| タイトル | 一つの新世界の歴史が消える時 |
|---|---|
| 投稿者 | タンスにゴンゴン |
| 投稿日 | 2026年03月15日 |
『一つの新世界の歴史が消える時』 はい、緊急でコラムを上げております。 大阪は通天閣界隈…いわゆる“新世界”にある映画館『新世界国際劇場/地下劇場』がこの3月(2026年)に閉館します。 劇場はその名の通り地上と地下に分かれており、前者は洋画一般作品(旧作)🎬️を、後者は皆さん大好き成人映画🔞を上映。 建物そのものは昭和初期に演劇場(芝居小屋)として建設され、その後映画館へ改装を経て…通算100年近く当地に建ち、現在では貴重となった一般も成人作品共に毎週変わる上映作の手書きの映画看板が掲げられる、まさにリビングデ…“生ける重要文化財”。 最近の大阪泊ではもっぱら近隣の安宿を利用しておりディナーも新世界界隈なので、DEEPレトロ建築好きの私はその都度この手書き看板を含めた激しく香ばしい外観を愛でるのがルーティーンとなっていました。 …で、その内部はどんなん?となりますが、これは事前学習で他の成人映画館がそうであるようにゲイや女装も集う810場であり、これが全国でもトップクラスに有名なスポットと私には(特に)レベルが高い様子で…。 しかし、この度閉館決定と建物も解体する運びとなり、DEEPスポット探索には定評はともかく低評価のある身として勇気をもって突撃を敢行! ■改めて外観を味わう いつものように新世界で夕食を取ってから劇場へ。 夜でも周囲の灯りに映える白い外壁のアールデコ建築に、シンボルともいえる味わい深い手書きの映画看板。 改めて頻繁に更新される手書きの看板なんて、地方の高校野球予選や姫路競馬場くらいでしょう。 入り口上には特に大きな成人作品の手書き看板…絵とはいえ現代の天下の往来で堂々と女性のTKBをさらせる新世界のおおらかさ。 そんななかに 『吉報!!腐れ劇場3月閉館!!』 と自虐を含めた手書きの告知文に、看板絵師さんの愛情と惜別が伝わって思わず目頭よりも口許を押さえてしまいます。 そんな名物劇場をカップルが奇異の目で見つめ、新世界を案内する野良外国人ガイドがどや顔でインバウンドに解説しているそばで、椅子に座った熟釜スナックの老釜ママさんが椅子に座って客引き…もうこれだけで飯ウマ。 看板や入り口のポスターからこの日の上映は地上の3作はどれも興味を引かないが、地下はライバーからAV進出した女優・うんぱいの主演作を目玉に『白い肌の未亡人~』『女教師~』『もっちり未亡人』と未亡人好きには嬉しいラインナップ。 地上・地下それぞれに別れた2台の券売機は新しく、両方で観劇したいならそれぞれの入場券を購入すると“共通券”に引き換えてくれるとのこと。(特別割引はない) なのでそれぞれの券売機で入場券(地上・1,000円、地下・800円)を購入…ぶっちゃけ売られてる全券種は券売機1台のボタン数で十分なようだけど😁 ■すでにクセが強い 入場すると自動ドアすぐ脇の👨おじスタッフ氏が座る受付があり、購入した2枚のチケット🎟️を提示。 すると👨おじ氏は明らかにチラシの裏紙切れの上部に日付のスタンプを押し、下部のスペースに署名して共通券🗒️と相成るのだが…ついさっきまでのがよっぽど入場券だし、券売機で売りゃよくね? そんな入り口すぐに地下劇場への階段があって、上映作のあえぎ声が聞こえてくるが…予習の先入観から艶かしさよりも地の底から聞こえる呻き声に聞こえるので、こちらは後程…で地上階を探索。 受付後方には売店だが品物はなし。 少し離れて年季バリバリのクーラーBOXがあったのでアイスなんて売っているのか?と冷やかしで覗いてみると、中身はバニラモナカのみが50個近く …あ、落ちてる段ボールに“モナカアイス150円”って書いてあらぁ。 てかここまでですでに館内のボロ…年季がパな通路脇の喫煙所で談笑している常連らしき中には早速熟女装さんの姿も。 ■劇場感色濃い、同姓も色恋い映画館 さてシアター内は2階層になっており、1階は床が前方に向かって軽く傾斜のついたアリーナ席で200席ほど。 2階部分はスクリーンを向いてコの字の桟敷席となっていて、これも元演劇場である証左です。 上映中は入れ換えなしで出入りありつつ常にお客さんが20~30人ほど。 当然席はガラガラなのに、なにかを物色するように徘徊したり、なにかを待ち構えるようにアリーナ後方で立ち見してる客。 座席は座席で1000円で終日いれるからがっつり寝込んでいたり、お菓子むさぼったり、スマホいじったりで男性同士や恐らく女装さんとのペアがかつての川崎や藤井寺球場のごとく…🫂💕 真面目に映画をみている客は片手前後🖐️。 