第6回風活統計〜ｲﾝﾊﾞｳﾝﾄﾞの影響について調べてみました｡

●タイトル
「第6回風活統計〜インバウンドの影響について調べてみました。」

ぽんずでございます。　いつも体験談やコラムに暖かい応援コメントを頂き、ありがとうございます。

さて、前回の第5回では、警察庁発表の風俗店届出件数から箱の減少率やデリヘルの増加率を分析し、風俗業界の将来を予想してみましたが、頑張った甲斐あって多くの局員様から応援コメントを頂きました。　そんな中、テクニシャンであり海外通でもあるpink fish様からとても鋭いご指摘を頂きました。

「将来、日本の風俗は外国人に占拠されるかもしれませんね…」

ええ、実は本当に起こり得る…というか、残念ながらかなり高い確率で起こるシナリオだと考えていたりします。　このネタは、あと1年くらいデータを集めてからコラムを書こうと思っていたのですが、そんなご指摘もあったので、時期を早めてリリースします。　分析が中途半端なところもありますが、皆様のご参考になれば幸いです^_^

皆様もご存知と思いますが、2年くらいに前に都市天国の外国人向けサイトが立ち上がりました。最初は「都市天国旅行者」でしたが、いつの間にか「夜遊び天国」に変わりましたね。　開設当初は登録店舗も少なく、昨春では、兵庫県内でヒットしたのは11店舗でした。　最初は、自分が遊びに行くお店やキャストが外国人OKなのかどうかを調べる目的でこのサイトを見ていましたが、登録店舗数があっという間に増えた印象です。

【37都道府県で合計1,005店舗が外国人OK（2024年12月時点）】
昨年末時点ですが、外国人OKのお店は37都道府県にあり、店舗数は1,005店舗に登るようです。　日本人向けサイト掲載店の11%に相当します。　西日本に偏った傾向にあるのは、韓国、中国、台湾といった近隣国のゲストが多く、アクセスし易い大阪や福岡で数が多いのだと思います。掲載手続きもそれほど難しくないようなので、今後も全国的に増えていくと思われます。ちょっと目を離した隙にかなり増えた印象でしたから、これからはこまめにチェックしていこうと思います。

表1 都道府県別　外国人向けサイトに掲載されている店舗数（2024年12月、上位5都道府県）
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1位　大阪　　146件
2位　福岡　　123件
3位　愛知　　71件
4位　東京　　67件
5位　北海道　62件
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【価格は相場の2倍、サービスはたぶん同じ】
全ての店舗ページをじっくりと見た訳ではありませんが、日本語ページよりシンプルな作りで料金体系もシンプル、通常料金の2倍くらいに設定するお店が多いようです。　業界内でルールがあるのかもしれませんね。　デリヘルで60分30,000円、大衆ソープで60分40,000円ですから、ぼったくりとは言わないまでもなかなかエグい設定です。　ただ、急速に円安が進んだ昨今において、外国人旅行者にとって手が出ない金額ではないのかもしれません。　各国通貨のレートを5年前と比べると、ドル/円は1.5倍、ユーロ/円は1.3倍、元/円は1.4倍ですから…

サービス内容は実態がよくわからないのですが、各店舗の利用規約を見る限り、通常と変わらないようです。　海外の風俗では得られない日本のラブリーなサービスは、外国人にとって我々よりも特別な体験になるはずなので、たぶんこれでもお値段以上に感じるのだと思います。

気になるのは、この価格設定がどこに転嫁されるのか？　基本的には、お店の売り上げと女の子ギャラに分配されるのでしょうか…お店としては高い単価で儲かりますし、女の子も手取りは倍増なのですが…やはり、これまで受け入れてこなかった外国人を受け入れるには、あまりに短絡的な気がして複雑な思いです。　将来的に外国人ゲストが増えたときには、価格差の是正…というか、日本人向け価格が釣り上げられるような気がしてなりません…

【口コミ行動から外国人の利用者数を推定してみました】
外国人向けサイトでは日本人向けサイトと同じように口コミを投稿する機能があり、10件/日くらいのペースで増え続けているようです。　日本人向けサイトと比較するため、過去180日分の口コミ数を調べたところ、1,320件が確認されました。　様々な言語で書かれていますから、内容はわかりませんが、満足度は高そうな雰囲気です^_^　ちなみに、日本人向けサイトの口コミは872,316件ありました。　余談ですが…日本人の1,666万人が風俗に行ったことがあり、その頻度は平均1回/月だと第一回コラムでお話しました。　これを6ヶ月に換算すると9,996人が遊んだことになりますから、遊んで口コミを投稿するゲストは1%くらいのようです。　言い換えれば、口コミ投稿数に対して100倍の人が遊んでいる…外国人の口コミ行動が日本人と同じだと仮定すれば、半年で13万人、１年間に26万人もの外国人が風俗で遊んでいるのかもしれません。　昨今では訪日外国人が3,000万人を超えたと言われていますが、その約1%が風俗を利用しているのかもしれません。

