嬢に優しい言葉をかける理由 - ナマコナメナメの風俗コラム ｜口コミ風俗情報局

自己満足の場合とか、サービスの向上を目論んでの甘言とか、いやいやこれは素直な気持ちの吐露なんだよねとかとか、まあ色々あるでしょうが、自分の場合は、疑似恋愛を楽しみたいからなんだなというのに、今日気づきました。
皆さんはどうでしょうか？

優しい言葉といっても、別に大したものではないです。肌がすべすべで気持ちいいよとか、歯並びが綺麗だねとか、シンプルに可愛いとか、そういう感じです。
なぜそんな言葉をかけるのか？　少し前までは、可愛いな、綺麗だな、素敵だな、こんな素敵な女性と自分はエッチな行為に及んでいるんだな、と認識するために、半ば自分に言い聞かせるために口にしていた――と思っていたわけです。

もちろん先に挙げたように、それで女性に気分良くプレイに臨んで欲しいな、あわよくば、よりエッチなことをさせてくれると嬉しいな、という純然たる下心も、当然あるのですが。

でも今日、久しぶりに風俗遊びをして、いつものようにお相手のいいなと思う部分を口にしていたら（という文章だけを見るとすごいプレイボーイのようですが、風俗以外で性的関係に至ったことはないです）、これは違うな、と気づいたのです。

違うな、というか、自分が求めているのはこれじゃないな、と気づいてしまったというべきか。

思いのままに文章を書いているので、自分の考えをきちんと表現できているか自信がないのですが、それはこういうことでした。

自分は今日、風俗で遊ぶにあたって、エロいことだけを求めてきたわけではないな、と。
自分はこの相手を愛していて、相手もこの自分のことを愛してくれている、お互いに好いた相手とこういう秘密の行為をしている――そういう錯覚に浸りたくて、風俗の扉を叩いてしまっていたのだと、気づきました。

皆様の大方の意見通り、それは間違ったことです。（勝手に皆様の意見を予想するなんていかがなものかと思いつつ、大筋では外れていないんじゃないかと思っています）
間違ったことというのが大袈裟であれば、それは筋違いというか、不適切というか……なんだろう、不毛でしかない。
ここは1時間いくらで性的サービスを提供する／購入する、そういう世界であって、精神のやりとり、ましてや愛だの恋だのを求めるのは、迷惑行為とさえ言えることでしょう。

なぜそんなことを求めてしまったのか。
それも風俗ハマりたてとかならともかく、風俗遊びを覚えてからもう4〜5年は経とうとしているというのに。

考えてみるに、理由は2つ挙げられるかと思います。

1つ目は、シンプルに、出会いに飢えているから。職場に歳の近い異性がおらず、かといって街コンや婚活パーティーというものの空気に馴染めない自分は、異性と知り合うことに対して半ば絶望的になっているから。だから金銭を介して、性的サービス（肉体的サービス）だけでなく恋愛感情（精神的サービス）をすら享受しようとしてしまった、という。

2つ目は、以前とあるお店の嬢と、そういう仲になりかけたことがあったから。
方々への迷惑を鑑みて詳細は省きますが、結局は僕から相手を拒絶した形でした。それも、当時仲が良かった女友達を（全然その芽も無かったのに）好きになったため、その風俗嬢との関係を絶った、というものでした。

それは至極真っ当な行動だと思って当時そうしたのですが、今にして思えば、その行動の根底には、風俗嬢に対する蔑視と、その嬢を風俗嬢としてしか見ていないと嬢に突きつけたという、不実で身の程知らずな事実があったように思います。
浅はかですが、未だに、もしあのとき女友達ではなくその嬢を選んでいたらどうなっていたろう、という妄想をしています。むしろ、その当時より多少時間を経過した今の方が、却ってよりその妄想の頻度が高くなっています。

そして今日自分が風俗の予約をしたとき、そういう関係に至れることを求めて電話をしていたのだと、気づいたのです。

だから自分は今日、嬢の容姿や、気遣いや、そういった目に見える長所を口に出して褒めたのだと思います。そして、自分が今エッチな行為に至っている相手のことを好きになっているのだと、自分に錯覚させようとしていたのだと思います。
よりエロいことをさせてくれないかなという下心ありきの褒め言葉より、よっぽどたちが悪い。なぜならここは性的サービスを売買する場であり、精神的サービスなんて棚に置かれていないのですから。



……ま、それはそれで別に悪くもないんじゃないの、ストーカーとかの犯罪行為にさえ走らなければ、という気がしなくもないですが（ここまで長く書いといてお前！！）、

うーん、でも多分自分は、風俗遊びを覚えるべきでなかったんだろうな、という気はしています。
プライベートできちんと恋愛をした人が門を叩く場所だったんだろうなと。冒頭に書いたように、疑似恋愛を、疑似恋愛の範囲内で楽しめる人同士の、大人の遊び場というか。（なので冒頭に書いた「疑似恋愛を楽しみたいから」というのは、ブラフというか見栄というか、言ってしまえば真っ赤な嘘でした）


なんつってみたりね。2〜3ヶ月振りに挙げたコラムが、例によって全然コラムじゃなくてすみません。

ここまでお読みくださった希少な方がもし存在しましたら、謝罪と、御礼を申し上げます。

皆様、良き風俗ライフを。