タイトル | 初めての恋(1) |
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投稿者 | サトナカ |
投稿日 | 2018年11月14日 |
『初めての恋(1)』 昔々のお話です。 男は 転勤で大阪に赴任しました。 住まいは 新大阪に近い西中島でした。 転入届を出しに淀川区役所へ行きました。 淀川区役所は『十三』という所にありました。 転入届を出した後 十三の街をブラブラしました。 男には オモチャ箱をひっくり返したような その街がとても魅力的に映りました。 仕事関係以外に知人は居ません。仕事と住まいの往復ばかりの毎日。 男はふと オモチャ箱の街に行ってみたくなりました。 西中島と十三は隣街。 風呂も入ったあとですから、夜の10時半頃だったでしょうか? チョコレート色の阪急電車で 南方駅から 一駅です。 ネオンがキラキラ輝いて 昼間に比べて一層活気があって 刹那的で 危なげで 何より魅力的な街でした。 ○○○○○○というお店がありました。なんの情報も持たず ふらりと入ってみました。 そこは、マンツーマンでお酒の相手をしてくれる キャバクラのようなお店でした。 何名か付いてくれた女性の中にその娘が居ました。 その娘の名は Rちゃん。 緩やかなウェーブの掛かったセミロング。 真っ白のミニスカドレス。 Wink の相田翔子さんにソックリで 芸能人かと思うほど とても愛らしく 可愛い娘でした。 独身で女性経験も極めて乏しかった男には とても眩しく とても緊張しました。 ドキドキする鼓動を悟られないように・・・ 男は、何をお喋りしたか 殆どの覚えていません。 ところが・・・ R 「お腹空いてません?」 男 「ウン 空いてるかな」 R 「お店 12時(24時のこと)までだから ご飯食べに行きません?」 男 「えっ? あ はい 、僕とですか?」 R 「エエ、嫌じゃなければ」 ※そういえば 大阪弁じゃなかった 今更だけど。 夢❓ 奇跡⁉️ モチロン嫌な訳などあるハズがありません。 スーパーアイドル並みに可愛い娘が こんな男をご飯に誘ってくれてます。 男は戸惑い 耳を疑いました。 男 「あの・・・ホントですか?」 R 「大通りの角に住友銀行があります。その前で待ってて下さい。お店終わって着替えて 私 車だから12時15分には迎えに行きます」 男 「はい 待ってます」 どうやら ホントみたいです。 夢? じゃないよね。 Rちゃんが席を離れ 男は間も無く店を出ました。 Rちゃんに教えてもらったとおり、数分で住友銀行がありました。 時間は12時(24時)でした。 季節は春先、夜の12時 少し肌寒かった気がします。 | |
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