もう一つ忘れてはいけないのが、現時点で外国人向けサイトに登録されている店舗数は全体の15%程度ですが、これが増え続けていること…　業界全体で見れば外国人は0.15%ですが、外国人を受け入れる店舗に限れば1%を占める訳です。　これは見過ごせない数字ですね。　単価2倍の外国人が1%増えれば売り上げは2%増えます。　また、日本人の利用が減少する冬の閑散期には中国の春節もありますから、お店が外国人を受け入れたくなる気持ちはとても良くわかります。

表2 外国人向けサイトと日本人向けサイトの口コミ数比較（過去180日）
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　　　　　外国　　　日本　　割合
店舗数　　1,005　　6,709　15%
口コミ　　1,320　872,316　0.15%
口コミ/店　1.3　　　130　　1.0%
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【将来、風俗は外国人に占拠されるのか？】
日本の人口が減少し続ける一方で、風俗市場は年1%で成長しているようですから、日本人ゲストは減るし年頃のキャストも減る訳です。　そうなると、値上げとゲストの確保という相反する課題の解決策はインバウンドになるのかも知れません…

具体的に計算してみました（表3）。　まず、風俗店の売上が年1%で増加することを前提としましょう。　ゲストは日本の20〜70代男性を想定し、2025年を100%としてこの年齢層の人口推移を示しました。　2040年までに10%減少し、2050年までに20%減少する予想ですが、昨今は若者の風俗離れも進んでいるようですから、減少幅は私の予想より大きくなるのかもしれません。　キャストはボリュームゾーンである20代前半の人口推移です。　単価は大衆ソープを想定して60分の相場を予想しました。　2030年頃までは大きな変化がないものの、2040年までには大衆ソープ60分が3万円、2050年までには4万円という時代がやって来るのかもしれません。

表3 大衆ソープ（20〜24歳キャスト、60分）の単価に関する将来予測
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　　　　売上　ゲスト　キャスト　単価
　　　（兆円）（%）　（%）　（千円）
2025　4.6　　100　　100　　　20
2030　4.7　　96　　　97　　　22
2040　5.0　　90　　　84　　　29
2050　5.3　　82　　　72　　　39
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これ現実とかけ離れた想定なのかもしれませんが…もう少しお付き合いください^_^　日本人ゲストが減少することは業界もわかっていますから、外国人を積極的に受け入れてゲストの穴を埋めるのでしょう。　そうすると、2040年には10%、2050年には20%が外国人という状況になるのかもしれませんから、外国人にだけ相場の2倍のプレイ料金を求める時代ではなくなる筈です。　価格上昇によりゲストに占める日本人の割合は想定よりも少なくなる…そう考えるのが自然なのかもしれません。

キャストに目を移せば、より深刻なのかもしれません。　キャストの半数を占める20〜24歳の人口は、2040年までに20%、2050年までに30%も減少するようですから、業界が今の店舗数を維持するなら、キャストの高齢化は避けられないでしょう。　還暦過ぎたキャストもいるのかもしれませんね(^^;;　美容整形技術も日々発展していますから、還暦過ぎた美魔女に会えるのかもしれません^_^

そういう訳で、2050年には20代前半の女の子の価値が30%上昇し、大衆ソープ60分4万円でも喜んで遊ぶ外国人達が20%以上流入して来ると考えると、相場の2倍とは言わないまでも、今の大衆ソープが高級ソープ並みの単価に跳ね上がる可能性は高そうです。　外国人の集客が経営に影響しますから、競争に負ければ格安の熟女店等に鞍替えするお店が増えてくるのかもしれませんね。　私も含めた日本人ゲストも高齢化しますから…大衆ソープは高齢者達の憩いの場になっていくのかなぁ…なんて考えてしまいます。

【まとめ】
・現在、全国の1/7くらいの店舗が外国人ゲストを受け入れていて、受け入れ店舗は西日本に多い。訪日外国人の約1%が風俗を利用しているかもしれない。
・外国人ゲストのプレイ料金は相場の2倍、将来的には日本人ゲストのプレイ料金もそれに近づくかもしれない。若い女の子のお店はその可能性が高い。
・ゲストに占める外国人の割合は2040年に10%以上、2050年に20%以上になるかもしれない。日本の人口動態によれば、2030年くらいから影響が出て来るかもしれない。

あくまで、私個人の予想ですが、風活環境としては今が一番良いのかなぁ… って思いましたが、皆様はどう思われますでしょうか^_^

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