HOTEL Young Inn.(ヤング イン)（東京都新宿区/ラブホテル）の口コミ 2022/06/06 17:05 マーケンワンさん投稿

初めて

423号室

5時間休憩4400円

 … 綺麗だけど、おしゃれとまでは言えないかな

 … ベッド以外は、2人で座る椅子くらいしかない

 … 2人で入れるくらいの広さかな

 … 今後も、たまに利用しようと思う

新宿駅の近くにありながら、所在地が歌舞伎町ではないという事であまり知られていないこちらのホテル。ラブホテル掲載サイトで料金は確認出来るものの、以前は有った簡易的なホームページも無くなり情報は多くありません。
都心部の情報の少ないホテルに興味のある自分にとっては気になる存在です。また、部屋毎にデザイナーが異なっているコンセプトルームになっているとあっては一度は利用したいところ。大久保のお店を利用の際、交通費が1000円掛かりましたが、このホテルを選びました。

場所は、JR新宿駅西口から徒歩4～5分のところにあります。距離的にはそれ程近くないかも知れませんが、大江戸線・新宿西口駅D4出口利用なら徒歩1分で到着出来ます。
訪れたのは、日曜の15時半頃。‘パリのプチホテルスタイル’のホテルとの事ですが、確かにそれらしい雰囲気の外観です。入り口を入って奥に進んで行くと正面に対面式のフロントがありました。
この時フロントに居たのは、見た感じ60代後半の年配の男性。普通はここで受付となりますが、このホテルは違いました。
おそらくオーナーさんでしょう。わざわざ中から出てきてくれて、パリのプチホテルをイメージしている事、部屋毎にコンセプトが違う事、通路の至る所に美術品が飾られているアートホテルである事などを流暢な語り口で説明して下さいました。
受付に部屋選択のパネルは無く、フロントで決められる方式。検索の際に見かけた、はしごのある部屋が気になっていたので‘ロフトのような部屋’と伝えると、丁度空いているとの事。受付の方は、「‘ビートでジャンプ’という屋根裏部屋のような雰囲気の…」とこれまた流暢にお勧めして下さいました。
このホテルの休憩は、90分と2時間の短時間、サービスタイムと5時間の長時間があり、折角のコンセプトルームを短時間では味気なく、サービスタイムは適用外のタイミングだったので5時間休憩を選びました。部屋による料金のランクは2段階。広さではなく、浴室設備の違いによって変わるそうです。浴室設備のこだわりは無いのですが、この時安いタイプの部屋は空いていなかったのでお勧めの部屋に決定。料金を支払い、鍵とサービスのミネラルウォーターを受け取り、エレベーターで部屋に向かいます。

受付の方が言われた通り、廊下には絵画やショウウインドウに入った美術品が飾られていました。
部屋の扉には部屋番号とタイトルが表示されており、今回の部屋は「4-23‘ビートでジャンプ’」。2階～4階の部屋番号にはハイフンが入っており、ハイフンの左側は階数で、右側はその階ではなくホテル全体での通し番号を表しています。
解錠して扉を開けると、小さめの玄関。内扉がありその先が居室となっていましたが、思っていた部屋ではありませんでした。確かにはしごはありましたが、あるだけで上には登れません。‘ロフトのような部屋’と伝えたのがまずかったのでしょうか。最上階の道路側に位置しているため壁際の天井が斜めになっており、ロフト感が無いこともないですが、違う部屋である事は明らかです。内線で部屋の描写を伝え直して確認すると、その部屋は在室中との事。きちんと伝えたとしても利用は無理でしたので問題ありません。
今回の部屋のコンセプトを受付で聞いたのですが忘れてしまったので再度内線で確認すると、受付の方は暗唱するかの如く「西部開拓時代の幌馬車・大車輪を見る事が出来る」と即座に教えてくれました。
ベッド際の大きな車輪が気になっていましたが、この説明で解決。古ぼけたはしごやスコップ、複数のランプが部屋の雰囲気を演出しています。
水まわりは、洗面台・トイレ・浴槽が同じスペースにあるユニットバスタイプですが、狭さは感じませんでした。浴槽はブローバス機能付きです。
部屋のコンセプトの為に敢えて薄汚れた演出がされていますが、清掃はきれいに行われており、防音性も良好。プチホテルという事で部屋は狭いですが、独特な良い雰囲気の空間で快適に過ごす事が出来ました。

普通のラブホテルの場合、サービスタイム終了後は通常の休憩のみですが、こちらのホテルは準サービスタイムとも言える5時間休憩が同じ料金で設定されているのはありがたいです。
短時間希望の方は最安90分2500円で利用可能。尚、90分で利用出来るのは2階の8部屋のみで、それ以外は2時間2800円か3000円となります。休憩の場合は休日割り増しも無く、場所柄を考えるとありえないくらいの安さです。
鍵をフロントに預ければ外出自由でWi-Fiも完備ですので、観光やビジネス利用にも対応。知名度があまり無い事から、隠れ家的な側面も持っています。新宿駅の近くにある、28もの違ったコンセプトルームがあるホテル。かなりの魅力ではないでしょうか。

部屋が狭いため置き場所が無いのかも知れませんが、電子レンジと冷蔵庫がありませんでした。電子レンジはともかく、冷蔵庫は何とかして欲しいところです。
退出後に気付きましたが、今回の部屋のタイトル「ビートでジャンプ」と西部開拓時代のコンセプトとの関連性がよく分かりません。説明書きがあると良かったですね。