タイトル | 他人の不幸は蜜の味…其の二 |
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投稿者 | いぶしの銀ちゃん |
投稿日 | 2017年06月20日 |
『他人の不幸は蜜の味…其の二』 もう、ご存知だとは思うのですが、ここで言う他人と言うのは銀こと私でございます(T ^ T) 皆さまの励ましや共感、色々なコメントを頂き、銀は大変嬉しく思っております。 今後、地雷を踏んでも「オイしい♪」なんて思えるようになれば、高みに行けそうな(どこの?)気がして来ます(=´∀`) ではでは、皆さまお時間が許しましたらお付き合いを… まだまだ風活歴が浅い頃、初来店のヘルスで大きな地雷を踏んだ事がある… 寒い季節だったと記憶する。 まだ新開地にストリップの『神戸第一◯場』があった頃のお話。 ストリップに行った事がなかったので、友人と一緒に新開地まで行きストリップ観覧、と思いきや、その日は「新人ショー」なるイベントで、数多くのストリップ嬢が観客席まで出て来て、1回3000円程を後払いで、ぱふぱふができるという何とも言えないイベントが開催されていた。 かぶりつきがどうとか、そんな淫靡なショーを期待していた私にとっては、少し残念な気持ちになってはいた。…結局、第一劇場はその後1年もしない間に閉鎖されている。いや〜残念! …今、思えばここから、地雷へのカウントダウンは始まっていたのかもしれない… その後、友人も私も何と無く不完全燃焼なので、よっしゃ福原界隈のヘルスでスッキリしようでないかってな流れになる。 まだ風活初心者だった私は、経験豊富な友人に店選びを任せたのだ。 よしよしと友人は、張り切りとあるヘルスを紹介。で、これも 名前すら忘れてしまっている。確か色彩の名前をとったヘルス… で、カウンターに行き、本日出勤の嬢の写真をボーイから紹介される。3人程すぐに対応可能という事で3枚の写真が私の目の前に提示されたのだ。 ……‼︎⁉︎っ…待て待て、メッチャ可愛い娘がおるやんかっ!マジ⁉︎ 差し出された1枚の写真に、好みど真ん中の女性が中腰で膝に手をつき胸を強調した姿で写っているではないかっ! 多少、顔にボカシはかかっているものの、輪郭もはっきりした感じなので、美人さんに間違いないっ! …と、感じたのが早いか直感が早かったのか…気付けば「この娘にします!」と写真を指差していた。 ……………。 そこで、何故か一瞬の静寂があったのだ。 絶句、と表現するのが正しいのか、とにかく明らかに友人は元よりボーイまでもが「マジか…」ってな感じの居心地の悪い静寂があったのだ。 「お…お前…ホンマにええのか?」 絞り出すような声で、友人が言う。 友達思いのいい奴なんだ。 「え?どうして?可愛いやん、この娘♡」 私はまだまだ青い… 「ホンマやな、ホンマやねんな?」 ほんといい奴でしょ? 何度も買い下がってくれていたが、私の並々ならぬ決意に友人も諦め、「好みは人それぞれだ」と名言を残し、お気に入りがいなかったのか友人は、別のヘルスに行く事になる。 「では、60分後に( ̄^ ̄)ゞ」 心配気に店を去る友人を横目で見ながら、さぁ!頑張るぞ、楽しむぞ!と張り切る銀であった。 余談だが、この友人とは小学生からのお付き合いがあり、女性を含め多岐に渡る私の趣味嗜好を知り尽くしているのである。 「で…では」と動揺を隠し切れないボーイに案内され、カーテン奥の室内に通される。 胸高鳴りながらカーテン奥へ… 「こんばんわ〜」と嬢の声。 うん、可愛い声……で、嬢のご尊顔を拝む… …ん?あれ?あれれ?あれれれれ?もひとつあれれ? …写真……カワイイ♡ …実物……ってかどちら様⁇ ♩チャラり〜ん 銀はレベルアップしました。 スキル『パネマジ』を習得しました。 ってか、時既に遅し! 『ヘルス』ならぬ『ヘル=地獄』の始まりを充分に予感させる出で立ちだ。 体型は写真通りだが、お顔立ちがボカシから想像したものと全く別物なのだ。 例えていうなら…佐々○希かと思ったらズラを被ったバイ○ング小峠だったという… …「なんて日だ⁉︎」いやいやこの頃彼はいなかったけど…もう人生の終焉のような、と言っても言い過ぎでないレベルなのだ… …ま、これに関して言うのなら、私の見立ての甘さが多いにあったのは否めない。 事実周囲は私のチョイスに引いていたのだから…(^◇^;) こ、こんばんは…完全に混乱している私がいる。 嬢からのキスもなく手も引かれずシャワーブースへ案内される。 そこでの洗体もテキトー…で、なんかよく意味もわからないタイミングで笑ってるので、不快感MAX。 でも、私も大人… 何とか場を取り繕う為に、したくもない世間話をまたかけてみる。 「今日さ、ここの近くにあるストリップ劇場に行ってきてん」 「えー何それ?知らな〜い」 …キツい…キツすぎる… シャワー後、ベッドでのフェ○も、単調、身体すら触らせてくれない …嗚呼、オレ、ナニシテルンダロ?…そんな思いが頭の中でグルグルグルグル… で、結局フィニッシュもできず店を後にする… そして予め決めてあった集合場所で友人と落ち合い反省会を。 「いや〜人の意見は聞くもんだね…」 心なく呟く私に友人も同情を禁じ得ない。 「な?言ったやろ?」 …人生に於いてこれ程綺麗に、且つ華麗にこのフレーズがハマる事なんてあるんだね… と、ひとり感慨深く思いながら、夜の繁華街に姿を消す男ども… あ、そうそう。 友人にあなたはどうやったの?と聞くと 「むっちゃ良かった♡」と… …人生とは兎角上手くいかないものである… | |
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