芥川賞作家だって。 - 名無しさん(ID:67250)の風俗コラム |口コミ風俗情報局

No Photo
名無しさん
    風俗コラム『芥川賞作家だって。』
    タイトル芥川賞作家だって。
    投稿者名無しさん(ID:67250)
    投稿日2019年01月08日
    『芥川賞作家だって。』
    「芥川賞受賞の瞬間は何をしていましたか?」という記者の質問に対し、「風俗に行こうとしていました」と答えた作家がいる。なんと馬鹿正直で、なんと怖いもの知らずなのだろうと、そのとき、当人とは縁もゆかりもない私は自宅で一人テレビを観ながらヒヤヒヤしていた。
    40も半ばに差し掛かろうという年齢の、その「新人作家」は、一夜にして”風俗通いの芥川賞作家”の名前を獲得した。いまからほんの数年前の出来事である。

    当時、私は周囲の人間に(どれほど親しい友人であろうと)風俗通いを告白できずにいた。それどころか、下ネタのひとつもロクに言えずにいた側の人間だった。家に帰れば風俗サイトかエロサイトを巡り、一日に二度も三度もセンズリをこく日々を過ごし、ただ風俗に行くことだけを考えながらやり過ごしていたにも拘わらず、である。

    某作家は、風俗通いだけにとどまらず、エロ本収集家であることをもカミングアウトしている。彼の自宅の押し入れには何百というエロ本コレクションがギッシリ。それを見ながら夜な夜なセンズリをこいているのだとかいないとか……。私は、この事実にも驚愕した。殆ど私と変わらないではないか、と愚かにも思ってしまったのだ。

    この芥川賞作家のお陰で、どれほど私が救われたか分からない。風俗を愛しながらも、風俗に通う自分を恥じていた自分に、どれほど勇気をあたえてくれたことやら。まぁこちとら小説なんて一文字も書けないわけではあるのだが。と、ここまでダラダラと駄文を重ねてある事実に私ははたと気が付いた。そう、この「口コミ風俗情報局」も、まったく同じ勇気をあたえてくれるのである。実に不思議で、実に謎めている。が、しばしば風俗のコラムで目にする「同志」という言葉が示す通り、私の仲間(勝手にそう思っています)たちが、日々、この場所に風俗への想いの丈を綴っているのだ!

    結局のところ、私は「同志」が欲しかったのかもしれない。同じ風俗に通う仲間の声が聴きたかったのかもしれない。今はそう信じているし、これからもその気持ちは多分、変わることがないことと思う。
    [!]このページについて報告