タイトル | 吉原ソープ嬢の結婚 ─ペリーが悪い─ |
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投稿者 | taca4 |
投稿日 | 2018年12月04日 |
『吉原ソープ嬢の結婚 ─ペリーが悪い─』 元吉原ソープ嬢の結婚式があったそうです。 司会者が、そのなれそめを披露宴で説明したそうです。以下、プライバシー保護のため、若干脚色を加え、かいつまんでお伝えします。よろしければ、ご一読のほどを…… (ただ、耳嚢と聞いてピン!と来る方は、スキップをおすすめいたします) 東京丸の内・セクキャバ商事にお勤めの、taca4 さんは上司の指示で、浅草のお取引様に売掛金1000万円を、現金で受け取りに行きました。思いのほか早く受け取ったため、 「そうだ ソープ 行こう」 と、ちょっと吉原へ寄って行くことにしました(浅草と吉原は近いですしね)。仕事の後の汗を流すのは、気持ちのいいものです。女性も、とても感じのいい人で、楽しい限りです♡ あー楽しかった!とtaca4 さんは、帰社して上司に報告です。 売掛金は無事回収し……、(皆さま、ご想像の通り) 「吉原に忘れてきました!!!!!」 taca4 さん、光より速く、吉原へ向かいます。いつもとは、全く質の違うドキドキです。 ………あった! ありました。嬢は待っていてくれました。 優しい嬢は、お金を置き忘れたことに気づき、taca4 さんの帰りを待っていてくれたのです。 人は信じられる。いい人だ!いい人だ!ありがとう!ありがとうございます!と言っても、上司を始め会社の人達は心配しています。きっと、お礼に来ると約束し、売掛金を無事会社に持って帰りました。 皆さん、叱りながらも、いい嬢で良かったなと、ニコニコです。 そこから、嬢とtaca4 さんの美しいお付き合いが始まり、本日、その上司の方を仲人に……… taca4さんや会社名は違うにしろ、ほぼ実話なのです。 じゃ脚色は何だ?!と申しますと、これ江戸時代のお話なのです。また吉原ではなく、街娼の夜鷹です(夜鷹と言うと、時代が違うとバレますので、ゴメンナサイ)。あとは、手代と店の主人です。 下役から勘定奉行・南町奉行と異例の出世を遂げ、名奉行と呼ばれた根岸鎮衛(ヤスモリ)が書いた耳嚢(ミミブクロ)という随筆集にこの話が記載されています。老中・松平定信の信任も厚かった根岸は、この話を美談としています。 そう、昔は、恥ずかしい仕事でも、隠さなくちゃいけない仕事でもなかったのです(ご存じの方、多いとは思いますが)。顔バレ・身バレなんて、なかったのです。 皆さん、堂々と結婚していたのです。 『こっちは吉原※の出だから(=世情をよく知っているから)舐めるんじゃないわよ!』 なんて、啖呵を切ってもいたそうです。 ※正確には深川…吉原より下のクラスらしいです。人情本「契情肝粒志」(ケイセイキモツブシ)より ただ、今では 「元セクキャバ嬢!舐めんじゃねぇよ!」 なんて、聞いたことありません。 じゃあ、どうして現状こうなったかと申しますと、黒船のペリーが悪いんです?! 圧倒的軍事力を背景に自分達のキリスト教観を押し付け、それが出来ない国は劣った国家・民族だと決めつける・不平等条約を押し付ける……劣ってませんよ~とみせるために、日本の諸先輩方頑張って、必死でその価値観に合わせたら、こうなったらしいです(そう言えば、鹿鳴館なんて、ありましたね!)。日本人全体に貞操観念やら何やら、頑張って植え付けたのです。まぁ、隷属するより、ましですものね(この辺り、諸氏お書きですが)。 ですので、これからプロフィール写真と比べ、 ★☆☆☆☆…全然別人じゃん! ★★☆☆☆…写真とかなり違うのでは?? と落胆?お怒り?の際は、 「ペリーの野郎!」「ペリーのせいだ!」 とお思いください。 スミマセン。ぐだぐたで。 ぐだぐたついでに、念のため申しますと、世間でこの話は、なかなか通じません。文筆家・白洲正子も言いましたが、本当のことを言い過ぎると世間は許してくれません。わたくしも風俗でしか話したことはありませんでした。ご注意願います。 ……で、そういうお前の嫁さん・彼女、どうなのよ?ソープ嬢なの? さすがに鋭いご質問です。 きれいで可愛くて賢くて家庭的でテクニシャンの千葉・栄町のソープ嬢、大好きでした。よく通ったものです。 初回優しくて、とてもいい時間にしてくれたので、2回目は、ゆったりその感謝を伝えながら、お茶しよう!と、新宿・伊勢丹の特製プリン持って行き、いつものルーチンワーク(よろしければ前稿ご参照を)… ①今日は前回の感謝でお茶・プリンと宣言 ②硬くなったものを服の上から確かめてもらい ③女としての魅力を十分感じていると分かってもらう(魅力がないから、プリンと誤解されないように) …を、してから仲良くとっても美味しく食べました。 そしたら『このまま帰っちゃうの?♡』 「だから、今日は前回のお礼に来たんだよ……」 見つめられながら、手をふれられて…… 次回私の予約にあわせて、お返しに嬢の好きなお菓子、お土産に用意してくれていました♡ お嫁さんにできたら………たくさんの男を抱き、抱かれて、これからは私にずっと抱かれたいって言われたら、男の本懐ですね。 お読み下さり、ありがとうございます。 きっと、昔の話をご存じの方、少なくないと思われますが、風俗(嬢)が、恥ずかしいこと・隠さなくちゃいけないこと……という現状にいささか憤懣があり、風俗(嬢)を大切に考える諸兄諸氏になら構わないであろうと、書いてしまいました。 機会がございましたら、皆さま、また色々お教え下さると、たいへん嬉しいです。 ※一つどうでもいい補足ですが、上記ルーチンワーク「硬くなったものを服の上から確かめてもらう」は、元ネタがございます。 放送作家・タレントのテリー伊藤氏が、若い頃フラれた際、その女性に服の上からふれさせ『帰ったら、お前でオナニーしてやる!』と、捨て台詞をはいたそうです(本人談)。 若いわたくしは、「なんて格好いいんだ!」と感銘を受けました。性の受け止め方・表現の率直さ・グッドルーザーとしての潔さ。男はこうあるべきだと思いました。まだ、フラれた際、使ったことはありませんが、よく応用しております。 「テリーは良いけど、ペリーは悪い!」 失礼いたしました(ぺこり) | |
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