ホテル名 | HOTEL IROHA(イロハ) |
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住所 | 東京都港区六本木7-20-7 |
投稿者 | ルーリー9nine |
投稿日 | 2016年08月26日 |
■利用回数 初めて | |
■今回利用した部屋番号 202号室 | |
■今回の利用時間と料金 平日フリータイム2 ( 12時~19時まで 最大7時間休憩 )10000円 | |
■部屋のおしゃれさ ☆5 … すごく綺麗でおしゃれ!オススメ! | |
■部屋の広さ ☆3 … 2人でくつろげる程度の広さ | |
■浴室の大きさ ☆3 … 2人で入れるくらいの広さかな | |
■(価格も含めた)総合満足度 ☆5 … サイコ~! 毎回利用しちゃう! | |
■このホテルの良いところ(特筆すべき設備・備品など) 【ホテルへの道】 対岸の六本木ヒルズと首都高を挟む六本木通り北側の明治屋を目印に、渋谷方向に向い、最初の路地に入り、道なりにまっすぐ進む。『右打者の外に逃げるスライダーのように』ゆるく左に曲がるところ…そこが目指すかの地だった。 明治屋を起点とすれば、分かりやすい道を5分程度の近さで到着できる机上計算のとおりになった。 【外観】 『いかにもラブホ感』が皆無!ラブホらしくない外観のホテルは少なくない当今だが、当該店はその最右翼とも言うべきほどで、六本木という地域柄にあった『いかにも隠れ家的レストラン』のような建物。 【受付から入室まで】 向かって左側の小さめな入口から足を踏み入れると、すぐにエントランスに立つガラスケースが目に入る。貸出しの用具、コスプレ衣装が展示してあるようだ。 薄暗いエントランスの中央を巨大な角筒のようなエレベーターが突き抜けるように立ち、視界の一望を妨げる( 先の展示ケースはエレベーター筒の側面だったのだ )。 が、場の薄暗さと共に、狭めた視界でかち合った客同士を見えにくくもしているらしい。回りには、飲み屋の個別卓のように周囲を囲われた空き待ちスペースがいくつかあり、その辺の配慮の徹底ぶりが素晴らしい。 (シネコンのような新しいソレではない旧来の)映画館の入場券発売窓口を思わせるフロント。そしてタッチパネル。その2つだけが薄暗がりに煌々と光っている。 タッチパネルの部屋を示す23個のスクエアは…正午を少し過ぎてしまっている時間にも拘わらず…幸い8個が点灯しており、狙っていた第1~第4希望は全て在室だったが、それでも選べる余地があった。共同利用者の希望に従い、この中で唯一の白い部屋を消灯させると、常に明るい光…フロントに向かう。 料金支払いと引き換えにルームキーとレシートを受け取る。レシートには、部屋番号、時間帯・利用区分ごとの料金がプリントされ、該当箇所にボールペンでアンダーラインが引かれていた。 「202は下の階になります。ここは3階です」 20代後半と見える女性フロントマンの言葉で、はじめてそれを知った。建物北側…乃木坂駅方向にも車で入れる入口が1階にあるらしい。私は建物南側…六本木駅方向から入ったのだった。 私は共同利用者と、背中で立ちはだかっているエレベーターに乗り込んだ。 エントランス同様の薄暗い廊下に複数の灯りが?同タイミングでやや後から来たカップルも、同じ2階の部屋を選んだらしい。 料亭の皿のような四角いドアノブが202を影として光り、部屋番号をしっかりと確認した上でキーをさし、10000円の時間を満喫する扉を開けた。 【室内①】 アパートかワンルームマンションのように幅も奥行きも狭い玄関だが、ドアに取り付けられ折り畳まれた傘掛け、壁に作り付けのスリッパ掛けが機能的な印象を受ける。 靴を脱いで上がり、目の前の扉を開けると、狭めな玄関の幅のままに廊下が真っ直ぐに居室へと伸びる。 扉のすぐ右手にはシステムボックス/クローゼットの小部屋的な空間、浴室、左手には洗面所、トイレが手前から奥へと列に並ぶ。 【室内②】 玄関から一直線に一望する居室は、廊下からは一段掘り下げられている。 真正面に一本足のテーブル、突き当たりは部屋の中庭が見える窓、テーブル左の壁側には余裕で3人並べるソファが見える。 居室に降りれば、ベッドが右手に現れた!完全に玄関からの目線から隠れている。のみならず、ベッド頭上の障子窓の向こうは浴室!ガラス張りの浴室だったのだ。しかも浴室の端から端まで。 ベッドとソファの足元では間接照明が常灯する。 壁紙、家具調度は帆布のような、ベージュに近い漂白されていない白を基調とし、落ち着きある時間が過ごせる事を確信させる。 