タイトル | 風俗、わが旅 第弐話 鳴らない、電話 |
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投稿者 | ルーリー9nine |
投稿日 | 2016年02月02日 |
『風俗、わが旅 第弐話 鳴らない、電話』 前回第壱話では『 広義の』アイドルと言っておきながら、文量の大半は『 狭義の 』アイドルでしたね。『 広義 』をもう少し長く書いて一回目を終えるつもりだったんですが、スミマセンでした。え~…どうかひとつ!長~~~~~い目で見てください /(  ̄ ̄ ○ ̄ ̄)\ さて、「 ( 風俗の) 主戦場は吉原 」と公言する私ではありますが、きっかけは『 広義のアイドル 』とも言えるAV女優に会うイベントだった訳です。 『 狭義のアイドル 』のAV女優はアダルトビデオというメディアの比較的初期、1985~6年頃には既に、宇宙企画が所属女優のアイドル展開を行っており、深夜番組のアイドル扱いでの出演、レコード/ CDリリースと歌手活動をしていました。アイドル路線のAV女優たちは、映像の中ではアイドル扱いのソフトな作品でいかにも「 アイドルが脱ぎました」という幻想を抱くことも的出来たが、番組出演やステージでの姿は『 元アイドル 』がせいぜいだったように観えた。つまり、アイドルとしては多少無理があったのは否めません。 アイドルヲタの目線でアイドルレベルだったのは秋元とも美( 秋元ともみ )くらい、あとはもう少し後のかわいさとみでようやく納得のアイドルレベルに達したくらいに思ってました。これが映像に限定すれば星野ひかるという傑出したアイドル女優がさらに後に現れますが、彼女は映像作品内に限定された活動に終わりました。その点 秋元とも美は、実際はデカイにも拘わらずはかなげな存在感、可愛いだけで何も出来ないタレント性、歌唱力の下手さ加減も絶妙で、顔のタイプ、レベル以外の要素でもまさに1980年代型アイドル!AV女優を狭い意味でアイドル化させたエポックメイキングな存在と言っても過言ではなく、単にアイドルAV女優として売れたという以上にもっと歴史的評価をされてもいいと思います。 そしてかわいさとみと星野ひかるの間の時期には、世間一般的な意味でアイドル歌手だった葉山レイコがAV女優に転身…これは昨今いちジャンルをつくる『 リアルな元アイドルのAV 』の起源だったと思われます。 余談が長くなりました。上のような状況を見ながらも、私にとっての広義のアイドル…長谷川美紅と触れ合う機会は、もはや風俗嬢という側面に切り込まねば皆無だと断定せざるを得ませんでした。というのも、彼女はAV女優の活動は引退と復帰を繰り返していたから。撮影会に姿を見せなくなってからはリリースも途絶え、再び風俗嬢のみが消息を手繰れる活動でした。 いや、消息だけは前々から在籍するホテヘルにその名があり、しかしクチコミでは現役なのかどうか定かではない。もはや躊躇っている場合ではなく、意を決してお店に問い合わせたところ、確かに少ない機会ではあるけれど、長谷川美紅はそのお店で活動をしているということが判明しました。客寄せの空在籍ではなかったのです。 しかし、やはりハードルは高いもので、お店でも特別な存在であるのは理解できますが、料金は価格表には無い『 要問い合わせ 』の特別価格。それくらいは仕方の無いところでしょう。AV女優のデリヘルはソープの高級店並みの強気な設定もよく見ますし。 問題は、スケジュールがアップされ予約の争奪戦に勝つ『 という事ではない 』ところにあります。まず長谷川美紅の利用希望者として登録してもらう。機会はお店からの電話が全て。いつかかってくるか分からないコールをすぐに受け取らないと、次の登録者に機会は移るのです。スケジュールはしかも平日( 土曜日という場合もたまにあるようでしたが )。ホテヘルなので、派遣先はお店の近所のラブホ限定です。 …長谷川美紅と触れ合うには、このように色々とハードルが立ちはだかる訳です。もちろん最大のハードルは『 電話が鳴らないこと 』で間違いありません。1週間、2週間、1ヶ月、2ヶ月…鳴りません。いや、1ヶ月までは待たぬ内に一度着信はありましたが、受け取れませんでした。しかしすぐに折り返ししないと、数十分経ってしまえば既に枠は埋まっています。一日に2から3枠しか取れない短い出勤時間です。 登録してから3ヶ月ほどしたある平日の午後、電話が鳴り受話器を取り、ついに予約が取れました!自宅にひとりで在室していたので、飛び上がらんばかりに歓喜したのは言うまでもありません。 その日は来る数日後…2012年の10月上旬、口開け枠をMaxの120分コースでした。初めて存在を知ってから2年、最後に会ってから1年8ヶ月が経っていました。 つづく… | |
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