タイトル | 本気になってはいけないんですか! その1 |
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投稿者 | catwork |
投稿日 | 2017年08月21日 |
『本気になってはいけないんですか! その1』 今を去ること30年前の私の風俗デビューは、それはそれは惨めで後悔にあふれたものでした。 今改めてその思い出をほじくり返す気にもならないし、皆さんに不快な想いをさせようとも思いません。 今回初のコラムで告白するのは、それから数年後の、今思い出しても胸の奥がキュ~ッと痛くなるあの時のお話しです。 その時までに体験した風俗は、多分ピンサロのはしりだったお店で1回、それから地元のソープで1回、さらになぜか東北の中心地仙台のソープで1回。 全く素人同然、しかも彼女もいない砂漠化した青春時代でした。 その娘と出会ったのは、自宅から車で1時間以内にある栃木県の県都宇都宮市。 なかなかに有名な風俗街のある街ですが、その中の1件に友人に連れられて入ったのがきっかけでした。 今でもあるお店でしょうが、名前までは忘れてしまいました。 それまでに経験したお店とは異質のサービス。ぼんやりとしか覚えていませんが、𠮷原では高級店に属するような広い待合室。 そこで2枚の写真を見せてもらって、私が選んだのは肌が白くてちょっとボーイッシュな髪型の女の娘でした。 まだまだ若くてヤリたい盛りの若者ですから、ドキドキするのも当然ですが全て前向きに考えています。 今から始まる非日常のイメージを、頭の中いっぱいに広げて待っていると、このお店は待合室のすぐ外にまで女の娘が迎えに来てくれるシステムだったようです。 そこで初めて目にした女の娘、身長は私の肩まで届くかどうか。コンパクトだけど女性の武器はしっかりと。 軽く染めたショートの髪がやけに可愛い、いわゆるパネマジなど全くない写真そのままの女の娘でした。 今でも部屋の造作だけはなぜかはっきりと憶えています。 入り口を入ると奥までストレートの縦長の部屋で、靴を脱いだすぐ左手にベッドがあります。その奥が浴室。 ここからどんな手順で男と女の交わりに至ったかは、断片的にしか思い出せません。 いきなりkissは無かったと思います。もちろんいきなりferaも。 少し慣れるまで気軽な話をして、お互いにタイミングを計っていたような気がします。 しかしです、私の身近にこんな可愛い女の娘はいなかった。 (これが後に悲劇を呼びますが....) しかも聞いたところによれば、年齢は確か23歳で、抜けるように白い肌に若いだけあってどこにも無駄な肉のついていない引き締まった肢体。 参りました、打ちのめされました、のめりこみました。 そこから何分コースだったのでしょうか。 ベッドで何をどうやって、どこに何をしたのかは思い出せないのですが、マットで体験した新鮮な驚きだけは今でも憶えています。 私はマットで完全に骨抜きにされました。 (この世の中に、これほどの肉体的快楽があったのかっ!) 特に、実生活ではそれほど濃厚な体験をしていないfera、この技術に驚いたのなんの。 当然それだけではなく、次々にくり出されるテクニックに、もはや快楽を通り越して感謝の涙を流すほどでした。 ああそうだ、ベッドでぎゅっと抱き合って、一生懸命に同じ動きを繰り返していた甘美な記憶もありました。 そんなこんなで、私は今まで知らなかった世界が、この世の中にはあるんだな~ということを頭と身体に刻み込んでそのお店を後にしたわけですが、それだけでは済まなかったんですね。 もう普段生きている時間中は、常に彼女のことを考えていました。 (今でも大して変わらないか....) ただし2人の間には、簡単には埋められない距離がありました。 1つは当時私が住んでいたのは福島県なので、気軽にホイッとは行けなかったこと。 もう1つはやっぱり金銭的な問題です。 それでも若い心と身体は、健全にも若い娘を求めます。 通いました...可能な限り....毎回プレゼントを持って....手紙まで書いて。 バカですか?バカと言えますか? 今なら長らく生きて来た中で培った、常識や理性という余計なもので感情にフタをすることができます。 でもその当時はそんなことできませんでした。 ホレました。 だって、本気になってはいけないんですか! こんなに可愛いのに、こんなに好きなのに、こんなに切ないのに。 でもこの一方的な恋には、甘美なだけではなく逃れられない苦しみがもれなく付いてきたのです。 自分が愛する女性が、毎日見ず知らずの男性に抱かれることを想像して、正気でいられる男はいません。 いたら会ってみたいくらいです。 それからどのくらいの間苦しみ続けたでしょうか。 会いに行く毎に深まる愛しさと苦しみ、そして遂に私は決心しました。 「この娘を救い出そう!」 最後の訪問となったその日、今思えば恥ずかしくて絶叫しそうですが、私は心の全てを1枚の手紙に託して彼女に渡しました。 とてもここでは紹介できませんが、さすがに自分が書いたものだけあって、今でもその中身は頭の中に残っています。 俺は....あなたに....運命を....賭ける.... 断片的に引っ張り出すと、こんなことを書いていました。 携帯の番号を添えて。 それから毎日携帯にかかってくるはずの電話を待ちました。 本当に、生きている時間のすべてを捧げて待ちました。 それでもかかってこなかった。 ああ....今でも携帯に電話はかかってきません。 その娘は私に本名も教えてくれました。耐えし・の・ぶ恋。 幸せに暮らしてるんだろうか。 過去に1度、何を勘違いしたのか、本気で愛してしまった男がいたなんて、忘れてしまったかな。 でも、本気になってはいけないんですか? | |
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