書評…摂大乗論 - ザーメン シェパードの風俗コラム |口コミ風俗情報局

ザーメン シェパード(297)
風俗コラム『書評…摂大乗論』
タイトル書評…摂大乗論
投稿者ザーメン シェパード
投稿日2018年06月01日
『書評…摂大乗論』
紀元前5世紀頃、インド北部を治める国王の嫡子として産まれたゴーダマ シッダールタは、何不自由の無い生活を送りながらも、心は常に沈んでいました。

自身の栄華は人民の犠牲の上に立っている。
美人の妃も将来は年老いて婆さんになる。
妾を囲っても自分が勃たなくなるだろう。
そして必ず死んでいく。

バラモン教という怪しげな新興宗教教団は彼の心の隙に付け入り、その個人財産を騙し盗ります。こうして乞食や賤民や奴隷と生活を共にするようになったゴーダマは、その中で大勢の友達に恵まれ、王宮の中では決して得られなかった心の平安を感じるようになります。そして、次の事実に気付きます。

王族でも幸せだとは限らない。
奴隷でも不幸だとは限らない。

金持ちでも幸せだとは限らない。
貧乏人でも不幸だとは限らない。

健康であっても幸せだとは限らない。
障害があっても不幸だとは限らない。

遅漏でも幸せだとは限らない。
早漏でも不幸だとは限らない。

巨根でも幸せだとは限らない。
短小でも不幸だとは限らない。

幸せとは何なのか…?

考えて…考えて…次の結論に達しました。

(幸せ)=(現実)÷(欲望)

中学校の数学を習っていればわかりますね?
(欲望)を0にした時、(幸せ)の大きさは無限大になる。これより大きな(幸せ)は無く、(幸せ)を無限大にするには(欲望)を0にする以外に無い。
これが即ち「成仏」です。

彼の発想はインド哲学界に波紋を呼び起こし賛否両論、様々な議論がなされました。

欲望とは心に産まれるものである。
幸せとは心で感じるものである。
従って、心の構造がわからなければ、結論は出せない。

このように考えた人々は、心の研究に邁進していきました。そして、ゴーダマの死後、およそ一千年間に行われた膨大な量の研究成果は、アサンガというガンダーラ地方の哲学者によって集大成され「摂大乗論」という書物に纏められました。西暦4世紀の後半のことです。

アサンガ 著、長尾雅人 訳注
「摂大乗論」
講談社、1982年

ちなみに、かの三蔵法師 玄奘がインドを目指した直接の目的は、アサンガが引用した膨大な量の研究論文を招来し中国語に翻訳することでした。今に伝わる「大般若経」です。

インドの数学には古くから「0」という概念がありましたが、ギリシャや中国の数学には「0」が無かったため、どうして無限大が出てくるのか理解できなかった…そこで「0」を「無」とか「空」とか訳し、「無」とは何か?「空」とは何か?といった禅問答が繰り広げられられていたんですね。



心はどのように産まれ、どのように育ち、どのように働き、どのように滅んで行くのか?

心とは何でできているのか?

そもそも、心とは何なのか !?

私は仕事の関係で動物行動学(動物心理学)関係の書籍や研究論文を読む機会が多いのですが、希に人間の心理学に関するテキストにも目を通しています。現代心理学の研究成果と比較した場合、「???」と感じる部分も多々あるのですが、ユングやフロイドを遡ること千五百年以上の昔、心に関してここまで科学的な考察を積み重ねて来た人々が存在していた事実に驚くばかりです。そして仏教というものが決して宗教などではなく、科学であり哲学なのだと、認識を改められました。

何より驚いたのは、「幸せとは心で感じるものである」という点ですね。幸せとは、おチンチンで感じるものだと思ってましたから♪



さて、ゴーダマ シッダールタ…仏陀…の直近の弟子たちは、欲望(煩悩)を棄てるための厳しい修行の道に進みます。俗に小乗仏教と呼ばれる道ですね。これは原理的に間違った道なんだそうです。何故なら、彼らは
「煩悩を棄てたい!」
という新たな欲望(煩悩)を抱え込んでしまうのですから…

では大乗の教えとは !?

心は肉体に依存して存在している。
肉体の無い所に心は無い。
肉体が滅ぶ時には心も滅ぶ。
魂などは存在せず、従って死後の世界
…天国とか地獄とか…も存在しない。
前世も無ければ来世も無い。
魂を裁き魂を救済する「神」も存在しない。
人間は死んだらお仕舞い。
一度きりの限りある生を充実させるべき。

煩悩は肉体に宿る本能から生じる。
命ある限り煩悩から逃れる術は無い。が、
どうせ いつかは死ぬ。煩悩は消える。
生きとし生ける者すべて、必ず成仏できる。
その時迄は煩悩と上手に付き合えば良い。

たとえば…

最高のパートナーとの最高のHを求め、そのパートナーには自分の他には誰にも指一本たりとも触れさせたくない!

などという過ぎたる欲望を抱えていては、性欲解消のために多大な労力を消費して、他のもっと重要な事ができなくなる。

性欲なんぞは、その辺の風俗店でサクッと解消して、もっと他の事に時間と労力を傾けるべきである♪

なに !? どうせなら良い娘と遊びたい?

それなら「口コミ風俗情報局」を利用しな♪

と、いうことで、風俗嬢というのは、私たちの煩悩を消し去ってくださる、菩薩様のように尊く有り難い存在なのだということです。

仏は法を売り
祖師は仏を売り
末世の僧は祖師を売る

汝は五尺の身を売って
一切衆生の煩悩を救う
(ジョージ秋山、浮浪雲)
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