タイトル | 台湾スナックの思い出⑤ |
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投稿者 | 瘋癲狸 |
投稿日 | 2016年03月01日 |
『台湾スナックの思い出⑤』 その後しばらくはそのスナックのことも忘れるような日々が続きました。 しかし、或る日、チイから携帯電話にかかってきました。 (当時はまだ携帯電話も出始めたばかりで、これを持っているとお金持ち扱いされた時代でもありました。私は全くの貧乏人ではありましたが、遊び人の知り合いに強く勧められて持つようになったのでした。 当時は持つ人も少なかったので、電話番号を教えても実害は少なく、チイにも番号を教えていたのでした。) 「次、何時来る?」 はいはい、お誘いの電話です。 この時、ここで行かなければ、その後一生この女性とも、あの店とも、あのような夜を過ごすことも無かったでしょう。 しかし、頼まれると嫌とは言えない性分の私目 「じゃぁ、今日行くよ!」 とつい返事をしてしまいました。(苦笑) 約束をしたからには守るのが日本男児! 仕事を終えると店に向かう自分がいました。 店に入るとチイが出迎えてくれます。 チイに誘導されてボックスに着きます。 今回はチイが付きっ切りで私のお守りをしてくれます。 とりあえず飲み物と食べるものを適当に注文して、それらがテーブルの上に並べられました。 チイの他に何人かの美女が取り囲んでくれます。 チイはチイママですので、彼女のチョイスした美女達です。 その中にはかなり好みの女性もいて、本当はその人を連れて帰りたい思いに駆られます。 しかし、このお店のシステムは、一度付いた女性はほぼチェンジすることが出来ません。 その後も呼び出されては店に通う日々が続きました。 だんだんとお互いに気心も知れるようになり、店の女の子たちとも仲良くなっていきます。 こちらは日本語を教え、あっちから中国語や台湾語を教えてもらって、日本語と中国語がごちゃ混ぜの状態で、私の周りは盛り上がります。 台湾では「子持ちシシャモ」は非常に高価で、なかなか食べられないらしく、彼女達はそれを食べたがります。 日本ではそれほど高価なものではないので、少し大目に注文してみんなにご馳走したりします。 すると、見る見る私の周りには女性が集まってきて、更に盛り上がってしまうのでした。 通うたびにその盛り上がりはエスカレートしていきます。 そのころには私の名前を台湾スタイルで呼ぶようになっていました。 チイから電話がかかってきて「今日行くよ!」と伝えると、電話の向こうでチイが「今日○○(中国風の私の名前)来る!」とみんなに伝えているのが聞えます。 電話の向こうで嬉しそうな女性達の声が聞えます。 鴨にはされてはいるのですが、素直に喜んでいる声が、自分を欲してくれているという心を満たしてくれていました。 いつものように盛り上がり、美女達に囲まれる幸せな私。 その中にはとても好みの女性がいますが、結局最後はチイを持ち帰り。 後ろ髪引かれる思いは常に残るのでした。 続く・・・ | |
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