ちなみに(最前列以外は)座席に座っていれば特にアプローチされるわけでもなく、潔癖でなければまぁのんびりと映画を楽しめなくもないです。 作品間は明るくなるのでシアター内の全容がわかると、座席も破損して使用できないのが2割ほどで見るだけでこの10年は補修もほとんどされていない様子…確かにまだ見ぬ地下も含めこれだけの大きさの劇場の改築・改装は厳しいよね… で、バニラモナカ🍦を買って2階にも上がってみるとこちらは1階よりも設備の痛みがひどく、左右の桟敷席には女装さんが数人おられ、下からも死角になっているので上映が始まり場内が暗転すると他の成人映画館よろしく…あ、地上は一般作品ですが。 ■そしてついに地下へ… さて、そろそろうんぱいの作品が始まる時間なので、意を決して地下劇場へ。 受付👨氏に紙切れ…もとい共通券を見せ、まだ前の作品が上映中のなか恐る恐る階下へ降りていくと… ⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛ ‼️⬛👀⬛👀⬛⬛ 😱⬛⬛👀⬛👀⬛ ⬛⬛👀⬛👀⬛⬛ ⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛ 暗がりでも明らかにこちらに集まる数々の視線…ここはナイトサファリか!? てか、マスクを通してもほんのりオイニー…地上劇場やこれまでの成人映画館とは比べ物にならない敷居の高さ…やっぱり映像と現実は違うなぁ~ 孫「そんなになのか?ゴンゴン」 😓「ああ、違いすぎる…次元そのものが…」 …そんなナメック星人よろしく一旦地上に上がって体制を建て直し、照明が点く作品間を狙って再アタック! … … え? … 廃映画館じゃね!?😓 座席は100席くらいだがその約半数が故障や破壊に近い状態。 客は降りた時点で40人くらいいたがそのほとんどがお爺さん🧑🦲とその中に混じって女性の姿をしたお爺さん🧓。そして辺りをちらほら這っているおGさん🪳の姿も…。 シアター後方にはオープンになっているトイレや喫煙所があり、それらも含めたオイニーがなかなかキツい…。 そして流し古された自動アナウンスから場内が暗転すると…もうそこは“新世界”ではなく“別世界”と言えるカオスな空間へ…。 …いかがだったでしょうか? 今回これまでの劇場の歴史を調べた上でついに館内に踏み入れましたが、ノンケには難しい地下はともかく、地上劇場内だけでも100年の歴史を随所に感じられ、外観も含めて改めてその趣深さを味わい貴重な体験でした。 閉館後の国際劇場は完全解体となります。 手書きの映画看板、アールデコ建築、桟敷席と一世紀にわたる古の“芝居小屋”の姿を拝めるのもこの春まで…もしお近くにお立ち寄りのさいはその勇姿をぜひご覧になってみてください。 ━ 了 ━ | |
この風俗コラムへの応援コメント(11件中、最新3件)
- pink fish(170)3月21日>>タンスにゴンゴン(257)の『一つの新世界の歴史が消える時』のコラム何時も楽しいコラムお疲れ様でやんすm(_ _)m
昭和の遺物が又一つ音を立てて崩れていく(泣)
正になんでやねん〜です(˘・_・˘)
桃は昭和生まれなんだけど大正生まれとか明治生まれの人とかまだ生きてた時代で戦争〜復興を経過した時代に不条理な事が多く感じられました
今の景気後退〜物価上昇で増税地獄
夢も希望も希薄な将来や現状を見て
今の令和平成の人達から見たら昭和生まれは負の産物以外の何でもない存在なんだろな〜って思う訳です
激動の昭和って云うけど風俗野郎にとっては激熱の昭和でしたからね〜
あの頃にタイムスリップ出来たら
ストリップも西川口も毎日通います(笑) - ohageドン(104)3月18日>>タンスにゴンゴン(257)の『一つの新世界の歴史が消える時』のコラムいやあすごいコラムを読んでしまった笑。死地と知りつつ果敢に突撃されたゴンゴンさんに敬礼!笑
成人映画館がそういう場所というのは情報局のコラムやYoutubeで知っていましたがその中でも別次元でしょうか笑。っていうか地下に40人もいるとはなかなか賑わってますね(困惑)。ゴンゴンさんによる地下の描写を読んで想像しただけで…ウギャー笑。ググったらうんぱいの映画上映時間70分だったようですが完走されたのですか?笑
店外の老釜ママさんといい新世界に女性はいないのでしょうか笑。もはや建物の香ばしさとか吹き飛ぶぐらいの危険なチャレンジ本当にお疲れ様でした笑。どうやらうんぱいの映画に懐かしのきみと歩実ちゃんが出ているようなので私も地下劇場に見に行きたいです(大嘘)












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