時間は止まってくれない。 - INA69の風俗コラム ｜口コミ風俗情報局

年末に投稿した千葉のお店の話から書かせていただきます。

実は彼女から聞かされた内容というのはお店を辞めるとか
移動するとかと言った内容ではなく、お店自体が長期休暇に
入るといったものでした。

情報としては伝えるべきだったのかも知れませんが、
お店から公式な発表があったわけでもなかったこともあり
あのようなボカして書いた内容になってしまいました。

ソープランドですから、個室の中での行為ということも
勿論ですが、あのこだわり抜いた内装も含めて機会が
あったら、一度は見て欲しかったという思いを込めて
体験談としてリリースさせてもらったという次第です。

長期休暇に至る原因としては排水などの工事をするということで
一度、お店を閉めて業者さんに見てもらったらしいのですが、
結局、床底などを全て剥がして見てみないと分からないという
ことだったらしいのです。


こちらのお店、グループ店などではなく、独立した店舗で50年近く。
当然、建物に傷みは生じます。
風俗店ですから、給排水はある種の生命線です。
そしてそれは最も痛みやすいところでもあります。

確か建物としては4階建て、あの凝った石や天井などの装飾を
一旦外し、床まで剥がしてと思えば、大工事です。
当然、お金も時間も膨大に掛かります。
結果、グループ店への移籍も出来ない女の子たちや従業員さん
たちは自らまた再就職先を探さなくてはいけません。

私が行っている横浜のお店はたまたま隣の建物に
大きめの系列店があったこともあり移籍することが出来たのですが、
今回はそんな簡単ではないとのこと。


高度経済成長期に建てられた建物や橋、高速道路などが
老朽化してきて色々なところで改修工事が行われている日本。


企業というところに目を向ければ、小さな商店街で
営業を続けてきたようなお店は跡継ぎ問題や先の
建物の老朽化によって畳んでしまったお店は皆さんの
ご近所にも多いのではないでしょうか。

風俗店も店舗型では同じ現象が起こっていると思います。
但し、需要はあれど、当然、税金などの補助も期待出来ないですし、
各市町村によってそれぞれの条例が違うでしょうけど、
建物を取り壊して新たなお店を建てるということが法令上、
現実的には難しい。

横浜の店舗でもたまにそんな話しになります。

「もう、修理しながらやっていくしかないんです。」と。

今回の千葉のお店、私からしても修理代を出すことを考えれば、
大きなグループが買ってくれるならそれもありだし、
その話しがなければ廃業かなとも考えてしまいます。

ちなみに東京の有名ソープの場合だと土地・建物・営業権などを
譲渡する場合は2億円と出ていました。

正直、我々がどうにか出来る問題ではないですし、デリバリー系の
風俗が増えていってしまうのは全国的にこういった問題が起きて
しまっているところに原因があるのでしょう。


寂しい気持ちはありますが、建築物、作品として最後の最後に
見れたことを喜ぶしかないと思うと同時に、いつか行けばと
思っていたお店が急になくなっているということも今後は
増えてくるのかも知れません。

もちろん、風俗では大部分は女の子との時間によるものが
大きいことは確かなのですが、時間というのは非情です。

いつまであるか本当に分からない店舗型風俗店。
気になっていたお店はなるべく早く行きましょう。