| タイトル | 統計で風俗を見てみた【2020特別編】 |
|---|---|
| 投稿者 | ドレ狐 |
| 投稿日 | 2020年07月02日 |
『統計で風俗を見てみた【2020特別編】』 どうも、湿度が高くて気が滅入っているドレ狐です。 先日、掲示板の方で「情報局に登録されている風俗店数が減少傾向にある」という話題が上がりました。 流行り病の影響もあってか、閉店を余儀なくされる店舗が増えているようです。 では……どこで閉店したお店が増えているのか? 実はドレ狐、2018年に口コミ風俗情報局の店舗数ベースで作成した、都道府県別の店舗数のデータベースを作成しており、これをベースにして何件かのコラムを執筆していました。 今回は前回調べたこのデータと比較しながら、都道府県別に風俗店の増減を調べ、トップテン形式で考察していきたいと思います。 なお、山陰地方(鳥取、島根)に関しましては、情報局に登録されているお店が極端に少ないため、外部のポータルサイトを利用した数値も併用して利用しますので、ご理解のほどお願いします。 使用データ ・総務省統計局発表 推計人口(平成29年度及び令和元年度) ・口コミ風俗情報局 都道府県別 ラブホテルを除いた風俗店舗数(平成30年6月。日付不詳) ・口コミ風俗情報局 都道府県別 ラブホテルを除いた風俗店舗数(令和2年7月1日23時時点) ・某山陰地方ローカル風俗情報サイト(令和2年7月1日時点) ①風俗店舗数が減った都道府県トップ10 (順位)(都道府県名)(最新件数)(2018年件数)(増減数) 1 東京都 3,725件 ← 4,047件 -322件 2 埼玉県 633件 ← 738件 -105件 3 愛知県 873件 ← 943件 -70件 4 神奈川県 859件 ← 905件 -46件 5 鹿児島県 153件 ← 188件 -35件 6 宮城県 259件 ← 290件 -31件 7 大分県 125件 ← 151件 -26件 8 長野県 171件 ← 195件 -24件 9 千葉県 644件 ← 666件 -22件 10タイ 宮崎県 148件 ← 168件 -20件 10タイ 新潟県 202件 ← 222件 -20件 やはり目を引くのは東京都のマイナス322件という数字でしょう。 もともと人口に対する風俗店舗数が最も多い東京ですが、後ほど取り上げる店舗増減割合でも92%と、かなりの割合で減っていることが分かります。 2位以降にも埼玉、神奈川、千葉といった首都圏や、愛知、鹿児島、宮城、新潟など、地方の中心となる県で店舗数が減ってきています。 ②風俗店舗数が増えた都道府県トップ10 (順位)(都道府県名)(最新件数)(2018年件数)(増減数) 1 大阪府 1,290件 ← 1,196件 +94件 2 岐阜県 193件 ← 142件 +51件 3 山口県 135件 ← 103件 +32件 4 三重県 153件 ← 123件 +30件 5 北海道 672件 ← 647件 +25件 6 岡山県 188件 ← 164件 +24件 10タイ 愛媛県 136件 ← 119件 +17件 10タイ 奈良県 71件 ← 54件 +17件 10タイ 高知県 58件 ← 41件 +17件 10タイ 福井県 48件 ← 31件 +17件 同じ地方都市でも逆に大阪では増加傾向が高く、約8%の増加となっています。 そして興味深いのは岐阜県。隣接する愛知県が70件減に対して、51件の増加です。同じ経済圏ですから、風俗店も一極集中から分散するようになってきているのでしょうか。 そのほか、北海道を除いた9府県が西日本と、西日本では風俗店の報告数が増えつつあるようです。 ③風俗店の割合が減った都道府県トップ10 (順位)(都道府県名)(最新件数)(増減数)(増減割合) 1 島根県 1件 (-1件) 50.0% 2 鹿児島県 153件 (-35件) 81.4% 3 山梨県 68件 (-15件) 81.9% 4 大分県 125件 (-26件) 82.8% 5 埼玉県 633件 (-105件) 85.8% 6 長野県 171件 (-24件) 87.7% 7 宮崎県 148件 (-20件) 88.1% 8 香川県 126件 (-16件) 88.7% 9 宮城県 259件 (-31件) 89.3% 10 新潟県 202件 (-20件) 91.0% 1位の島根県は情報局に登録されている件数は現在1件のみなのですが、ローカル情報サイトでは23件確認されています。