ボーイさんに案内された席、暗くて何が何だかサッパリわかりません。最初に脚がテーブルにぶつかり、反対側に避けたら隣の席との仕切りにぶつかります。手探りで椅子を確かめ、なんとか腰を降ろしますが、次はどこにぶつかるのか?怖くて身動きできません。
怯える私に頭の上からイラついた声。
「すみません。あたしが座れないので、少し左によけてください!」
声のトーンと匂いから、若い女性らしい、とは予測がつきますが、どんな娘なのか全く見えない。恐る恐る左に寄れば、右側に姫様が腰を降ろします。
暗くて何も見えない事。初めての店で勝手がわからない事を相談すれば、
「お客さんの左側に案内…
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