口コミ(体験談)|浅草ロック座

王冠マークについて

口コミ体験談

店名浅草ロック座
業種ストリップ
エリア浅草
投稿日2023年10月20日
満足度や女の子の評価、サービス内容は投稿者の主観であり、特定のサービスを保障するものではありません。体験談の内容どおりのサービスを強要しないようにお願いいたします。
料金(実際に支払った総額)
240分 6000円(室料込)
入場料6000円
このお店の利用回数
3回以上
受付からプレイ開始までの流れ
久々のストリップの口コミになります。

浅草ロック座には出演時は常にトリを務める看板ストリッパー的な格の踊り子さんが真白希実さん・徳永しおりさん・南まゆさんと3人いたうち、徳永さんが今年5月に引退。真白さんも年内いっぱいでの引退を表明されました。
その2人の後継としてこのたび、私の推しの踊り子である橋下まこさんが浅草のトリに初めて抜擢されました。
推しの記念すべき公演を観劇しないわけにはいきません!
浅草ではまったく同じ演目を1日4公演行うので普段は1回だけ観てさっさと帰るのですが、今回は橋下さんの晴れ姿を目に焼き付けるべく2回観てきました。

こちらの浅草ロック座の通常公演は特定のテーマに則った演目で構成された公演を、約20日間ずつ3部に分け、それぞれの部ごとに踊り子さんを入れ替えて2ヶ月間に渡って行います。
今回私が観劇したのは【まつろわぬもの】公演第2部です。
まつろわぬものとは現代語に直訳すると「従わぬ者」という意味です。
今公演ではストレートに反体制的な部族や人物だけでなく、より広義に型破りだったり常識外れな主人公にした演目もピックアップしています。
お相手の女性
1景:ゆきな 2017年デビュー
2景:永澤ゆきの 2022年デビュー
3景:藤川菜緒 2019年デビュー
4景:鈴木千里 2009年デビュー
5景:笠木いちか 2021年デビュー
6景:友坂麗 2004年デビュー
7景:橋下まこ 2018年デビュー

写真プロフィール信用度は浅草ロック座公式HPの香盤表のものへの評価です。
何人か写真が古く今のルックスとギャップがある方がいるのでこの評価です。
今回の写真プロフィール信用度
 … まあ許容範囲かな
プレイ内容
まずはじめに。今回の【まつろわぬもの】公演は3部も含めると10月いっぱいまで行われますので、ネタバレ防止のため演目の内容の詳細についての記述は極力避けています。ご了承下さい。

1景:ゆきな《演目名:土蜘蛛》
ここでの土蜘蛛とは大和朝廷に従属せず抵抗を続けていた土豪達を指す蔑称です。
後の天皇を絶対君主とした朝廷のような威光や支配力が大和朝廷にはまだなかったため、こうした土豪達による反乱や抵抗は絶えず起きていたようです。
独立心や野心に溢れたそうした名もなき土豪達の勇ましさをバックダンサーも含めた群舞で表現しています。
ゆきなさんは色白で童顔、ちっぱいですがややムチッとした感じの体型の踊り子さん。普段は穏やかな柔らかい表情でのステージがほとんどですが、今回は冷酷さすら感じるポーカーフェイスで、そんな姿も意外とハマってました。

2景:永澤ゆきの《演目名:浅茅が宿》
江戸時代の短編物語集である『雨月物語』の中の一編です。郷里に妻を置いて出ていった男が商売で成功し数年ぶりに帰って妻と再会しますが、実は妻はすでに亡くなっていて目の前にいるのは幽霊であるとわかり、男は失ってはじめてかけがえのない存在だったと気付く…というストーリーなのですが、この演目だけはどこを【まつろわぬもの】と捉えるのか私にはわからずじまいでした(^^;)
永澤さんはこれぞたぬき顔といった感じのキュートな顔立ちで、ゆきなさん同様バストは小ぶりでややむっちり感のある体つき。バレエなどダンス経験が豊富で、デビュー時からダンススキルや身体の柔軟性を高く評価されていた踊り子さんです。
今回も安定した上質なステージでした。

3景:藤川菜緒《演目名:虫めづる姫君》
平安時代の短編物語集である『堤中納言物語』の中の一編です。成人しても化粧もろくにせずひたすら虫と戯れることに夢中なかなり風変わりな姫様の物語です。
藤川さんは公称身長146cmとおそらく現役ストリッパーでは最も小柄な踊り子さんなため、浅草ロック座出演時は子供だったり無邪気な感じの役柄を任されることが多く、今回もメルヘンなテイストで表情豊かに演じてました。

