昔話 < 車と女 > - オレの地雷を越えてゆけ！の風俗コラム ｜口コミ風俗情報局

今から25年以上前。
ﾊﾞﾌﾞﾙの泡は弾けていない。
車に夢中だった。
当時、20才くらいの男ならすぐ、車の話で盛り上がった。
ｿｱﾗ派 or ｽｰﾌﾟﾗ派に別れ、どちらが、どのように格好いいか？
買う、買わない、買えないは関係なかった。

通信手段は、ﾎﾟｹﾍﾞﾙが最先端。持ってる奴は、ほとんどいない。
携帯電話は高額な上に、大きさが凄い。
革靴を持って話している様に見えた。

ﾏｰｸⅡ、GX81型。
友達が、「親のお下がり」だと文句を言った。
俺は、車が走り出すと、
「ﾊﾞｼｬﾝ！」と音を立てて閉まる、ｵｰﾄﾛｯｸに感動して、上の空で聞いていた。

<大宮回転寿司>。
駅前ﾛｰﾀﾘｰを中心にして、 ｸﾞﾙｸﾞﾙと車を乗り回し、歩いている女の子に声を掛ける。
女の子も、声待ち状態、が少なくない。

奥手な自分は、友達に引っ張られて繰り出したものの、居酒屋で飲む以上の展開には、ならなかった。

ｶﾛｰﾗﾚﾋﾞﾝAE85。
中古で一目惚れ。
86は高くて、手が出ない。この頃、既に86ﾌﾞｰﾑが来ていて、新車価格140万円で買った86を、3年後に売ったら、それ以上になった、という記事を見た記憶がある。

ﾛｰﾝ金利も凄かった。
約100万での購入が、3年ﾛｰﾝだと、総額150万くらいに膨らんだ。

女、女、女！という奴は、ﾃﾞｨｽｺ。
ｼﾞｭﾘｱﾅ、ﾏﾊﾗｼﾞｬ。
六本木は、何度か車で行ったが、行っただけ。
ﾍﾞﾝﾂのE190が、
「六本木のｶﾛｰﾗ」と呼ばれ、実際、ｳｼﾞｬｳｼﾞｬいた。

一目惚れした車は、1年半で事故って、ﾛｰﾝだけが残った。

若さはあるが、金は無い。恥ずかしくて、女の子と上手に話せなかった。

風俗には、興味がある。
行ってみたいが、勇気が出ない。
ﾄﾙｺ風呂が、ｿｰﾌﾟﾗﾝﾄﾞになったらしい…

池袋のｿｰﾌﾟに行ったら、
尻の穴まで舐められて、
天国を見た！という、友人の話しを、
「ふ～ん」と、如何にも興味ない振りして、ﾅﾆはﾋﾞﾝﾋﾞﾝで聞いていた。

とにかく、欲望<女>に対して、素直になれなかった。