タイトル | 女神昇天(3)(⑤新規客では指名できないシステム、⑥地方客には高いハードル) |
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投稿者 | moonlight |
投稿日 | 2016年10月07日 |
『女神昇天(3)(⑤新規客では指名できないシステム、⑥地方客には高いハードル)』 【5】新規客では指名できないシステム 前稿で述べたように、指名したいとは思っても、実際に出来なければ意味はない。特に、彼女のような現役の有名AV女優の場合、希望者も多く実際に指名にこぎづけるのは容易ではない。 しかも、希望者の多さに加えて、【A業態店】も【デリヘル店T】も、ともに新規客が女神様をいきなり指名出来るようなシステムになっていないという事情もあった。(注1) (1)2段階指名システム 【デリヘル店T】は在籍嬢が3ランクに分かれており、メジャー・レーベルの単体AV女優等を擁するVIPクラスのコンパニオンを指名するには、同店の会員になっておく必要がある。他のランクのコンパニオンを相手に1回以上、同店を利用すれば会員となる。 すなわち、店のシステム上、新規客が彼女を含むVIP嬢をいきなり指名できるようにはなっていないのである。 この【デリヘル店T】におけるVIPクラスと他の2クラスの違いは料金プランにもあり、後二者に比して前者は高額設定であるだけでなく、「ASK」となっているのだが、それについては、稿を改めて述べることとしたい。いずれにしても同店の最上級クラスは、何から何までVIPなのである。 他方、【A業態店】には、そのようなの在籍嬢のクラス分けはない。原則として、料金プランは一律であるし、新規客が指名出来ないカテゴリーの在籍嬢を設けるような店舗システムになっていない。(同店では、女神様卒業後も、有名とはいえないもののAV嬢・経験嬢が断続的に在籍しているが、彼女たちも他の在籍嬢と同じ条件で指名できる)。 【A業態店】は、そうしたVIPクラスなしの同店のシステムの中で、女神様だけが「会員のみ指名可能」(【デリヘル店T】と同じく、新規客も1回の利用で自動的に会員となる)という扱いであった。彼女はいわば、その点だけ【デリヘル店T】におけるVIP嬢クラスのような位置づけだったのである。(ただし、時間設定は他の在籍嬢と同じ。会員限定指名であることを除けば、料金のみのプレミアム設定であった)。 (2)AVファンはつらいよ 前項のように新規客では指名できないというシステムは、一部(多く)のファンにとっては不評だったであろう。 AVファンが即、A業態ないし風俗利用客とは限らない。両者の層は、必ずしも一致しない。今回の場合、AVファンというより女神様のファンにとって、お目当ては彼女自身であって、A業態で遊ぶことではない。しかも、A業態の料金は、店のランクにもよるが、風俗の中でも決して安い方ではない。 実際に、当時、某匿名掲示板には、「(会員になるために)入りたくもないA業態姫と遊ぶのは不本意だ」「一番短いコースに入って、お喋りだけして帰る」などという趣旨の書き込みも散見された(今と違って、【A業態店】には時間によって3コースの設定があった)。(注2) もちろん、【A業態店】が女神様をVIP嬢扱いにしたのには、それなりの理由があると思われるし(この点について、ここでは詳論しない。稿を改めて取り上げる)、私もそれは認めたいと思う。 それにも関わらず、新規客として指名・予約ができないというのは、私のような地方客には大変つらい。女神様の指名権を得るために(=会員になるために)、まず上京し、その店で遊ばなければならない。 (注1)【A業態店】は女神様が当初、在籍・勤務していた店舗。【デリヘル店T】は【A業態店】卒業後の勤務店である。両店ともに、現在、彼女の在籍はないため、店名は伏せた。また、後者では女優名を使用していたが、前者は源氏名による在籍・出勤であったため、業態名も明記しない。「女神昇天(1)」を参照されたい。 (注2)その匿名掲示板には、続いて「(【A業態店】に入ったが、客の目当ては他にあるので)相手の嬢も嫌気がさしてやる気がなかった」などという真偽定かならぬ書き込みもあった。次稿「女神昇天(4)」で述べることになるが、同店初来店時の私の指名嬢はプロ意識ある充実のサービスを提供してくれた。