タイトル | ○○○○さんレポ 初秋編 |
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投稿者 | タケゾー5 |
投稿日 | 2018年12月19日 |
『○○○○さんレポ 初秋編』 前回コラムから、3か月以上たってしまいました。 このシリーズ、みなさんからたくさん応援コメントをいただいていたのに、なかなか続きを書かなくて申し訳ありません。 この3か月、ヒロスエさんと、あんなことしたり、こんなことしたりしてたんだろー! うーん、そうならよかったんですけどねー。 あんなことやこんなこと、あるにはあったのです。 ただ、楽しい内容ではなかっただけで。 あ、別に嫁にバレて修羅場になったりした訳でもありません。 え、それならそれで盛り上がったのにって、それは勘弁してくださいよー! ちょっとビターで、盛り上がらない内容ですが、大和での懇親会で皆さんに突っ込まれたり、サトナカさんやマリさんから、コラム!といわれたり、いろいろ気にしてくださっている方々もいらっしゃるので、この秋、何があったのか、そしてこの先どうなりそうなのか、書いておこうと思います。 まずこの先どうなりそうなのか。 大和では皆さんにお話しちゃったのですが、 たぶん、 もうすぐ、 終わります。 9月、タケゾーが繁忙期に入る頃、ヒロスエさん、ある芸能関係の大きなイベントの仕事に関わります。 自分のデザインに今までなかったほど多くの人からチェックが入り、山のような変更、いつまでも出ないオーケー、土壇場でのひっくり返し。 グラフィックデザインの現場ではよくあることなんですが、いろいろな立場の人が相反する意見を言ってきて、いったいどこで折り合いをつけるのか。 いや、結局仕事ってそんなことの連続ですよね。 だからまだこの頃はヒロスエさん、 「ふざけんなって感じっすよー!」 みたいなラインを送ってくるだけですんでいました。 10月、タケゾーがますます忙しくなる頃、ヒロスエさん今度はある大手流通さんの、大規模なキャンペーンに関わる仕事の担当になります。 代理店も入った、かなり大きな仕事です。 入社して10年って、タケゾーもそうでしたが、そろそろ大きな仕事を任される頃ですし。 そしてヒロスエさん、まず仕事量の多さに追われていきます。 そして、例によって例のごとくの展開。 見た目からは想像つかないほど真面目で一生懸命なヒロスエさん、徐々に疲弊していきます。 体のみならず、精神的にも。 それにはいろいろな理由があるのですが、そこはちょっと書かないままにしておきます。 「もうだめですー」 「会社いきたくない・・」 「やめたいです」 みたいなラインが続きました。 ヒロスエさん、本当はグラフィックではない自分の作品を作っていきたい想いがあるのはタケゾーもよく知ってます。 そして今年に入って、冗談半分にせよ、会社をやめるやめると言っているのも。 でも、今それを言うのは、投げ出すのと同じことじゃないか。 そしてある晩、嫁にバレないようにラインのやりとりを続けているうちに、 「もう、誰の言うこと信じていいのかわからない」 という一文が。 夜中、車の中から電話をしました。 泣きながら話すヒロスエさん。 そして、仕事の先輩という立場からしか話ができないタケゾー。 ですが、ヒロスエさんはデザイナーです。 いろいろオーダーがあるとはいえ、基本的にゼロから1を作る仕事です。 その1を否定される、あるいは踏みにじられる気持ちは、タケゾーも簡単にわかるよ、とは言えません。 そして、ヒロスエさんの会社の話になると、タケゾーにとっては大事な協力会社さんであり、何も意見できるはずもなく。 なんだ俺。 俺、もしかして結構ひどくないか。 100パーセント味方になれないのに電話して。 そもそも、ほんとに大切に想う相手なら、今もう車とばして向かってるだろ。 そんなこと、できるはずないのに。 じゃあ、俺がヒロスエさんに今、してあげられることって何なんだ。 こんなに、こんなにも涙を流しているのに。 2時間近く話していたでしょうか。 ヒロスエさんが泣き止むのを黙って待っている時間もかなりありました。 タケゾーが話したことは大きく分けて2つ。 ひとつは、できるだけ具体的なアドバイス。 わかりやすくて、役に立つ、ヒロスエさんが、信じてもいい、と思えるような。 そして、 「毎日遅くまで会社にいるんでしょ。時間も場所もあわせるから、そっちの都合のいい時に、美味しいもの食べに行こ」 これが、精一杯でした。 電話を切ったあと、自分の無力さ、ズルさ、無責任さ、そんなようなものたちが、はっきり見えてしまったような、そんな気がしました。 例によって、長くなりそうなので、 次回へ続きます。 | |
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