姫と女の境界線 - オレの地雷を越えてゆけ!の風俗コラム |口コミ風俗情報局

オレの地雷を越えてゆけ!(400)
風俗コラム『姫と女の境界線』
タイトル姫と女の境界線
投稿者オレの地雷を越えてゆけ!
投稿日2017年07月12日
『姫と女の境界線』
彼の結婚生活は短命だった。
娘が喋り出す前に終演を迎えた。

始まりは、社内の大幅刷新が近い頃だろうか。
配置転換や異動、昇格人事。
そんな話題で持ち切りだった。

でも、彼には興味が無さそうだ。
今の置かれた立場で全力を尽くす。
それしか頭にない堅物の様に見えた。

厳し過ぎる事もあったろう。
けれど、周りはよく着いて行った。
結果は数字に現れる。
そして、それを守り通した。

ある日、出勤するとデスクに花が飾られていた。
ある時は綺麗に清掃されていた。

それに対する彼の反応を観察するような、周りからの浮ついた視線が漂っている。

日を置かず、その犯人から申し出があった。
連絡先を教えて下さい、と。

真面目で誠実な姿勢に好感は持っていた。
仕事も一生懸命にこなす。

けれど意外だった。
彼女はアルバイトの大学生。
目立つ存在でもなかった。

火遊びの積もり無いが、恋人と呼ぶには抵抗があった。
しかし、2人は出会いを重ね、夜を共に過ごした。

やがて彼女の体内に命が宿った頃。
異動の通達が彼に知らされる。

前代未聞の大抜擢。

称賛の声と妬みの心。

しかし、そんなものに耳を傾ける余裕は無かった。
激務との戦いの日々が始まる。

予約困難の人気嬢に成長した姫が居る。
彼は幸運だった。
その前に彼女を知り、会うことに困った事がない。
彼女に魅了され、何度も店を訪れながら、
誘うことはしなかった。

齢の差を気にしていたのである。

同じ過ちを繰り返す怖さがあった。

すれ違いの結婚生活。
必死に働くだけ深まる溝。
些細な勘違いは、やがて修復困難に陥る。

娘が掴まり立ちを始めた頃。
彼女は休学から復帰し、卒業証書を手に入れた。

最終学歴は重要だ。
中退と卒業では就職に大きな差が出る。

けれどそれは、迫り来る未来を暗示しているようで、彼には面白くなかった。

そして結局、一回りほど違う感性を理解出来ぬまま、書類に捺印して全てが終わった。

今日は何してるの?
連絡したいけど勇気が出なかった。

予定外に時間の出来た姫が、彼に連絡を取ろうか迷ったらしい。

これには驚いた。

そんな言葉が姫の口から出てくるとは、想像すらしていなかった。

けれど勇気を貰った。
食事に誘い、快諾を得た。

明日会えると思うと緊張する(笑)
前日には、そんな言葉が送られてきた。

すかさず送り返した。
それはこっちの台詞、だと。

当日の姫は積極的だった。

待ち合わせ場所で会うと同時に手を握り、中指と親指で彼の手をさすってくる。
肘にはバストの感触。

照れ臭さと嬉しさと困惑が入り乱れる。

楽しい食事が終わり、行き先が定まらぬまま歩き出す。
帰宅時間も気になる。

そんな胸中を知らぬが如く、姫が口を開く。

収入は確かに大事。
でも、年齢もあるし、
いつまでも風俗は続けられない。

これは、彼に向けての言葉なのか?
それとも、彼の知らない、他の彼なのか。

姫の瞳には、誰が映っているのだろう。

不意に大通りへ出ると、左手には駅が見える。
何気なく視線を向けた。

ねぇ、そっちは駅だよ?

その言葉の響き。
そして、その意味を理解した気がする。

駅とは反対方向へ足を踏み出す彼に、より深く寄り添う姫。
ここに至って、迷いは無かった。

彼は情熱を注ぎ込み。
姫は歓喜を持って受け入れた。

けれど悩みは尽きない。

再び路上の2人となる頃には、不安な言葉が湧いては消える。
“常連に対するお付き合い”
“酔った勢いの気まぐれ”

彼は次回の約束を求め答えを待つが、姫は言葉を発しなかった。

でも、彼は安堵した。

はち切れんばかりの笑顔を魅せる彼女。
それが返事だと分かったから。



【追記】
ご一読ありがとうございます。ちょっと小説風に書いてみました。嘘か真か?過去か現在か?
“不問”とさせて頂ければ幸いです。
オレの地雷を越えてゆけ!
女の子の好み
☆3
若さ
☆2
バスト
☆2
ウエスト
☆4
テクニック
☆3
感度
☆5
ラブラブ感
☆5
トーク
☆2
好きなプレイとか
ディープキス 素股
その他の好み
アジア (*^▽^*)
あいさつ
やっぱケイジがしっくりくるなぁ~( ̄∇ ̄)
本人は単なるオッサンですけど。
アイコン☆パネマジ120% (笑)
────────────────────────────────
山手線北半球(新宿~池袋~上野)がメインです。
たまに脱線します。
以前よりペースは落ちますが、ポツポツ投稿したいと思います
(・∀・)v

【2024年4月25日:追記】

2015年の初投稿以来、継続して来た風活および投稿活動から卒業します。口コミ情報局とそれに関わる皆様のご健康と今後のご活躍を祈願しております。グッバイ♬
今までありがとうございました (⁠・⁠∀⁠・⁠)ノノ
[!]このページについて報告