HOTEL R-25（東京都渋谷区/ラブホテル）の口コミ一覧

渋谷に古くからあるにも関わらず情報がほとんど無いという事から気になっていたホテルです。今年の7月頃、料金確認のため電話をしてみたのですが留守電状態。時間や曜日を変えても常に留守電で、状況は変わりませんでした。別件で渋谷に行った際、どういうことなのか現場を訪れてみるとホテルの壁面には板が張られており営業していないもよう。‘リニューアル工事中’という説明が書かれた貼り紙がありました。それから2か月ほど、気になってストリートビューを見てみると板は無くなっており、日付を見ると2022年10月。ありがたくも最近撮影し直したものだという事が分かります。改めて電話をしてみると、やはり繋がりました。その後も何度か電話をして情報収集、渋谷のお店利用時に満を持して行って参りました。訪れたのは、年も押し迫った12月29日木曜日の12時半頃。場所は、渋谷駅ハチ公口から徒歩5～6分の道玄坂エリアでは東側の駅寄りにあります。壁に開いた三角形をくぐって自動ドアの入り口を入ると、割と広めなロビースペース。正面奥に対面式のフロントがあり、その手前左側に昔ながらの部屋選択パネルがありました。この時点灯していたのは6枚ほど。この日は広さにはこだわらず、なるべく節約したかったので、丁度良く空いていた4ランク中最も安いタイプの部屋を選びました。この日は平日ですが、年末という事で土曜日料金になっています。このホテルは、休憩でも金曜日と土曜日が高めに設定されているのですが、平日との料金差が300円程度なのでそれほど気にならないかも知れません。フロントに移動すると、眼鏡を掛けた上品な雰囲気のおば様が私が来るのを立位で迎えてくれました。18時までのサービスタイムが適用になるタイミングだったので、その旨伝えて料金を支払います。その際料金システムに付いて少々質問しましたが、丁寧且つ愛嬌のある感じの良い応対をしてくれました。次の項目で書きますが、ここの受付係にはまともな応対の出来ない別のおばちゃんが居るのです。この日はおば様の方で本当に良かった。鍵を受け取ってエレベーターに向かう途中、部屋数を把握するため再度パネルを確認。7枚が3段＋4枚で計25枚、つまり25室。あっ！前からどういう意味なのか気になっていた独特なホテル名、部屋(Room)が25室で「R-25」だったのですね。やっと分かってスッキリしました。部屋の扉を開けると、小ぢんまりとした玄関。内扉はありません。利用客に気付いてもらう為でしょうか、普通の照明はほぼ点いておらずブラックライトが点灯していました。鏡の装飾が反応してなかなかきれいです。照明の切り替えは枕元のパネルで行います。今回の部屋は、こげ茶色の木目調をメインとした渋い内装。その雰囲気に合わせて、一畳ほどのテーブルと座布団の置かれた畳スペースに、ベッドは床レベルというなかなか面白味のある部屋です。水まわり関係は、洗面台こそトイレスペースの中にありましたが、独立した浴室は十分な広さがありました。一番安いタイプの部屋なのでそこそこ狭いのですが、窮屈さは感じられません。ベッドが床レベルになっている事と洗面台がトイレインになっている事が、そういった意味では良い方に作用したと言えるでしょう。 5時間ほど滞在しましたが、経年劣化は否めないものの清掃はきれいに行われており、快適に過ごす事が出来ました。経年劣化？そういえば、リニューアルしたはずでは。なのに新しい部分が何も見当たりません。この事について内線で確認してみると、部屋のリニューアルではなく全部屋エアコンを新しく入れ替える工事だったとの事。ちょっと期待外れでしたが、確認して見ると確かに2022年製のダイキンのエアコンでした。効きが良かったのもうなずけます。今回はお得感のあるフリータイムで利用しましたが、短時間でも安い方が良いという方には低い方から2番目までのランク限定の適用となりますが、3300円均一のショートタイム(90分)もあります。休憩でも外出可能なので使い勝手が良く、今回のようなお店利用も問題ありません。Wi-Fi環境も完備。私のようにちょっとレトロな味のあるホテルを好む方にはお勧め出来ます。気になっていたホテルでしたが、この日の受付の方の良い接客や料金も考慮して満足感の高い利用体験となりました。