台湾スナックの思い出　あとがき - 瘋癲狸の風俗コラム ｜口コミ風俗情報局

連作「台湾スナックの思い出」をお読みいただきありがとうございました。

この話に含まれるものは、表立っては言えない、いわゆる裏舞台でのことでした。
ですので、こうした場所での公開についてはしばし悩みました。
しかし、既にずいぶんと昔の話でもあり、そのもの自体が消滅してから長い年月が経っていて、影響を受けることも無くなったこと、そして自分の思い出として書き留めておきたいという思いがあって公開することにいたしました。

ご覧いただく皆さんには、陰に隠れた世界のほんの少しを知っていただければという思いと共に、読み物としても楽しんでいただけるように努めたつもりです。


風俗というものは、今では随分と表舞台に現れつつあるように感じます。
その表れのひとつがこのサイトも含めたネット上での露出だろうとも思えます。
しかし一方ではまだまだ表には出すことが出来ない部分も多いことでしょう。
そして更に奥深くに隠された社会の存在。
そこに生きる人々の希望と葛藤。


風俗とは？
快楽を得たいとするものと快楽を提供するものの接点。
それを結びつけているものは金銭。
その境界にさまよって浮いたり沈んだりしながらの喜怒哀楽。
そのような振る舞いができるのもまた人間だけの特権です。

今の時代は非常に恵まれた時代になってきているとも感じます。
それは、こうしていとも簡単に情報が見つかり、共有できる。
それだけ危険度も低くなることでしょう。
しかし、その裏側に隠された部分には、まだまだ表からは見えないもの
がたくさん存在しています。
そして、それを多少でも知っておいた方がより安全にはなれます。


今でも彼女たちのことが気がかりになるときがあります。
皆様方の風俗遊びがより楽しく、そして安心して行えますように祈念して、この連作を閉じたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。