タイトル | 統計で風俗を見てみた【2021年調査継続編】 |
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投稿者 | ドレ狐 |
投稿日 | 2021年07月02日 |
『統計で風俗を見てみた【2021年調査継続編】』 皆様どうも、ドレ狐です。 湿度の高い季節になってきましたね。こういう時はひと風呂浴びてスッキリしたいものです。 もちろん特殊浴場の方で!! さて皆様、一年前を思い出して、私たちの生活はどう変わったでしょうか。 抑制され我慢を強いられる生活が、ここまで続くと思っていたでしょうか。 ちょうど一年前、一回目の緊急事態宣言が終わってしばらく経ったタイミングで、風俗店の都道府県別の店舗数と元とした統計を行いました。 1年が経過し、こういった事態が長期化している中で、風俗業界にどういった変化があったかを調べるべく、再び統計を取ることとしました。 前回調査の2020年7月のコラムと比べながら、読んでいただけると幸いです。 使用したデータ ・各都道府県の2020年10月時点での人口(有志のホームぺージによる) ・総務省統計局発表 推計人口(令和元年度) ・口コミ風俗情報局 都道府県別 ラブホテルを除いた風俗店舗数(令和3年7月1日) ・口コミ風俗情報局 都道府県別 ラブホテルを除いた風俗店舗数(令和2年7月1日) (※小数点以下は2桁以降切り捨て) (※鳥取県、島根県は情報局に掲載されている情報が極端に少ないため、正確な統計が取れていない可能性があります) ◆店舗減少数ワースト10 (順位)(都道府県名)(店舗数)(増減数) 1 東京都 3530 (-195) 2 愛知県 747 (-126) 3 北海道 600 (-72) 4 宮崎県 79 (-69) 5 静岡県 316 (-65) 6 大阪府 1231 (-59) 7 茨城県 257 (-39) 8 岐阜県 158 (-35) 9 滋賀県 95 (-31) 10タイ 山形県 92 (-30) 10タイ 長野県 141 (-30) 10タイ 千葉県 614 (-30) 前回と引き続き、人口トップの東京都での店舗数減少が著しいです。しかし東京都はもともとの店舗数が膨大なため、割合で見ると大きく減っているわけではありません。 また、前回調査では10位の減少数がマイナス20件だったのに対し、今回はマイナス30件と、店舗の減少が全国でまんべんなく発生しているのが分かり、パンデミックの影響は非常に大きかったことが分かります。 特出すべきは宮崎県ですが、これについては後述します。 ◆店舗増加数トップ10 (順位)(都道府県名)(店舗数)(増減数) 1 長崎県 132 (+39) 2 大分県 130 (+5) 3タイ 香川県 128 (+2) 3タイ 佐賀県 62 (+2) 5タイ 福井県 48 (+0) 5タイ 島根県 1 (+0) 5タイ 和歌山県 45 (+0) 5タイ 高知県 58 (+0) 5タイ 鳥取県 0 (+0) 10 沖縄県 143 (-3) 前回調査では店舗数が増加傾向にあった都道府県は10か所以上ありましたが、打って変わり今回調査ではわずか4か所にとどまっています。 それ以降は増減なしが5か所、そして10位からはマイナスに転じるという、恐ろしい結果となってしまいました。 これらの県は人口に対する風俗店の割合が少ない「風俗過疎地」の県が多く、競争による淘汰が発生しなかったものと考えられます。 一転して増加数トップは長崎県です。県境をまたいだ移動がはばかられている今、長崎県では県内での需要が伸びているのかもしれませんね。前回の調査では10万人当たりの店舗数が少ない県の一つでしたから、長崎県はブルーオーシャンだったのではないでしょうか。 ◆増減割合ワースト10 (順位)(都道府県名)(店舗数)(増減数)(増減割合) 1 宮崎県 79 (-69) 53% 2 滋賀県 95 (-31) 75% 3 山形県 92 (-30) 75% 4 岩手県 80 (-19) 81% 5 秋田県 52 (-12) 81% 6 岐阜県 158 (-35) 82% 7 長野県 141 (-30) 82% 8 静岡県 316 (-65) 83% 9 三重県 128 (-25) 84% 10タイ 奈良県 60 (-11) 85% 10タイ 山口県 115 (-20) 85% 減少割合が著しいのは宮崎県です。およそ半減という数値は壊滅的です。 