11位は東京都で、増減割合は前述の通り92%です。 島根を除けば、多いところで2割近くの風俗店が閉店を余儀なくされているようです。 ④風俗店の割合が増えた都道府県トップ10 (順位)(都道府県名)(最新件数)(増減数)(増減割合) 1 福井県 48件 (+17件) 154.8% 2 高知県 58件 (+17件) 141.5% 3 岐阜県 193件 (+51件) 135.9% 4 奈良県 71件 (+17件) 131.5% 5 山口県 135件 (+32件) 131.1% 6 秋田県 64件 (+13件) 125.5% 7 三重県 153件 (+30件) 124.4% 8 長崎県 93件 (+16件) 120.8% 9 佐賀県 60件 (+9件) 117.6% 10 岡山県 188件 (+24件) 114.6% 逆に割合が増えた都道府県ですが、今まで風俗過疎地域だったところを中心に増えている印象です。そしてやはり、岐阜県の+51件は興味深いですね。 なお鳥取県はローカル情報サイトで18件を確認しており、表に反映させていればダントツの1位です。 ⑤最新の、人口10万人当たりの風俗店舗数トップ10 (順位)(都道府県名)(最新数値)(前回数値) 1 東京都 26.8件 (29.4件) 2 大阪府 14.6件 (13.5件) 3 宮崎県 13.8件 (15.4件) 4 香川県 13.2件 (14.7件) 5 栃木県 13.1件 (12.1件) 6 北海道 12.8件 (12.2件) 7 愛知県 11.6件 (12.5件) 8 福岡県 11.4件 (11.7件) 9 山形県 11.3件 (11.3件) 10 宮城県 11.2件 (12.5件) 「人口10万人当たりの店舗数」は、お店を出店する指標となる数値とされています(nognog様のアドバイスです)。 前回調査時は4位だった大阪府が、ここ2年での店舗数増加を受けて、人口10万人当たりの店舗数で2位となりました。 また東京都は前回から大きく件数を下げていますが、それでも2位の大阪とはダブルスコアに近い数値を保っています。風俗店の、東京への集中体制は変わらないようです。 なお、今回調査した際の全国平均は「10万人当たり9.5件」でした。 ⑥最新の、人口10万人当たりの風俗店舗数ワースト10 (順位)(都道府県名)(最新数値)(前回数値) 1 島根県 0.1件 (0.3件) 2 和歌山県 4.9件 (4.8件) 3 奈良県 5.3件 (4.0件) 4 福井県 6.3件 (4.0件) 5 秋田県 6.6件 (5.1件) 6 富山県 6.8件 (6.7件) 7 長崎県 7.0件 (5.7件) 8 兵庫県 7.1件 (6.9件) 9 佐賀県 7.4件 (6.2件) 10 青森県 8.0件 (7.3件) こちらは前回調査時をほぼ変わらない順位となっています(0件の鳥取県は除外)が、島根を除き件数がそれぞれ微増しているのが見て取れます。 しかし店舗数で見ると、和歌山県や富山県は店舗数の増減がゼロにも関わらず上昇しています。すなわち、人口の減少が数値に表れているという事ですね。 なお、島根県と鳥取県をローカル情報サイトの数値で10万人当たりの件数を算出した所、島根県は3.4件、鳥取県は3.2件で、この数値を入れても順位変動は起こりません。 山陰や紀伊半島は、相変わらずの風俗過疎地域ですね……。 最後に、全国合計の風俗店舗数は以下の通りです。 令和2年調査時 : 14940件 平成30年調査時 : 15352件 (412件減/割合:97.3%) 風俗店が集中していた都市部で減少する一方、大阪をはじめとする西日本や地方では緩やかながら店舗数の増加が起こったことから、全体としては減少傾向はゆるやかであると感じられます。 徐々にですが、都市への一極集中から、地方への分散がはじまっているのかもしれません。 流行り病のどん底にある現在ですが、ここから再び上昇傾向になるのか、はたまた減少が続くのか。 また時間をおいてから、再び統計を取りたいと思います。 | |
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