タイトル | 『M○○IでG○Gなお話 ポラロイド写真に浮かぶ姫』 |
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投稿者 | クズクズ野郎 |
投稿日 | 2021年11月10日 |
『『M○○IでG○Gなお話 ポラロイド写真に浮かぶ姫』』 店内に大音量で響くユーロビート。 アルコールとタバコ、甘ったるい安っぽい香水のような匂いが鼻をつく。 薄暗い照明、ブラックライトに映し出される待合室のソファ。 中年男性が3名ほど座り、タバコを燻らせたり携帯電話を覗き込んだりしている。 我々もその男たちの横へ、お行儀よく並ばされていく。 5人も座ると窮屈で、とても長くはいられない気分だ。 程なく甲高いマイクのコールが鳴り響く。 「先頭のお客様〜○番シートご案内!」 「続いてのお客様!○番シートへどうぞ〜!」 次々と男たちがカーテンの奥へと吸い込まれていく。 その横にカウンターがあり、中には小太りの金髪 男が座り、マイクでコールを捲し立てている。 カウンター横に立つもう1人の男。 小柄な中年だが眼光が鋭い。 甲高い声で友人が呼ばれる。 「しゃいませぇー。ご指名はございますかぁ」 カウンター前にずらりと貼られた、ポラロイド写真に写る女の子たち。 源氏名、数字が書かれていたり、花のシールが貼られたりで賑やかに飾られている。 友人が写真を指差して、中年ボーイに耳打ちしている。 そして私に「1時間後にまたもどってくるわ」 と告げ店を出て行ってしまう。 「お次の方どおぞー」 私の番だ。 ドキリとする。 「ご指名は?」 貼られた写真を咄嗟に凝視する。 ポラロイド写真特有の、ぼんやりとした写真の中の女の子達はみんな可愛く見える。 上の方は人気あるの娘が貼られているようだ。 みんな笑顔でピースやポーズを決めて、楽しそうに写っている。 こんな娘達とエッチな事ができると思うと、一気に緊張感が増してきた。 「すみません、初めてなんでどうしたらいいですか」 乾いた口から弱々しい声が出る。 「お兄さん学生?この娘なんか年も近そうだからいいんじゃない」 急に横柄な口調だ。 ただ今の状況は、この横柄な中年ボーイの言いなりにならざるを得ないぐらい緊張していた。 料金を言われ、お金を払う。 先程、中年男性達が吸い込まれていったカーテンの奥へ通される。 いけない世界へついに踏み込んでしまった、という罪悪感の様なものが私を覆う。 つづく | |
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