階段の踊り場で凄い笑顔で待っていた彼女。
「3階なんですけど、一緒に昇ってもらっていいですか?」
「あと、手も繋いでもいいですか?」
「いいよ!」
「優しい。」
「そっか?」
それにしても手を繋ぎながら階段を昇るのってけっこう大変。
建物が古いとは思うので、段差がそれなりの急なのです。
部屋に入ってみると、まあ、この価格帯なので、仕方ないかと
思ってしまうクラシックさはありますが、彼女が良い子なので、
そんなに暗い気分になることはありません。
「今日はありがとうございます。」
「まだちょっと緊張します。」
「そお?そんな取って食ったり…
応援コメント 13件