タイトル | 風俗の思い出~NK流 |
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投稿者 | MUCC |
投稿日 | 2015年12月27日 |
『風俗の思い出~NK流』 その昔、埼玉の西川口にはNK流というものがあった。その世代には有名な話。 風俗デビューから1~2年くらいした頃。私はひそかに風俗LIFEを楽しんでいたが、まだ筆下ろしは済んでいなかった。 そんな話を遊び慣れしてる友人に話した。 細かい経緯は忘れたけど、今度西川口に行ってみようか?という事になった。 当日は駅で待ち合わせ。友人は、こんな話を持ち掛けてくるくらいだから、どこかアテがあるのかと思いきや、そういう訳ではないようで、風俗街をウロウロした挙げ句、結局は客引きのオッサン(実は店長)に付いていく事に。 友人は欲張って、3回転コースというやつを選択した。1人でいいんだけどな…。 前金を支払いドキドキしながら、個室で待機。 ノックのあと、ガチャッとドアが開く。入ってきた女性を見て衝撃を受けた。 そう、例えるならジャイ子。ドラえもんに出てくるジャイアンの妹を大人にした感じ。顔も体型も。 前田敦子似ではない。念の為。 あれは今になって思えば地雷というやつだったんだろう。 衝撃を受けたのは事実だが、緊張がそれを勝っていた。 そのあとはシャワーを浴びたと思うが、細かいプレー内容は覚えていない。 ただ後になって、ジャイ子で初の体験をしてしまった事実だけが引っ掛かった。 2人目は、まったく記憶にない。最低限の会話しかしなかったのと、回復せずに不発だった事だけ覚えてる。 3人目。見た目は平凡だったが、とても明るく元気な女性だった。 もう無理かもしれないと、私がネガティブな事を言うと「私は頑張る人が好きだよ。頑張りましょう」と、とても前向きだった。 まぁ、結局は不発だったわけだが、話していて楽しくなる、とてもいい雰囲気を持った女性だった。 いつしか緊張もほぐれていた。 彼女だけは名刺をくれた。 「ちゃんと財布にしまってくださいね」「しまうまで見てますからね」と念を押してくるのがおかしかった。 何か嫌な思い出でもあったのだろうか。 最後の彼女のおかげで、ジャイ子の事は忘れられた。 色々あったが、私は満足だった。楽しくて声が大きくなったようで、廊下に会話が丸聞こえだったと友人に帰りに聞かされた。 この話はこれで終わりではなく、後日談があって。 彼女の事が気に入った私は、数日後に1人で店にやってきた。 3回転などと欲張る必要はない。目的は彼女だけだ。 変わらず元気そうだった。そりゃ、あれから何日かしか経ってないし当たり前か。 この時に初めて自覚したのだが、私はコンドーさんが苦手のようだ。あの締め付けられる感じが。 いい感じの所でコンドーさんをかぶせられるのだが、そうすると急激に元気がなくなる。 仕方なく一旦外して、復活を試みる。そして、かぶせる。 何度も同じ事を繰り返した。付けたり外したりするたびに、皮がちょっと痛いのも気になった。 彼女は「私がいけないのかな」と不安そうな顔になった。 いや、悪いのはこっちなんだ。 私が俺がと、お互いにかばいあってた。 四苦八苦しながらも、無事に終了。 「あ~良かった」と彼女は安堵の表情を見せてくれた。 一生懸命で、いい子だなぁ。 次は○○の話をしましょうと約束。 それじゃ、また来るからと笑顔で店を出たが、次の機会はなかった。 翌日に異変が。ムスコがヒリヒリした。 何だろうと思ってトイレで確認すると、擦りむけていた。コンドーさんの着脱を繰り返したのが原因だろう。 かなり、気持ちがへこんだ。こんな負傷をするなんて敏感すぎる。 誰が悪いとかは考えたくない。そもそも誰も悪くないのだから。 NK流が嫌になった。正確にはコンドーさんが嫌だ。 西川口の風俗街に行ったのは、あの日が最後になった。 今は景色がずいぶん変わってしまったと聞く。 ちなみにだけど、この数ヵ月後に日刊ゲ○ダイで、この店が紹介されてた。 お世辞にも優良店とは言えないが、当たり外れが多い店と言うべきだろうか。少なくとも悪質な店ではなかったのは確か。 彼女はあれからどうしただろう。ホントいい子だったけど。 | |
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