昔ながらの観光地であるとともにスポーツのキャンプ地としておなじみの宮崎県は、移動がはばかられる昨今において、受ける影響が大きかったのではないでしょうか。 そのほか、東北や中部の地方においての減少割合が大きく、これらも旅行の減少による影響を受けているのではないかと考えられます。 ◆増減割合トップ10 (順位)(都道府県名)(店舗数)(増減数)(増減割合) 1 長崎県 132 (+39) 142% 2 大分県 130 (+5) 104% 3タイ 佐賀県 62 (+2) 103% 3タイ 香川県 128 (+2) 102% 5タイ 福井県 48 (+0) 100% 5タイ 島根県 1 (+0) 100% 5タイ 和歌山県 45 (+0) 100% 5タイ 高知県 58 (+0) 100% 9 沖縄県 143 (-3) 98% 10 埼玉県 619 (-14) 98% こちらは、増減数の順位とほぼ変わりません(登録店舗数0の鳥取県が抜けだたけ)。 旅行が制限されている中で店舗数の減少がないというのは、ほとんどの顧客を地元に頼っていたためという推察もできますね。 観光業が主要な産業である沖縄県がマイナス3件で粘っているのは、相当な努力あってのことと思います。 ◆最新の10万人当たりの店舗数トップ10 (順位)(都道府県名)(10万人当たり店舗数)(前回調査時の値)(増減割合) 1 東京都 25.27 (26.76) 94% 2 大阪府 13.96 (14.64) 95% 3 香川県 13.49 (13.18) 102% 4 栃木県 12.58 (13.08) 96% 5 大分県 11.56 (11.01) 105% 6 北海道 11.51 (12.80) 90% 7 福岡県 10.99 (11.38) 97% 8 宮城県 10.77 (11.23) 96% 9 長崎県 10.07 (7.01) 144% 10 愛知県 9.91 (11.56) 86% 「人口10万人当たりの店舗数」は、お店を出店する指標となる数値とされています(nognog様のアドバイスです)。 相変わらず東京都は、風俗店舗が人口に対して過密です。順位の上下はありますが、トップ10は前回調査時とあまり変わらない内容でした。 ただ一件、急激に前回調査で3位だった宮崎県が10位圏外となり、急激に店舗数が増加した長崎県がトップ10入りを果たしました。 なお、今回の10万人当たりの店舗数の平均値は8.46件です。前回調査時の値が9.50件でしたので、全体的に過疎が進んでいます。 ◆最新の10万人当たりの店舗数ワースト10 (順位)(都道府県名)(10万人当たり店舗数)(前回調査時の値)(増減割合) 1 島根県 0.15 (0.15) 101% 2 奈良県 4.54 (5.34) 85% 3 和歌山県 4.92 (4.86) 101% 4 秋田県 5.46 (6.63) 82% 5 福井県 6.29 (6.25) 101% 6 富山県 6.38 (6.80) 94% 7 岩手県 6.60 (8.07) 82% 8 兵庫県 6.67 (7.10) 94% 9 滋賀県 6.73 (8.91) 76% 10 長野県 6.93 (8.35) 83% 地方を中心に10万人当たりの店舗数は減少傾向にあり、10位圏内すべてが10万人あたり7件に届かないという結果に。昨年と比べて、明らかに風俗店の過疎化が進んでいます。 島根県は登録件数が1件のみで増減なしですが、ただでさえ人口あたりの風俗店数が少なかった奈良県が、さらに店舗減のあおりを受けています。隣県の和歌山と合わせて、すっかり風俗過疎地域です。 最後に、全国合計の風俗店舗数は以下の通りです。 2020年調査時 : 14940件 2021年調査時 : 13816件 (1124件減少/前年比92.45%) 全体的に見て、約8%の減少となりました。 前回調査時には、全体では減少しても西日本で緩やかな上昇傾向にあったことが判明しましたが、この一年で全体的な減少傾向が強くなりました。 首都圏だけでなく地方も同様に店舗数の減少が発生しており、パンデミックに伴う数度の緊急事態宣言の影響は、非常に大きかったとみるべきです。 今回再び調べてみて、ここまで結果が露骨になるとは思っていませんでした……。 再び時間をおいて事態が好転に向かった時、この数値が上昇に転ずるか、注目したいと思います。 | |
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