4景:鈴木千里《演目名:平将門》
平安時代に関東で勢力を拡大して自ら「新皇」を名乗り朝廷にも対抗しましたが朝敵とみなされ滅ぼされた、現代では怨霊伝説で知られる平将門を主人公とした演目です。
この演目では討死した将門が明治の世に怨霊として甦る設定になってます。
鈴木さんはステージを一貫してクールなポーカーフェイスの男装で行うセルフプロデュースをしている踊り子さんで、そんなに身長は高くないこともあり男装といっても宝塚というよりゲームFFシリーズの主人公キャラのような感じです。
そのため女性ファンが多く今回も鈴木さん目当ての女性客の姿がかなり見受けられました。
先にも述べたようにこの人はどんな演目でも自分のキャラクターを貫くので、今回も安定の鈴木千里ワールドとしか私の乏しいボキャブラリーでは伝えられません(^^;)

5景:笠木いちか《演目名:好色五人女》
井原西鶴の代表作として名高い作品をモチーフにした演目です。この作品は江戸時代に実際に起きた5件の色恋沙汰をモデルにしてますが、不義密通が死罪とされていた封建社会の中でそれでも自分の心に正直に文字通り命懸けで恋に生きた女性の姿を、時代に「まつろわぬもの」として取り上げたのだと思います。
この演目では女子校の学校生活に見立てているのですが、笠木さんは若く小柄でロリ・アイドル系のルックスの持ち主なので、セーラー服姿も違和感なく着こなしておりハマり役だったかなと思います。

6景:友坂麗《演目名:鉄輪》
元は能の演目のようで、演目名は「かなわ」と読みます。
夫に捨てられた妻がその恨みを晴らすべく丑の刻参りを続けるうちに、神託を受け自らが鬼になり元夫を呪い殺しにかかりますが、元夫に解決を依頼された陰陽師安倍晴明の祈祷により退けられてしまうといった内容の物語です。
友坂さんは切れ長の目のきつね顔が特徴の踊り子さんですので、和物の演目を得意としているのでこれもハマり役だったかなと。
ベテランらしい安定したステージでした。

7景:橋下まこ《演目名:蝦夷》
現在の東北〜関東に拠点を置き朝廷にも従属せず奈良時代から平安時代初期まで長く抵抗を続けていましたが、最終的には桓武天皇の命を受けた征夷大将軍の坂上田村麻呂率いる討伐軍に制圧された蝦夷という部族を描いた演目です。
橋下さんは蝦夷の族長である阿弖流為(アテルイ)を演じていて、圧倒的戦力差の討伐軍相手に自らの領地を守るために立ち上がり部下を励まし鼓舞する姿は、これからはストリップ界のリーダー役を担っていくであろう彼女自身とも重なって見えました。
あと1回目と2回目ではベッドショーをガラリと変えてましたね。1回目は凛々しく勇ましい印象を受ける感じだったのに対し、2回目は仲間や領地を守りたいという思いを敢えて母性溢れる女性的な演技で表現する感じで、より良いステージを追求するため常に試行錯誤を続けている橋下さんらしいなと思いました。
浅草ロック座は他の劇場より花道や盆が高く客席からは見上げる感じになるため、165cmと長身のスレンダーモデル体型でストリップ界の脚長クイーンとして知られる橋下さんはとにかくステージ映えして、毎度のことながら惚れ惚れしました。
今回の総評
我が推しの橋下さん、贔屓目抜きにトリに相応しい堂々としたステージだったかなと思います。
初めて彼女を劇場で観た時は光るものは大いにありましたがまだ課題も多く、どこか自信のなさも透けて見える感じの踊り子さんだったのですが、あれから2年弱で飛躍的な成長を見せてここまでの踊り子さんになったのはファンとして感慨深いものがありました。
彼女のキャリアの半分も見ていない私ですらそうなのだから、デビュー当時から橋下さんを応援されているような方は感涙するレベルだったのではないかと思います。

公演全体見てもハイレベルで充実していて、ストリップのアート・表現としての一面を堪能するにはこのうえない公演となってますので、興味のある方には是非劇場に足を運んでご覧になっていただきたいです。
今回の満足度
 … サイコ~! 通っちゃう!
このお店の良いところ
他の劇場ではある踊り子さんをポラロイドやデジカメで撮影できるサービスをやっていないので、進行がほぼスケジュール通りに行われるうえ、所要時間も他より短い(浅草ロック座は7人香盤で1公演1時間50分、関東他劇場は5人or6人香盤で1公演2時間半は見た方がいいです)。

照明など舞台装置の充実ぶりは他劇場と一線を画すレベル。
このお店の改善してほしいところ
特になし。
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