手を引かれて薄暗い通路の中を歩き、奥の一室へと入る。
部屋の中はさらに暗い。
部屋の入り口にあるマットの上で靴を脱ぐように言われるが、部屋が暗いのでよく見えない。
足の感触からマットを探り当て、そこで靴を脱いだ。
荷物をベッド脇のかごの中に入れ、上着をハンガーに掛けてもらう。
「初めまして。○○です。」
彼女からの自己紹介があった。
自分も名前を名乗る。
二人で並んでベッドに腰を掛け、雑談が始まった。微妙に距離が空いている。
彼女はこの辺りに住んでいるとのことで、地元話に花が咲く。
彼女はずっとにこにことしていて愛嬌があり、会話も上手く、とても話しやすかった。…
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