【室内③】 ソファの回りを囲む壁の段差は、ベッド足側を通過して奥の壁に至り、居室入口と障子窓を除く全てに張り渡らされる。その天面の、中庭の窓とベッドの間には60型らしき特大テレビが置かれている( HPでは全室42型以上となっている ) テレビ下のウォールポケットに当室のガイドファイルが立て射してある。 奥の壁とベッドの間には人が立てる幅の間があり、枕元のサイドにはボックステーブルが据えられている。ボックステーブル上に内線電話、ボックスティッシュ、三個入りの男性避妊用具※ の箱が置かれ、側面にはDVDブレーヤー、照明・空調・音響などのコントロールパネルが埋め込まれている。その手前に空気清浄機が置かれる。 ベッド自体はどこのホテルでも高い部屋で必ず見るクラスの大型サイズ。キングサイズでいいのだろうか?吉原のソレが4つくらい並べられそうな(笑)幅がある。 照明は色の変化はなく、明るさの調節のみ。 ※ レギュラーのノーマル、香り付き、Lサイズの三点 【トイレ】 適度な広さ(狭さ)。便座カバーはドアを開けると自動で開く。明かり取り5障子窓があるかのような装飾がオシャレ。洗面所の鏡とは対面なドアは、斜めに角度がついており、平行ではない。洗面所回りのスペースを少しでも稼ぐ工夫と思われる。 【洗面所】 適度に広さ(狭さ)なので、2人並んで歯を磨くと密着でき、1人だと充分に広い。ドライヤー、ヘアアイロンなどは引き出しにある。アメニティは内壁の一ヵ所に垂直に並べられ、洗面器回りのテーブルにはコップ、歯磨き用品のみ。コンセントは2口。概ね普通に使いやすい印象。 【浴室】 浴室内からもベッドが見えるのだが、障子は居室側で明け閉めするため、こちら側からは何もできない…って、そりゃそうだ。 浴室全体は、浴槽の『Ⅰ』と洗い場の『 Г 』(カギカッコのような逆L字形)をくっつけたような平面。 洗い場は浴槽足側の右横に張り出した蛇口回りがある。 浴槽は頭に凹の窪みがあり、筒形の枕がはめ込まれているほか、背中は傾斜している…浴用枕に頭を載せるとリクライニングシートのように横たわれる訳で、標準的男子ならゆったりできる長さ、幅の余裕はかなり大柄でも大丈夫なのではないか? 浴槽にはさらにブロワー&ジェットバスの機能もあり、浴室テレビも足側にあるが、それ以外の浴室装備-・備品は標準的。 【システムボックス、クローゼット】 観音扉を開けると、左(奧側)には上から順に電子レンジ、お茶・日本茶や茶器類の戸棚、ケトルやコーヒーメーカー(本格的なコーヒーを飲まないのでよくは分からないが)、飲食物入り冷蔵庫が積まれている。右はクローゼットの下に持ち込み用冷蔵庫。 【総評】 高めの部屋の割りには面積自体は広くはない。が、居室以外のスペースはやや狭めにして居室の面積を稼ぎ、白い内装・調度、中庭と浴室の窓、床を掘り下げた事などの相乗効果で、実際の面積以上に広く感じられた。6800さか7900円程度の料金だったら『広くも狭くもないが使いやすい、天井も少し高め』と評しているところ。メインを充実させる事とサプライズ的な造りで、高くない気にさせている…と思えた。 しかし、サプライズも印象も居心地も、実際の広さ以上に良い気持ちにさせてくれた事が大事なのだ、もちろんリピートしたいと思う…私は。そして共同利用者にも好印象だった。 いくらかの不満も妥協できる範囲だし、六本木という点を考慮した上で、CoCo…いや、ここ!という時の利用はお勧めしたい。 【退出】 11時から13時までに入り、16時頃に出るいつもどおりのパターンで部屋を後にする。 と、目の前が非常口。もちろん直進はせず右へ進む。来た道を戻り、3階フロントにルームキーを返却して、来る時にスルーした建物正面右側の大きめの自動ドアから外に出る。まったくもってラブホテルらしくない外観に助けられ、秘め事帰りのどことなくコソコソした心理を感じずに(スンナリと)六本木の空気に溶け込めた。 この入る時と出る時の利点は、総評に足しておこう。 | |
■このホテルの改善して欲しいところ 全体では特にはないが、利用した部屋では、 ・システムボックス/クローゼット前のスペースが狭い。観音扉を開けてからでないと作業もハンガー掛けもできない ・そのシステムボックス/クローゼットに場所を食われ、浴室がL字形なため(浴槽自体は広いものの)洗い場が狭い …居室を広くするためのしわ寄せは、このクラスなんだからなんとかして欲しかった。現実的には、もう少し価格を下げて欲しいと思う。 | |
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