タイトル | 吉原の遊郭・遊女を黙示する童謡 |
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投稿者 | hireidenton |
投稿日 | 2019年03月11日 |
『吉原の遊郭・遊女を黙示する童謡』 当方、子どもを持つ親でございまして、下の子はまだ赤ちゃんなので、たまに童謡などを口ずさみながらゴキゲンを取ったりします。 ところで、その童謡ですが、裏の恐ろしい意味が含まれていることが多々あるんですよね^^; 今回は、遊郭及び遊女に関するものをまとめてみました。 こちらのサイトには、物知りな方が多いようで、ご存知のものも多々あるかと思いますが、そこはお許しください^^; 【指きりげんまん】 ~ 指きりげんまん 嘘ついたら 針千本 飲ます 指きった ~ 昔、遊郭の遊女は様々な男性と関係を持っていたので、その中で本気で好きになった男性に愛を誓うときは、左の小指を切り落として相手の男性に贈ることで自分の誠意を伝えていた。 これが「指きり」。 「げんまん」は拳万と書き、要するに、嘘をついたら拳で一万回ぶん殴りますというもの。 嘘ついたら、さらに針を千本も飲まされる。 つまり、あなたに決めて小指まで切ったんだから、身受けして遊郭の外に出してね。 嘘ついたら許さない、ということのようです。 ただし、いろいろ調べてみると、いったん小指を切り落としても、 腕の良い職人に偽物の小指を作らせ、「あなたは特別」と何人にも言ったらしいです。 うーん、これはオキニに騙されないように気を付けたいですね(^^; 【かごめかごめ】 この歌の裏の意味は流産説など諸説あるようですが、ここでは、遊女説だけ取り上げます。 かごめとは、カゴの中の女、つまり、遊女のこと。かごの中の鳥も遊女ですね。 いついつでやるとは、いつになったら外に出てこれるかという意味。 夜明けの晩とは、夜明けの近い未明。 鶴は遊女を指し、亀は遊女と内通している男。 「すうべった」というのは、地方によっては「つうべった」と歌うこともあるようでして、つうべるとは脱走すること。 遊女が内通している客と夜暗い時間に遊郭から脱走を図るということですね。 後ろの正面だあれって、それは、もちろん、追いかけてくる追手です。 ちなみに、このように脱走を図って捕まった場合、男のほうは殺され、遊女のほうは厳しい罰を受けたりするんだとか。 脱北みたいなもんで、逃げるのも命がけですね。 現代では、場合によっては、業界を去りたければ去れますし、場合によっては、客が姫とLINEとか交換したりして、自由に連絡取っちゃったりできますからね。いい世の中ですね。 【シャボン玉】 「シャボン玉」は、この歌を作詞した野口雨情が幼くして亡くなった我が子のことを歌ったものというのが一般的な解釈で、おそらくそれが正しいでしょう。 ただ、少数説ながら、遊郭の遊女について歌ったものだとするものがあるようです。 遊郭という逃れられない苦界のなかで、遊女が遊郭の高い塀の中でシャボン玉を飛ばしながら、外の世界への憧れを、すぐに消えてしまうシャボン玉に託している、、、というもの。 ちなみに、吉原にあるお歯黒ドブの石垣跡は今でも見ることができます。 お時間のある方は、お風呂屋さん行った後に見学してみるのも一考かと。。。 【はないちもんめ】 これは「人身売買」の歌。 地方の 貧しい農家に「子供を売らないか?」と、人買いがやってきたお話。 女の子は遊郭に売られていくのです。 人買いは美人になりそうな子を見て「あの子が欲しい」と言います。 親は「いくらだ?」と尋ね、当時の通貨単位である「一匁(いちもんめ)」で・・・ということのようです。 「花」は女の子のことなので、「はないちもんめ」となると。 買い手は安く買いたいので、「(安く)買ってうれしい はないちもんめ」 売り手は、まけさせられて安くなったら悔しいので「まけて(まけさせられて)悔しいはないちもんめ」 「あの子が欲しい!あの子じゃわからん!」 というのは、売りたくない子を指名されてすっとぼけているとする説と、 わからんは、まからん(まけられない)とする説があるようです。 【ちょうちょ】 蝶とは浮気癖のある男のことで、花は遊郭の遊女たちのこと。 この歌、浮気癖のある男をもつ妻が子どもに対し 「あなたのお父さんはこんな人」 と分かり易く説明している歌にといわれている。 えっ、ドキッ!! この歌に歌われている男は、しばらくオキニに入って、飽きたら別の女にスイッチするみたいですね。 これぞ、まさしく我々風活者たちのテーマソングな気が(笑) えっ?そんなに、あっちゃこっちゃの嬢に入らないって?(^^; ずっと菜の花にとまってるって?? こんな感じですが、吉原での風呂遊びのときに話に詰まったら、小ネタにでもなれば幸いです^^; | |
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