タイトル | 行き詰まりを見せているメイド風俗に上向く芽があるのか? |
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投稿者 | nognog |
投稿日 | 2020年12月23日 |
『行き詰まりを見せているメイド風俗に上向く芽があるのか?』 最近「元気がないな」と思っているのがメイド風俗です。 例えば今年ススキノにあった大手グループのメイドヘルスが閉店しました。メイドヘルスとしては草分け的存在で、一時はススキノに2店を構えていましたが最後はコロナにとどめを刺されひっそりと最後を迎えました。 このお店に限らずメイド風俗は2010年頃をピークに長期にわたって数を減らしており、ジャンルとしては衰退傾向にあります。なぜそうなっているのか、上向く芽はあるのかについて触れてみたいと思います。 [今回言いたいことをまとめると・・・] ・メイド風俗の衰退はデメリットの多さが原因 ・新機軸が見いだせず行き詰まりを見せており、女の子の求人も低調 ・アニメコスプレ風俗と同様に「なくなることはないがブームにもならない」に落ち着く可能性が高い [デメリットの多いメイド風俗] メイド風俗の一番の問題は「店の運営コストが割高」ということです。 当然必要なのがメイド服ですが、本格的なものでは1着数万円かかります。女の子で共用しコストを抑えてもサイズ別に数着は必要です。もちろん5千円以内で買えるペラペラな安物メイド服もありますが数回使用すればボロボロ。毎月何着かを買い続けることになり、まさに消耗品なんです。さらに個室をメイド風俗っぽくするには初期投資がかかります。 さらに大きな問題は「女の子の年齢や容姿の制約が大きい」ということ。年齢は20代半ば頃まで、派手なギャル系やピアスじゃらじゃらの子は人気が出ないことが多いです。 [打ち出せない新機軸] 活性化のためには新しいアイデアが必要なのですが「ほぼネタを使い切ってしまった」というのが現状です。 本格的な個室で世界観を作れるのは店舗型ヘルスのみで、ソープやデリでは「メイド服を着てるだけ」を打ち破れませんし、メイド服の追加もセーラーメイドやアーミーメイドなど「行き着くところまで行ってしまった」感があります。 中には個室で紅茶を入れてくれる個人サービスをやっていた子がいましたが、これとてショートコースでは「こんなことに時間を使うな」と苦情が出ることになります。 禁じ手とも言える系列の学園系との制服交換だって何度もやれば飽きられることは分かりきっています(メイドじゃないから本来は禁じ手なんです)。使えそうなネタを使い切り行き詰まってしまったのが現状です。 皆さんも果たして新機軸が思い浮かぶでしょうか? [女の子の入店も低調] 「かわいいメイド服でお仕事しませんか?」と求人をかけてもなかなか集まりません。 一つの理由がサブカルの衰退です。若い世代の減少、キラーコンテンツが出てこない、アダルトPCゲームの市場消失など様々な理由があります。例えばサブカルの中で市場が大きかった同人誌も今や販売店の閉店が続き、印刷所も次々と廃業し安泰とは言えない状態です。こんな状況ですから興味を持って働いてくれる子がなかなか出てきません。 もう一つの理由が低価格化の流れです。お金をかければ本格的なメイド服を揃えることができます。でもお客さんが払う料金に跳ね返るため限界があり手詰まりになっています。60分指名料込み2.3万円を受け入れてもらえればそれなりいろんなことができますが、そんな額を払いたくないお客が大半になってしまいました。 なのでペラペラのメイド服をお出迎えの時だけ着るメイドカジュアルソープくらいしか新規でオープンしないのが現状です。それでは女の子は着替えが大変なだけで手取りが上がらないですよね。 [アニメコスプレ風俗と同じ道をたどるか] メイド風俗に近い動きを見せてきたジャンルがアニメやゲームのコスプレ風俗です。 2000年頃に大きなムーブメントとなりましたが店舗型に規制がかかり個室イメクラができなくなると衰退を始め、デリヘルでは雰囲気が出ない上に価格競争に巻き込まれてしまいます。閉店も相次ぎ、今や全国で残っているのは数店と言われています。それら残ったお店も長らく新着コスチュームが入荷しなかったりと低調なお店もあります。情報局でもSMクラブと同じく今や口コミがほとんどアップされないジャンルです。 ただ全くなくなることはなく細々と生き残っているのが現状で、メイド風俗もいずれこういった形になってゆくと思われます。 | |
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