをガッツリ受けたくなった時は別の店に行っていたのです。 (私、そもそもマット大好きですし(^_^;) まあ、彼女に入るのも月に一度からせいぜい2ヵ月に3回くらいのペースだったので、他の店に浮気すると1ヵ月~2ヵ月ほどぽかっと間隔が空く、という感じでしたか。 さて、ある時、彼女に入って、「最近どう?」とお決まりのセリフを口にしながら部屋に入ると、彼女、「ぼちぼちでんなぁ」というお決まりの返しもせず、いきなり、 ねぇねぇ、「さよならジュピター」読んだ? と聞いてきました。 さよならジュピター、ここでまた遠い目になった方は何人かおられると思います(笑) あの「5大『珍』邦画」を挙げろと言われたら、かなり多くの人が本作を入れるであろう歴史に残るキテレツなSF映画です(笑) ただしただし、この原作は小松左京なのですが、原作はむっちゃくちゃ面白いのですよ。 正確に言うと、この話はまず映画の話が先にあって、その製作、総監督、脚本を手掛けたのが小松左京でした。 そしてその脚本を基に小説が書かれた、という経緯なのです。それも連載中は豊田有恒、田中光二や山田正紀といった壮そうたるメンツの共作という形をとっていたのですが、単行本化の際には小松左京単独名義になっていました。 橋本忍の「幻の湖」もそうですが、どうも小説家が映画製作にまで手を出したり、逆に脚本家が小説まで書いてその映画化を企画したりと、異業種にまで手を出した場合はロクなことにならない気がします(笑) そういや桑田佳祐が撮った「稲村ジェーン」という映画も相当なシロモノでしたし(笑) 劇中曲は今でも人気が高い名曲が多いのに。 ま、それはともかく、本コラムは、小説が刊行された直後、映画はまだ製作中、という時期の話です。 さて、私はその時、不覚にも本作は未読だったのです。だって単行本は高いんだもの(笑) 多分映画公開前には文庫化されるはず、と読んで文庫化待ち、といったところでした。 ところが、「復活の日」「日本沈没」ですっかり小松左京の大ファンになっていた彼女は、本作も刊行とほぼ同時に本を買って読んでいたらしいのです。 面白かったよー すごい映画になると思うよー 楽しみだねー とまくし立てるのですが、残念ながら私は未読。 ちぇっ、ケンちゃんなら絶対読んでると思ったのになー つまんね なんて言いながら残念そうに服を脱ぐ彼女でした(笑) そしてベッドで抱き合っていると、唐突に、 ねぇねぇ、無重力でセ○○スするのってどんななのかな と言うのです。 なにそれ?って聞いたら、何でも「さよならジュピター」にそういうシーンがあるのだそうです。 小松左京が? あまり濡れ場は書かない人なのにな。 あーでも「エスパイ」ではかなりエグい描写もあったから、映画化前提の作品ではけっこうエンタメに振り切ってサービスシーンも書くのかも。 無重力だと最初から身体が浮いてるわけでしょ? イク時にも身体がふわっと浮く感じがするから、もしかしたら無重力でするのって凄く気持ちいいんじゃない? いやぁ、気持ちいいとかの前に、無重力だとうまくできんでしょ 突いたらそれだけ君の身体が逃げちゃうんだよ? いやそれ以前に「突ける」のか? それに、突いて君の"中"が抵抗になるから気持ちよくもなるわけだけど、その抵抗の分だけ俺の身体も反作用を受けるよな 何とか腰を押さえて離れないようにしてても、俺がイク時に激しく動こうとしたら、君の身体を吹っ飛ばしながら俺も反対側に吹っ飛ぶんじゃないか? だったら腰を手で支えればいいじゃない 小説では脚も使って抱え込むようにして2人の身体を繋がったまま固定してるよ? それなら何とか… いや待てよ その場合、動くときの支点はどこに置けば良いんだ? 例えば今俺はベッドに着いた肘と膝を支点にして動いているんだけど、無重力だと支点の置き場がないよ? …セ○○スしながらする話じゃねーな(笑) それはともかく、彼女に先に本を読まれたのは、彼女に小松左京を教えた師匠として、ちょっとプライドが傷ついたのでした(笑) それにこれは読まねば次に行った時に話が続かないし、さらに彼女をがっかりさせることになりかねん(笑) というわけで、店の帰りにさっそく書店に寄って新刊を買い込んだのでした。 