他の嬢たちにしても、どのような動機で来店する新規客であれ、指名を増やすためにサービスに努める方がむしろ自然であろう。同店が、プレイ後にサービス内容をチェックするアンケートを実施している点からも、そうそう手抜きはできない筈である。 【6】地方客には高いハードル (1)風俗とは無縁の27年間 当時(2013年夏)の私は現在と違って、風活とは無縁の生活を送っていた。20数年以上遠ざかっていたA業態の店を訪れること自体も、敷居が高かった。しかも、今回、訪れるべきA業態店は在京である。 毎年、上京の機会はある。だが、それは年に数回程度で、あくまでも仕事中心である。現在なら年間10回以上、首都圏に赴いており、本来業務のための出張に加え、別目的wwでの上京も増えているが、当時はそれが今よりずっと少なかったのである。 そうした中で、一度上京して【A業態店】を利用し、しかる後に、女神様を指名できたら、改めて再訪するという手順を踏まねばならないのである。地方在住者にとっては、それだけでもハードルが高かったといわざるを得ない。(注3) このような事情から、私は【A業態店】に電話で次のように問い合わせたこともある。 「地方在住なので、新規で御店を利用させて頂いて、その日のうちに○○さん(女神様の源氏名)を指名することはできませんか。○○さんの前に必ず他の女の子に入るのを前提に、○○さんの予約を受け付けて貰うことはできないのですか」 もちろん、そんなことが可能である訳はない。当時の私はそこまでとは予測していなかったのだが、次稿で述べるように女神様の希望者は極めて多く、店の電話が1時間以上にわたって繋がらないほど殺到していたのだ。こちらの都合で予約できる筈はない。 となれば、正攻法で行くしかない。まずは【A業態店】を一度利用して会員となろう。その上で、本命(女神様)の指名を目指すのだ。 (2)正攻法に挑む - moonlightの急降下 話は前後するが、私が女神様の「ご降臨」を知ったのは、2013年5月末。私にとって初めてとなる女神様のイベント(東京)から地元に戻った前後であった。 その時点で分かっていた同年の上京予定は、8月初旬(1回)と12月中下旬(2回)の計3回。 この8月の上京時にちょうど女神様の出勤があるかどうかは、まだ不明だった。だが、それに先立って7月に1度【A業態店】を訪れることが可能なら、その後の展開も期待できる。幸いなことに、同月中旬に首都圏での仕事が入り、上京できる状況となった。この機会を利用して、四半世紀以上、足を踏み入れていなかった、わが国を代表するA業態の中核地域を訪ねることとしよう。 となると、次の問題は、【A業態店】の誰を指名するかである。 再三繰り返すが、当時、風俗には無縁だった私である。しかも、本命は女神様である。7月の初来店・指名は、その前哨戦、または本戦出場権獲得のための予選にも喩えられよう。従って、フリーでもいい筈だし、上にも紹介した某匿名掲示板投稿者のように「最安コースで入ってお喋りだけ」という選択肢もあったかも知れない。 だが、「同じ入るなら、楽しもう」と考えてしまうのが、私の【悪い】癖である。やはり、せっかくなら楽しみたい。そのためには、それなりの準備も必要である。 本当は、そのように考えない方が、後々、平和なのだ。楽しもうなどと思って臨み、そのためにあれこれ準備し、調べることによって楽しみが倍加し、さらに傾注することから面白さの深みに嵌ることが、これまでに何度あったことか。 「moonlightさんは急降下するから」 それまで縁や関心がなかった人や事柄の魅力に触れ、急に嵌って全生活の中心に近い部分に置いてしまいがちな私の困った性格を揶揄した友人の言葉である(当たっている)。 (注3)この点での障壁の高さは、【A業態店】だけでなく、【デリヘル店T】も同様であった。ただし、後者には在京店舗の他に系列の九州店もあり、後に女神様が西下し来店・出勤してくれるようになったことで、幾分、ハードルの厳しさは緩和されるのだが。 ※ ご笑読ありがとうございました。次稿「女神昇天(4)」(【7】ランカーを指名、【8】復活の日-四半世紀振りの風活回帰)に続きます。 | |
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