タイトル | 抑えれぬ好奇心 |
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投稿者 | ポテッとソレソレ |
投稿日 | 2020年06月07日 |
『抑えれぬ好奇心』 13回目のコラムです。 よろしくお願いします。 過去のコラムでもフレーズで書いてますように、当方とにかくエロに対する好奇心は不安感よりも先に立ちます。 最初に断りますが、これは映画でいうR指定ならぬ心のグロテスクを想像させるやもしれませんので風俗版R指定表記を先に示し、お断りさせていただきます(笑) ミナミのとある飲み屋横丁を歩いてた十代の頃の話です。 姉が明け方に友達と夜遊びして家に帰って来た際に姉の部屋で寝れない、或いは窮屈にしてる姉の美人友達に『俺起きて(ベッド)使わんから、寝てもええで』と床間を譲ったのをきっかけに互いに恋愛感情が芽生えてしまい、そのまま姉の友達に手を出し、付き合ってた私は、その彼女のお父さんが経営し彼女もバイトする焼き鳥屋に親友と外食に行きました。 一通り食べて飲んで楽しみ←酒を飲んだとは書いてませんよぉ~←めんどくさい奴 一旦 親友を駅に見送りに行き、店に私だけ戻り、本来なら彼女とミナミの街に出て夜のラブラブデートをしたいところでしたが、店が忙しく看板娘の彼女が抜けられないので、店が一段落着くまで私は周辺で時間を潰す事にしました。 その焼き鳥屋から10分ぐらいの距離に[のぞき 2000円]と、黒地に赤字で書かれてる立て掛け看板を見つけました。 [怪しい]と戸惑いつつも私は好奇心を捨てきれず突入してしまいます(>_<) プレハブ戸のような安い作りのドアを開け入店すると昔のテレクラの受付窓のようなカウンターから酒焼けした声のおばさん…いやお婆ちゃんが、 『えらっじゃい(いらっしゃい)』 ※注1 実際の声は大変聞き取りづらいものでしたが翻訳した文章で以下お送りします。 『コレ、子供がこんなとこ来たら(カチャ)あかんやんか』と注意されます。 しかし『見たらすぐ(カチャ)帰るんやで、ほな2,000円な』としっかり受け入れる店でありました(笑) 料金を支払いますと、『そこのカーテン(カチャ)捲って、手前の席(カチャ)座っといて』とお婆ちゃんに言われます。 ※注2 文間の(カチャ)表示は酒焼け声お婆ちゃんの入れ歯の接触音です。 これも以下割愛してお送りします。 捲ると、小さいライブハウスのようなスペースにピンサロでよく見るソファーがあり、視力良い私でも判別できないほど真っ暗の環境でした。 若い私がお婆ちゃんに手を取られ着席します。 私が[どこの穴から覗くんや?]とキョロついてると、お婆ちゃんが『ほんなら女の子呼んで来るからね』と飲み物とおしぼりを置いて奥の物陰に消えます。 5分程してこちらに暗闇から歩いてきた女性が私のソファーで横に腰掛け『はじめましてぇ、よろしくぅ』と甲高い裏声みたいな喋り方をします。 私の腿に膝小僧でツンツンと小突き、手で私の内腿を擦りながら『どこから来たんですの?』『学生ですの?』等々、暗室での取り調べが展開されます。 暫しして、『見るだけですのでのぉ』と念押しされ、横の女性が私の斜め前に向かい立ち、懐中電灯をカチッと付けだし自らの股間に当てネグリジェっぽい衣類を捲り白陰毛混じりの性器を私に晒し『見ましたのぉ?ええですのぉ?あとちょっとで終わりですのぉ』とまさかの酒焼け声お婆ちゃんが1人2役演じてました(>_<) もはや絶句で言葉も出ず、唖然としてると『2,000円足したら(ナニを指差し)触って上げれるですのぉ?どないですのぉ?』と催促してきますが、唖然と絶句で声を絞り出せません。 暫し間ができ、『しゃーないなぁ、兄ちゃん駆け引き上手やな、1,000円でええよ、特別やでぇ』と、この辺には声色を変える努力すらしなくなりました(>_<) おまけに入れ歯の接触音隠せてなかったしぃ… 『う…ん…、ちょっと時間がもうないし今日はええですわ』と断り店を後にしました。 [やっぱり大阪は…ミナミはすごいわ!]と私の心は妙な感情が去来します。 この後、焼き鳥屋に戻りカウンターでお父さんと男同士意気投合し深夜まで語らいました。 お父さんも小学生時代からの友達の弟である私が彼氏だと、どこの馬の骨かもわからない野郎でない点で安心だったのか、最初に店に親友と入って彼女とアイコンタクト後にお父さんに挨拶した時とはまったく違う表情に変わってました。 『運動会のかけっこで負けた後にお姉ちゃんに抱っこされて泣いてた男の子が大きなったなぁ』と弄られますが、『覚えてないっすよ』と和やかな会話をして宴が幕退きに差し掛かった頃、手洗いに彼女が席を立った時を見越してお父さんが表情を引き締め『避妊とか、その辺は頼むな、ワシも一番上のコは計画せんで作ったし、もうちょっと自分のやりたいことあったけど、できんかったしお互い不幸なるんは嫌やんか、なっ』と父親らしくも男らしい腹を割った話を言付けられ、『大丈夫です、指一本触れさせてもらえてませんから(笑)』と即答しつつ、『娘さんの事を大事に思ってますので、悲しませるような真似はしませんので信用してください』と伝え、涙脆いお父さんは少しホロッとされ『ありがとうな、よろしくな』と契りを交わしました。 更に腹を割りたくなってしまい、私は前段の〔のぞき屋の婆さん〕話をしてしまいます(>_<) 関西方面の方は「なんでやねん」、関東方面の方は「なんでだよぉ」と総ツッコミ受けそうですが、私の悪い癖で相手が腹割って接してくると追随したくなるんです(>_<) 仕事関係でも相手によっては気分害される事や飲み屋でケンカなった事も一度や二度でないですけど、腹を割る事で見えてくる人間性ってあると私は思ってて、いわゆるうわべの付き合いでない本音の分かち合いを得たいなら一番の近道だと今でも思ってます。 男同士腹を割りすぎて、腹でなくケツを割る関係にまで求められた例も稀にありましたが(>_<) ただ、この時は『おもろいやっちゃなぁ』とより打ち解ける要素になりました。 『笑い事ちゃいますよ、どうやって断ろうか、めちゃ神経使いましたよ』とゲラついてると、彼女には『アホちゃう、なに期待してそんなわけわからんところ行っとん』『ミナミってボッタクリもあるし怖いねんで』とお灸を据えられます。 その夜から暫くは会う度にたしなめられ、肩を組んだり手を繋ぐ事すら拒絶されました(^_^;) 帰り際『じゃあ、お支払お願いします』と申し出るとお父さんが『ええ、ワシの奢りや、構わんから』と言う隣で彼女が新喜劇のように『ありがとうございますぅ、2百万円になりますぅ、半分は のぞきのお婆ちゃんの取り分ですぅ』とさすがのボケ脅しをする彼女に益々惚れたのは言うまでもありません(笑) 以上、『抑えれぬ好奇心』でした。 怪文章にご気分を害された点がございましたら申し訳ありません。 ありがとうございましたm(__)m | |
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