タイトル | 恋心(3) |
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投稿者 | サトナカ |
投稿日 | 2019年05月06日 |
『恋心(3)』 Kちゃんとは互いのプライベートについても話せる仲になっていました。 そして 彼女には彼がいることを知りました。 彼女に惹かれていた僕はその彼に嫉妬しました。自分は妻帯者のクセにです。 彼がいる。益々 風俗で働いている理由が分からなくなりました。 ある時 僕は彼女に聞きました。 サ 「彼には このお仕事内緒なんでしょ?」 K 「ううん 彼 知ってるの」 サ 「エッ? そうなの?」 K 「うん 彼がやってこいって」 その彼はKちゃんにとって初めて付き合った男性で 初めての人なのだそうです。 その彼 彼女とのセッ○スに満足してなくて 「締○りが悪い」「テクがない」 と言い 「風俗で勉強してこい」 と言ったのだそうです。 サ 「そんな・・・そんなのおかしいよ」 サ 「その彼 Kちゃんのことをちゃんと・・・」 K 「いいの 分かってるの でも好きなの」 もう何も言えませんでした。 その日は何もせず、ただ彼女を抱いていました。 彼女がこのお仕事に就き サービスに体当りだったのは、彼を喜ばせるテクを身につけ 磨くためだったのです。パイ○ンにしたのも彼に喜んで欲しいからでした。 そんな彼女の恋心が悲しくて切なかった。 次に逢ったとき K 「やっぱりおかしいですよね」 サ 「正直 僕には理解できない」 K 「誰にも言えなくて この前 サトナカさんにお話しして気持ちがとても軽くなりました」 サ 「そう」 K 「別れようと思っているんです」 サ 「正解だと思う」 彼女の瞳が潤んでいました。 そして大学4年の彼女 就職も決まったのだそうです。風俗もやめて全てを一新したいと言いました。 サ 「おめでとう。いいと思う。寂しいけど」 K 「寂しい・・・ですか」 サ 「寂しいよ」 K 「私も」 ・・・・ドキッとしました。 サ 「そうだ 就職祝いをしよう。Kちゃんが風俗やめたら 何か美味しいもの食べに行こう」 K 「えー そんなの申し訳ないです」 サ 「イヤなら 無理強いはしないよ。お店辞めた後ならルール違反じゃないでしょ?」 K 「イヤなんかじゃないです。本当にいいんですか?」 サ 「うん」 K 「・・・ありがとうございます」 携帯番号を交換し 彼女に連絡することを約束しました。 でも 結局 僕は電話をしませんでした。 何度も番号を途中まで押しましたが やめたのです。出来ませんでした。 Kちゃんのことが好きでした。プライベートで逢えば自分の気持ちが抑えられなくなりそうでした。そのことが怖かった。逃げたのです。 傷ついていた彼女を僕も傷つけたのです。 Kちゃん 約束を破りました。自分勝手で貴方を傷つけてしまいました。 ずっと謝りたかった。ごめんなさい。 | |
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