いくら夕方とはいえ、まだまだ夏の真っ只中に現れた
彼女は真っ黒のしっかりとした生地のワンピース姿です。
こりゃ、暑いでしょうに・・・
顔立ちはとても綺麗で、やはり若い子特有の人懐っこさが
ありました。このホテルを選んだ経緯などの話をして
抱き締めるとやはり汗ばんでいます。
只でさえ厚い生地が汗を吸って重たくなっているような
感じすらありました。
「汗凄いかもよ。」
恐らくこの情報局の中でも賛同してくれるような同士は
本当に数少ないということは重々承知の上で話は進めていきます。
「大丈夫だよ。」と答える代わりに唇を塞ぐことにしました。
この難敵で…
応援コメント 19件