お、お、面白い!! これは確かに彼女ががっかりするわけだ。これの話をしたくて私を待ちかまえていたんだろなきっと(笑) いや、しかし面白いのは良いとして、件の「無重力セ○○ス」のしつこさは何なんだ(笑) それに無重力の前に既に一戦終えていて、それから部屋を無重力にしてるわけで。しかもそれから何回やってんだ(笑) このシーン、いったい何ページあるんだ(笑) どうしたんだ小松左京?(笑) これ、映画化された時にはどうなるんだ?(笑) この話、メインのプロットはミニブラックホールが太陽に衝突するという太陽系の危機を、木星を爆発させてブラックホールに衝突させてブラックホールの軌道を逸らす、というやたらスケールがデカい話なのですが、それに主人公とヒロインの悲恋というベタな話が加わるもんだから…(笑) それにしてもこのお色気シーンのしつこさったら(笑) 映画化前提だからといって、こうまでサービスに走らなくても良いじゃないか小松さんよ(笑) …いや大丈夫だ。俺には「エスパイ」で既に免疫ができているはずだ。 あの映画でも、由美かおるの喘ぎ声はまだ小学生だった俺の股間を熱くさせたじゃないか(笑) てわけで、いつもよりかなり短いインターバルで再び彼女に入りました。 語り合いたいことが山ほどあったので(笑) 部屋に入るなり、いつもの「最近どう?」の挨拶も省略して、「読んだよ」と言ったら彼女の目の色が変わりました(笑) ねぇねぇ、無重力セ○○スシーン、どうだった? 長かった(笑) 小松左京がこんな長いエロシーンを書くとはねぇ あら、「エスパイ」もそうだったじゃない やるときにはやる男なのよ、彼は(笑) え? 「エスパイ」も読んでるの? うん読んだよ 小松左京の本はもうほとんど読んだんじゃないかな 早いなぁ でも今度の無重力セ○○スはやっぱり無理っぽいと思ったよ 科学考証にはやたらうるさい小松左京が、あんな物理法則無視のシーンを書くとはねー … …… ………… 気がつけば20分経ってます。残り30分。 まだ服さえ脱いでません(笑) なんか前にもこんなことあったな(笑) さあ今日はどうしたものか(笑) 彼女が、今からならまだできるよ、と言いながら服を脱ごうとするのを、まあ今日は良いんじゃない?次回、今日の分までがっつりやれば、と遮りました(笑) 「さよならジュピター」談義、再開(笑) 主に無重力セ○○スシーンの物理法則について、ですが(笑) 帰り際、彼女が また外で会う? と言ったのを、 穴埋めは次に来た時でいいよ と言ったら、何だか複雑な顔をしてました。 …ですがまあ、その話はいいや(笑) ここから先は「風俗」の話ではなくなるので(^-^*) その2年後、いよいよ映画が公開されました。 その時は既に彼女は卒業していて普通に縁が切れていたのですが、私、公開初日に観に行きました。 彼女もどこかでこの映画、観てるだろうなぁと思い出しながら。 そして映画を観た感想は。 … …… ………… なんじゃこりゃ(笑) あの超絶的に面白い小説が、概ね原作に忠実に創られていながら(というよりそもそも映画の脚本からノベライズしたので、順序が逆)、どうしてこうも素っ頓狂な映画になるのだ? 私と彼女の思い出を汚されたような気持ちにすら一瞬なりましたよ(笑) しかしそれでも。 あの「無重力セ○○スシーン」をこの目で見れたことに満足、というか無理やり自分を納得させたのでした(笑) いやそのシーンでは大笑いしましたけど(笑) そしてやっぱり長い(笑) 貴重な映画の尺をこんなに使うなよってくらい長い(笑) 主演は三浦友和です。 三浦友和のお尻が見たい人は、ぜひレンタルなりでご覧ください(笑) それにしても彼女は、この映画を見てどんな感想を持ったのか、彼女と語り合いたいなぁ…とつくづく思ったのでした(笑) | |
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