タイトル | 性風俗って斜陽産業なの? 風俗産業の統計的分析① 総論編 |
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投稿者 | hireidenton |
投稿日 | 2017年12月07日 |
『性風俗って斜陽産業なの? 風俗産業の統計的分析① 総論編』 今回は、ちょっと真面目に風俗産業を統計的に分析してみようと思います。 皆さんご存知かどうか分かりませんが、警察白書で「性風俗関連特殊営業の届出数の推移」というものを公表しています。 ネット検索してみたのですが、平成26年のデータまでしかないので、少し古いですが、ご容赦ください。 なお、届出件数なので、規模が小さい店でも大きい店でも1件とカウントされるので、その点は留意する必要があると思います。 前段はこの程度にして、平成26年時点の風俗店総計は31,514件となっていて、平成19年が19,990件ですので、約1.5倍に増えています。 斜陽産業と思ったのに、意外ですよね。 この間、リーマンショックや東日本大震災などありましたが、そんなのお構いなしで、毎年増加を続けています。 31,514件のうち、何が一番多いかというと、デリヘルで19,297件です。全体の6割以上を占めています。 次に多いのがラブホテルで5,940件で、デリヘルとラブホテルと合わせると、全体の8割を占めます。 風俗関連のお店といっても、上記のラブホテルだとかストリップ劇場、アダルトショップなどが含まれるので、ここで、抜きありの風俗店の数字だけ引っ張り出してみましょう。 デリヘル以外では、ソープランド(第1号営業)とファッションヘルス等(第2号営業)が該当しそうです。 それぞれの数字を見てみると、前者が1,224件で、後者が810件。 二つ合わせても、デリヘルの約10分の1程度です。 ということで、現在の風俗産業は、全体で見ても、抜きありだけのところで見ても、デリヘルが圧倒的に主流なようです。 見方を変えれば、飽和状態で競争が激化しているという見方もできるのかもしれません。 次回は、それぞれの業態についてここ数年の推移を見てみたいと思います。 | |
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